第208回 LIVE IN SACRAMENTO

  さて、ホテルの朝食で会ったアンディにも激励されたことですし、アッシュのページの更新もぼちぼち再開していきましょう。(笑)今回は、来日公演の物販で買ってきたニュー・アルバムです。クレジットによると、録音されたのは2018年4月27日ですから、ほぼ1年前、マークが加入して1年弱の頃のライヴになりますね。では、順を追って聴いていきましょう。

1.Bona Fide
いきなりのベン時代の曲ですか。まあ、ブギー調でほとんどが定型のハーモニー・ツインですから、正確な指使いのマーク向きのナンバーだったかもしれません。このアルバムの定位は、右がアンディ、左がマークですね。マークの音色はやや固いのですが、そつなくこなしていますね。

2.Eyes Wide Open
続いてマディー時代の代表曲の一つです。マークはエフェクターを細かく変えて音を作っています。ハーモニー・ツインは文句なしですね。ソロではマークのワウワウが印象的です。それに続くアンディーの流暢なソロは見事ですね。

3.Way Down South
一番新しいアルバムから、ポップな代表曲が選ばれました。マークのアルペジオは少し固いかな?マークのヴァイオリン奏法からアンディーのソロに続きます。スタジオ盤同様、伸びやかなソロですね。

4.The King Will Come
ここからは往年の名曲が続きますね。来日公演とは違い、ベンのオブリガートは入りません。(笑)でも、ミドル8のオブリガートは来日公演と一緒です。ソロもそつなくこなしていますね。やっぱりヴォーカルは弱いかな。

5.Warrior
イントロのマークのギターには切れがありますね。反面、マークのソロの音は固すぎるような気がします。でも、マークのヴァイオリン奏法はいい感じですね。

6.Throw Down The Sword
前曲からつながってイントロが始まります。来日公演でも見られた途中からオクターブ上げるパターンですね。間奏は日本公演のように長めのソロが入ります。2番のヴォーカル・ハーモニーは、長年聴いていると若干の違和感があります。でも、ラストのアンディーの美しいソロが来ると、それだけで満足してしまいますよね、やっぱり。(笑)

7.Leaf & Stream
アンディーのピエゾとマークのアコギで静かに聴かせてくれますね。ジョーのドラムのリム・ショットが大きく響きます。

8.Wings Of Desire
アンディはこの曲が好きなんでしょうね。(^^) ピエゾとアコギで軽快に聴かせてくれます。この曲くらいだとヴォーカルの弱さはあまり感じませんね。

9.Standing In The Rain
ハーモニー・ツインもそつなくこなして、名曲を料理してくれますね。ハーモニーのリフの部分では、日本公演でマークが身体をスイングさせながら弾いていたのを思い出してしまいました。マークのソロも、ハイテクニックはないものの、そつなく聴かせてくれます。

10.Phoenix
さて、20分近く聴かせてくれる大作ですね。アンディーよりもマークのほうが多くフィーチャーされています。日本公演で見られたマークの延々と続くフィードバックはここでも健在ですが(笑)、はっきり言って日本公演のほうがパワーアップして長くなっていました。(爆)

11.Faith Hope and Love
ラストは、ベン時代の名曲中の名曲です。マディーになってからもしばしば演奏されていました。この曲をどのようにこなしてくれるのか興味津々で聴き始めました。ハーモニー・ツインは文句なしですね。アンディーのソロもさすが(円熟)の一言です。マークのソロは......頑張っていますけど、ベンと比べたらちと可哀想ですね。曲想はしっかりととらえてそつのないソロにはなっています。ラストでメンバー紹介を兼ねてソロをフィーチャーしてるのが面白いですね。ボブがディスコっぽく弾いたりしています。(笑)

全体的にはきっちりとした演奏だと思います。(いくつかミストーンがあっても、編集やオーバーダブをしないでそのままにしていますけどね。)マークは正確に着実なプレイを聴かせてくれます。彼のアドリブ・パートには面白みが少ないのだけど、着実ですね。日本公演の時にも思ったのですが、もしかしたら、本当の意味でのアドリブはあまり弾いてないのかもしれません。(本人に訊かないとわかんないけどさ。(笑))それと、やはりヴォーカルの弱さは目立ちます。ここは是非ともマークに歌えるようになってもらいたいものですね。

もうひとつ思うのは、マークのスタイルは、すでにこの頃からあまり変わっていないということです。これから慣れてきたら、アドリブにバリエーションが増えるのかもしれませんが、最初からアンディーの相棒を担うだけのテクニックは持っていたんでしょうね。

それにしても、ジョーのドラムは上手いなぁ。本当に惚れ惚れしますよ。(^^)

ということで、日本公演でやった曲も多く入っていますし、日本公演に来た人は復習しながら、そうでない人は想像しながら楽しめる1枚だと思います。アッシュのオフィシャルサイトでも販売していますので、見てみてください。そう言えば、来日公演の二日目はライヴレコーディングしていたみたいだし、選りすぐってCDにしてくれないかなぁ。(笑)

では、また次回に。