第207回 アッシュの来日公演

  さて、またまた長期休載を経ての更新となります。今回は、昨日終わったばかりのアッシュの来日公演のことです。

今回は、アンディ、ボブ、ジョーに加え、初来日の新ギタリスト、マーク・アブラハムという面子です。僕はマークのプレイは聴いたことがなかったので、期待と不安の両方を持って川崎クラブチッタに行きました。

会場に着くと、物販の先行販売をやっていました。今回は、Tシャツとパンフレット(!)の両方を買った人にサイン会の抽選券が当たるということで、商売上手というか......ファンは買うよね、そりゃ。(笑) 僕も当然、買いました。(^^)
それにアッシュが持ってきたCDが2種類あって、ひとつはオフィシャルサイトでも紹介されていた77年のグラスゴーでのライヴ、もうひとつは「ROADWORKS」シリーズの最新作で2018年4月のカリフォルニアでのライヴで、マークが加入後1年くらい経った頃の音源となります。これもファンなら買っちゃうよね。(笑) 僕も当然、買いました。
さらに、ディスクユニオンさんのブースでは、月末にリリース予定の「ツイン・バレルズ・バーニング」と「ロウ・トゥ・ザ・ボーン」のブルースペック紙ジャケCDの先行販売をやっていて、両方買うと「ノー・モア・ロンリー・ナイト」のCDSがついてくるということで、悩ましい戦術です。(笑) 僕は、悩んだ末に買いました。(笑)

そうこうするうちに、1日目の始まりです。今回も2部構成で、第一部はアーガスの再現、第二部が名曲集ということになります。会場が暗くなり、メンバーが出てきて、TIME WAS が始まります。アンディーのライングVのピエゾの音が響き渡ります。それにマークも絡んできて、歌が始まります。マーク(とジョー)は歌わないので、ヴォーカルはアンディとボブの二人です。さすがに2声だと深みが少ないので、ここはぜひともマークに歌えるようになってほしいと思いました。

興味深かったマークのプレイですが、ハーモニーツインは文句なし、その他のソロも正確に弾いていくという感じで、着実なプレイが持ち味のように思いました。THE KING WILL COMEでは、ベンのオブリガードを入れてみたり、THROW DOWN THE SWORD ではオクターブ上を入れてみたり、かつてのギタリスト達へのリスペクトが感じられるプレイだったと思います。

そして第2部です。SEのPRELUDEを途中から生演奏に変えて、そして本格的なスタートです。メモを取っていないので、落ちがあるかもしれませんが、REAL GUITARS HAVE WINGSから始まって、他にやった曲を順不同で書くと、COME IN FROM THE RAIN, FRONT PAGE NEWS, LADY JAY, WINGS OF DESIRE, BALLAD OF THE BEACON, FUBB, ROCK'N'ROLL WIDOW, STANDING IN THE RAIN, PHOENIX, PERSEPHONE, JAILBAITといったところでしょうか。ROCK'N'ROLL WIDOWでは、マークはスライドではなくて普通にギターを弾いていましたが、途中でマディーがスライドで弾いていたフレーズのコピーが出てきたりして面白かったです。そんなわけで、熱狂の中で一日目が終わりました。

夜は仲間達と会って語り合って打ち上げをしました。楽しかったな。(^^)

二日目です。この日は、僕にとっては、朝に最大の事件がありました。ホテルで朝食に行くと、そこにいたのは........なんと、アンディです。同じホテルだったのね。しっかり挨拶しましたよ。もちろん、一緒におられた奥様にもね。(^^)

そして二日目のコンサートが始まりました。驚いたのは、音が全然良くなっていたことです。バランスも、音質も、迫力も、一日目よりかなり良くなっていました。(^^) 二日目に来れなかった人は残念でしたね。それほどサウンドが向上していたのです。

第一部はアーガスですから、初日と同じですが、サウンドの良さもあって、すごい迫力でした。(^^) マークも初日以上にいいプレイを聴かせてくれましたよ。

そして第二部です。入り方は前日と同じで、1曲目がRUN AWAYでした。申し訳ないのですが、素晴らしいサウンドと演奏に興奮してしまって、初日以上に曲目を覚えていません。(^^; ごめんなさい。初日とダブっていたのは、FUBB, ROCK'N'ROLL WIDOW, PHOENIX, JAIL BAITの4曲でした。その他の曲で覚えているのは、LADY WHISKY, LIFELINE, WAY DOWN SOUTH, ERRORS OF MY WAY, WHY DON'T WE, BLIND EYESといったところで、あと数曲あったはずなのですが、思い出せません。重ね重ねごめんなさい。(^^;

そんなわけで、初日以上の興奮の中で二日目も終わったのです。(^^)

夜は、また仲間達と打ち上げ。楽しかったな。(^^)

翌日は家に帰る日だったのですが、ホテルの朝食時には誰とも会えませんでした。(笑)

ということで、今回も大満足のアッシュのライヴだったと思います。今のメンバーのアッシュのサウンドを聴いた印象では、やはりヴォーカルがもうひとりほしいなというところですね。マークのギターは、たとえばベンほどの煌びやかなテクニックはありませんが、指使いも正確であり着実なプレイが持ち味のようです。慣れてきたら、面白くなりそうな気がしますし、アンディの相棒としては十分に合格点と言えると思います。


では、また次回に。