第202回 LIVE IN TOKYO

 さて、ちょっと事情があって、HPのほうもずいぶん長く放置していたものです。本当にすみません。

その間にも、アッシュの関係でもいろんなことがありました。ドイツのライヴ盤のリリース、アンディーとマーティンの訴訟の展開、マーティンのアッシュのドラマー交代、比較的地味に行われた感じの今年のASHCON...そして、この冬の最大のサプライズは、「ライヴ・イン・トーキョー」の紙ジャケSHMCDリリースでした。

< LIVE IN TOKYO / WISHBONE ASH / JPN / universal / UICY-76007 >

「ライヴ・イン・トーキョー」と言えば、契約の関係でCD化は絶望視されていたものです。それがどういう経緯かわかりませんがヨーロッパでCD化されたのが2010年でした。その時は、ヨーロッパ盤ということもあり、オフィシャルなのか怪しい説もありましたけど、今回はこの日本で、ユニバーサルジャパンからの正式リリースとなったわけです。

どうやって契約関係をクリアしたのかはわかりませんし、ライナーノーツにもそのへんの事情は書いてありませんでしたけど、正式CD化にあたっては、音源追加の噂まであったそうです。でも、残念ながら噂は噂のままで、当時のリリース形式通りのCD化となりました。とは言え、紙ジャケですし、帯も当時の雰囲気を再現して作られていますし、アッシュのSHMCDシリーズの中に入れても違和感なくとけ込む造りです。そこはメーカーの丁寧な仕事に感謝したいと思います。

先ほど書きましたようにオリジナルを再現したリリースですので、音源的には新たに述べることはありません。あの当時のことを思い出しながら、流れてくる音に耳を傾けるだけです。

ということで、今回は慣らし運転ということで短くてもご容赦ください。

では、また次回に。