第198回 MTWA来日公演!!

 さて、マーティンのアッシュが来てしまいました。知人にチケットを買って貰って(せこく(笑))良番をゲットした僕は、ライヴ初日に東京へと向かいました。東京に着いて最初に思ったことは、「東京は暑いじゃんか!」ということでした。地元では、未だに上着を着て職場に通っている(冷房でちょうど良くなる)僕ですが、シャツ1枚で十二分でした。(笑)

ホテルは帰りを考えて品川にとっていたので、チェックインして一休みしたら、吉祥寺に向かいました。吉祥寺に着いたのが4時半。まだ1時間半あったので、古着屋とかショッピングモールをまわってました。残念だったのが、大昔の記憶でまわったレコード屋がことごとく店を畳んでいたことでしょうか。あと、吉祥寺パルコのポールスミスでバーゲンやってた事実に少し驚きました。

会場に着いたのが開場20分前。仲間達の多くはすでに到着済みでした。整理番号順に並び直して、少し遅れての開場。ドリンク代払って会場に入ると、なんと、完全オールスタンディング!!最前列の左側に鞄置いて場所とったけど、開演まで1時間あります。はじまるまでは「椅子くらい出して」なんて文句言ってましたが、15分遅れでギグが始まると、もうそんなことは忘れてしまうのがファンの性です。(笑)

オールスタンディングのかぶりつきだったので、セットリストはメモしてないのでごめんなさい。いくつかのサイトで見れるのでそっちで見てみてね(責任転嫁(爆))。僕の位置はレイの真ん前でしたが、1曲目の「ドクター」でびっくり。かぶりつきだと、アンプの音とモニターの音しか聞こえなくてPAの音が聞こえないので、レイのギターばかり聞こえました。サウンドバランス的には、後の方が良かったんじゃないかな。(いくつかyoutubeにアップされている遠目の映像がそれを証明しています。)

でも、久々の生マーティンです。サンダーバードを弾くマーティンは、今でもカッコいいし、彼のベースの存在感は唯一無二です。(^^)マーティンのベース聴くだけでチケット代の7割は行きましたね。(残り3割がテッド.....え、他のメンバーは??(爆))

もともと新曲のないバンドですから(笑)、セットリストは懐かしの曲のオンパレードです。順不同で「ビーコンのバラッド(ヴォーカルはレイ)」「フロントページニュース」「レディージェイ」「永遠の女神」「巡礼」「ノー・イージーロード(ヴォーカルはダニー)」など、第1部はアーガス以外で攻めてきます。気になったのはレイのエフェクターの調子が良くないようで、レイはやたらと気にしていました。レイは「中国製だから..」と言い訳してましたけどね。今は、日本製探す方が難しいです。(笑)そうそう、言い忘れてたけど、チューニングはいつものように半音下げで、「永遠の女神」はさらに1音下げですけどね。

2部はアーガスからのナンバー(結局、全部演ったけど)を中心の選曲です。アーガスから3曲くらい演奏したらいよいよテッドの登場です。テッド、カッコいい!!テッド登場一発目は「ホワイ・ドント・ウィ」でしたが、やはり「キング・ウィル・カム」で、テッドのワウワウを聴くと涙ものですね。「ローリン」なんて地味な選曲もありましたが、懐かしの曲のみのステージは、いかにもMTWAでした。

初日の演奏自体は、特に前半は素晴らしいとは言えないできではありましたが、テッドが入ると、全く別のバンドになってしまいました。バンドのテンションもクオリティも上がるし、テッドを連れてきたのは大正解でしたね。1日目はそのまま終了。サイン会もなしでした。(実は、この会場に次に別のライヴが入っていたんですよ。)

13日セットリスト

set 1
Doctor
Ballad of the Beacon
Front Page News
Lady Jay
The Pilgrim
Persephone
No Easy Road
Living Proof

set 2
Time Was
Warrior
Leaf And Stream
Sometime World
Why Don't We
The King Will Come
Throw Down the Sword
Blowin' Free
Rollin'
Jail Bait
encore
Blind Eye

1日置いて月曜日、今度は開場ぎりぎりに会場に行きました。この日は後側四分の一くらい椅子が出ていまして、凄く迷ったのだけど、結局かぶりつきを選んでしまった僕なのでした。(笑)

この日の1曲目は「レスト・イン・ピース」。これには本当に驚きましたね。レイが随分と音を間引いて弾いていたけど(笑)、でもカッコ良かったですし、初日に比べるとサウンドもバランスも修正してきたのがわかります。「ローレライ」は嬉しかったし、「FUBB」もマーティンがカッコいいこと。ただ、「FUBB」ではギターの掛け合いがなくて、ソロはダニーが1人で弾いてレイはリズム刻んでいたのが演出上、残念でした。でもね、この日は「フェニックス」もあったんですよ。ドラムソロもなくて短めだったのが嬉しかったけど。(笑)

2部では、またアーガス中心の選曲です。テッドの登場一発目は「スタンディング・イン・ザ・レイン」でした。これも嬉しかったな。アーガスのナンバーも順調に進み、テッドのソロのパートは初日の2割り増しくらいでしたし、サウンドは良くなっているし、満足できるギグだったと思います。

この日は、最後にサイン会がありました。いろいろもめ事もどきもあったけど、僕はちょうどかぶっていたポールスミスのハットにサインして貰いました(最初の写真ね)。主催者側のガードが堅くて、今回は自分用のサインもらうので手一杯でしたけどね。それにしてもマーティン。サイン会に残った女性陣には全員とHUGして写真撮ってたんじゃないかな。テッドも笑いながら見てました。そんなわけで、MTWAの初来日公演は終わりを告げたのでした。

今回生で観て思ったのは、やはりマーティンのベースは独特で唯一無二だということです。存在感もあるし、カッコいいし、多少ミスがあってもそれでも文句なしでしたね。(同時に、レイとダニーには悪いけど、アンディーのギターも唯一無二だとも改めて思いました。本当にテッドを連れてきて大正解でしたよ。)気になるマーティンのヴォーカルですが、やはり高音部は厳しくなっていましたね。「フェニックス」にしても「スロー・ダウンザ・ソード」にしても高音部は完全にダニーに任せていました。でも、中音部より下は、やはりアッシュの雰囲気がバリバリに出ていましたね。こういう書き方をすると誤解を受けるかもしれないけど、MTWAは、ウイッシュボーン・アッシュのトリビュートバンドみたいな存在なのかなと感じました。アンディーのアッシュが現役にこだわるように、マーティンのアッシュは昔のアッシュにこだわるのかなと。


ということで、今回のレポートはこれくらいにします。ただ、今回来られなかった人のために、余分にサインはもらえなかったので入ってないけど、Tシャツを1名様にプレゼントします。サイズはXLなので、ちょっと大きめの人向きですね。欲しい人は、「MTWATシャツ希望」と書いてメールをくださいね。今回はクイズじゃなくて普通の抽選にします。締切は7月27日の24:00にしますので、よろしくね。

「7月28日追記」:Tシャツの応募、どうもありがとうございました。抽選の結果、当選者はぬあっしゅさんに決まりました。おめでとうございます。

では、また次回に。