第190回 日本公演のブートレッグ

 
 さて、前回に続いて今回も今年の来日公演のブートレッグのお話しです。パティオには書いていたのですが、今度は2日分(川崎クラブ・チッタ+日比谷野外音楽堂)を収録したブートレッグがリリースされたのです。

今回のやつは「LIVE DATES T.O.K.I.O.」という3枚組で、オーディエンス録音(ステレオ)です。音質的にもバランス的にも下手なサウンドボードものより良く録れているくらいだと思います。音の定位からすると、川崎ではほぼ中央若干右寄りあたりで録られたもののように思えますし、日比谷は(屋外なので判断も難しいのですが)ほぼ中央で録音されたもののように思えますけどね。

定位と言えば、(元のアンプの音を拾っているのか、)2本のギターの定位が別れて聞こえる部分もあったりして、面白いなあと思いました。

DISC ONE
01.INTRO
02.BLOWIN' FREE
03.BONA FIDE
04.YOU SEE RED
05.OPEN ROAD
06.THE POWER
07.CAN'T GO IT ALONE
08.PERSEPHONE
09.WARRIOR
10.THROW DOWN THE SWORD / BAND INTRO
11.F.U.B.B
12.NORTHERN LIGHTS

DISC TWO
01.FRONT PAGE NEWS
02.THE PILGRIM
03.THE KING WILL COME
04.REASON TO BELIEVE
05.ENGINE OVERHEAT
06.PHOENIX
07.ROCK 'N ROLL WIDOW
08.JAILBAIT
09.BALLAD OF BEACON

DISC THREE
01.INTRO
02.THE KING WILL COME
03.WARRIOR
04.THROW DOWN THE SWORD
05.THE WAY OF THE WORLD / BAND INTRO
06.JAILBAIT
07.PHOENIX
08.BLOWIN' FREE / OUTRO

川崎のほうなんですが、最初の開演のアナウンスから最後の終了のアナウンスまで文字通りの「完全収録」となっています。もちろん、日比谷のほうも岩本編集長による最初の紹介から最後のMCまでの完全収録ですね。(^^)
ともかく日比谷のほうは音源初登場なのですから、嬉しい限りです。周りで鳴いている蝉の声も臨場感たっぷりですし、マディーのギターのPAトラブルもしっかりとわかりますね。

ところで、このブートですが、レーベルの表記がありません。でも、ディスクのレーベル面に「NTSC format/All Regions」(DVDか?(笑))とか「NOT FOR SALE」(爆)とか書いてあるのが、いかにもブートレッグらしいですね。(^^)
そうそう、驚いたことに、このCDをウォークマンに取り込もうとしたら、すでに曲目等のデータがネット上のデータ・ライブラリにアップしてあったんですよ。仕事が早いです、はい。ただ、3枚ともディスクタイトルが全く同じでしたので、そこまで気を遣ってくれていたら満点だったのに、惜しいところです。(笑)

このページを書いている途中で気づいたのですが、某音源DLサイトに、日比谷での3バンド(アッシュ、PFM、カンサス)分の音源(オーディエンス録音)がアップされています。凄いですねぇ。(その後、DLしてアッシュの部分のみ聴いてみたのですが、曲間を中心に録音機を入れていた鞄か上着をいじるノイズが入っているという欠点はあるものの、これまた臨場感いっぱいの良好な録音で、定位的にはこれまで聴いた来日音源中で一番自然な響きとなるものでした。)

これだけで終わるのは味気ないので、ついでに別件を書いておきます。
マーティンのほうのアッシュですが、偶然にも8月27日にテッド・ターナーをゲストに招いたコンサートを行っています。(時差の関係で、日本時間では28日の日比谷の日になるのでしょうけれど。)マーティンのサイトにはライヴの数日前のリハーサルの写真がアップされています。
まあ、そのうちマーティンのサイトに詳細が載るのだろうと思いますけどね。

では、また次回に。