第158回 アッシュの近況・2009春

 さて、仕事の関係で超多忙になり、更新がずいぶんと開いてしまいました。楽しみにしていた皆様、ほんとうにすみません。まあ、さすがにこれだけ間隔が開くと、バンドの周辺にもいろいろなニュースがありました。

まずは、本家アッシュの「アーガス・ゼン・アゲイン・ライヴ」のお話しです。パティオでも書いたように、SHMCD2枚組限定盤のスペシャル・エディションがリリースされました。

<Wishbone Ash / Argus "Then Again" Live special edition / JPN / ISDL DISCUS ORGANIZATION / GQCP-59136・7 >

見てわかるとおり、ジャケは従来のジャケに赤く「special edition」と入っただけのものです。で、2枚組のうちの1枚は従来盤と同じ、もう1枚がボーナス・ディスクとなります。

肝心のボーナスディスクの内容ですが、XMラジオライヴの第一弾から、アーガス収録曲以外の5曲が選ばれています。(予想通りの選曲ですね。)どうせならまるごと入れてくれたほうが良かったのにと思うのは僕だけではないでしょうが、楽曲のダブりを避けたかったのかもしれませんね。ボーナスディスクの音質向上は、1枚目ほどではないと思いますし、これは完全なコレクターズ・アイテムと言っていいかと思います。

次に、ASHCON2008のDVDのお話しです。アッシュの音源交換サークルで、ついにASHCON2008の映像が出回りました。(^^)今回はDVD5枚組ということですが、アッシュの関連は、アコースティック・セットとジョーのドラム・クリニックで1枚、エレクトリック・セットで2枚の、計3枚分となります。ただ、残念ながら、今回ゲットしたのはPAL版なので、NTSC版の完成が待たれるところではありますけどね。

今回はマルチカメラでの映像ということで、映像はアングルを切り替えながら丁寧に編集されています。でも、録画したのはファンのみなさんが中心なので、アングルによって(撮影者によって)画質にかなりのばらつきがあるのは、残念なところです。

内容的には、音源のほうで前にレビューをしたので、あまり追加して書くことはないのですが、アコースティック・セットでのアンディーのピエゾの威力は映像で見ても凄いと思うし、Your Dogでマディーがラップ・スティールを使用していることは、今回の新たな発見でした。
それと、何よりもロジャーです。ギターを弾く姿も様になっているし、音源で聞くよりもずっとカッコいいですよ。彼がまだミュージシャンとして現役なんだということがよくわかると思いますね。(^^)せっかくですから、画像をたくさん貼っておきましょう。






















アッシュのライヴと言えば、音源DLサイトの方にも、最近の音源が載っていました。2009年4月25日のライヴですから、つい最近ですね。

Wishbone Ash / Cheese & Grain Frome Somerset UK 25th April 2009
01. Runaway / 02. You See Red / 03. Driving A Wedge / 04. Growing Up / 05. Sometime World / 06. Right Or Wrong / 07. Way Of The World / 08. Vas Dis / 09. Warrior // 10. Persephone / 11. Engine Overheat / 12. Hard Times / 13. Phoenix / 14. Jailbait / 15. Blowin' Free - Bad Weather Blues

セットリストを見ると、01や11に加えて、06が登場してきました。なんだかハード・ロック色の濃い曲が増えたなと思いつつも聞いてみると、これが、なかなかカッコいい演奏になっていましたね。(^^)

最後に、恒例となってしまったアンディーとマーティンの確執のお話しです。アンディーがバンドの名前(とロゴ)の使用権をとったと表明したことに対して、マーティンが(マーティンとスティーヴとテッドを代表する形で)バンドの名前はオリジナル・メンバー4人のものだと主張しています。これからどうなっていくのかはわかりませんが、ファンとしては悲しい事態であることは間違いありません。

ということで、今回は短めですみません。

では、また次回に。