第136回 アッシュの近況・2007夏

 さて、しばらくごぶさたしていましたが、今回は最近のアッシュの状況を書こうかと思います。

まずは前々回書いたマット入りの音源のことです。2種類の音源を聴きましたが、新加入メンバーの代理ヘルプということですので、マットのドラミングには、冒険をせずにシンプルに小さくまとめたような印象をうけました。ジョーみたいに個性の片鱗が垣間見れる部分もありませんし、詳しくレビューする気もおこりませんでした。(^^; ジョー入りの音源は、いろいろ出てきていますし、いずれ必要に応じてレビューしたいと思います。

次に新作のライブ盤のことです。ドイツでは月末にリリースされたようですね。e-bayのショップのデータは次の通りです。(ついでにジャケ写真も載せておきましょう。)

Wishbone Ash DVD Live In Hamburg - release date 27.07.2007
tracklisting:1. Eyes wide open 2. Healing ground 3. The king will come 4. The king will come 5. The warrior 6. Why don´t we 7. Dreams outta dust 8. The raven 9. Sometime world 10. Valedtiction 11. Sorrel 12. Capture the moment 13. Tales of the wise 14. Almighty blues 15. Standing in the rain 16. Phoenix 17. Blind eye 18. Ballad of the beacon 19. Blowing free (hidden track) 20. Interviews and Backstage

Format: Dolby, PAL, Surround Sound Sprache: Englisch Bildseitenformat: 4:3 Studio: ZYX Music DVD-Erscheinungstermin: 27.07.2007 Spieldauer: 140 Minuten

Wishbone Ash 2CD Live In Hamburg - release date 27.07.2007
tracklisting:Tracklisting: 01 Eyes Wide Open 02 Healing Ground 03 The King Will Come 04 The Warrior 05 Why Don't We 06 Dreams Outta Dust 07 The Raven 08 Sometime World 09 Valediction 10 Sorrel 11 Capture The Moment 12 Tales Of The Wise 13 Almighty Blues 14 Standing In The Rain 15 Phoenix 16 Blind Eye 17 Ballad Of The Beacon

DVDとCDはほぼ同一内容のようです。DVDのほうでking will comeがだぶっているのですが、本日更新されたオフィシャルサイトで確認したら、やはりミスタイプで、全18曲+インタビューだそうです。セットリストは、当時の王道のものです。valedictionとかsorrelの正式な映像が見れるのは本当に嬉しいです。でも、CDのほうはそれらの音源もtracks3で披露された後ですし、感動も割引気味ですね。(^^; このところアッシュも少しリリース過多だとも感じますし、とりあえずコアなファン向けのリリースなのかな?って気がします。

オフィシャルサイトではDVDの注文が始まりましたので、僕も早速注文しました。でも、同内容なので、CDのほうはどうしようかな??と思っています。(笑)
なお、このDVDはPALのみですので、注意してくださいね。NTSCのものは、10月リリース予定だそうです。また、オフィシャル・サイトによるとCDのリリースはNTSC版DVDと同時だと書いてあるので、CDのリリースについては様子を見たいと思います。

次に、ユニバーサルからのデラックスエディションのその後です。マーティンのサイトでニュースに載って以来、オフィシャルサイトでは音沙汰ないままですけど、アマゾンやHMVで断片的な情報が入ってきてはいました。そちらのデータでは、今回(8/6)のリリースは予定より少なくて「永遠の不安」までのようです。ただ、アーガスが2枚組というのは本当に興味津々ですね。(さすがにオリジナルミックスとマーティン・リミックスの2枚組ということはないと思いますけど。)
この件に関しては、つい先日、マーティンのサイトに追加情報が載りました。それによると、ユニバーサルがリリースを表明したのはアーガスの2枚組を10月以降の年内にということで、残りは2008年になると書いてありました。(えっ??)オフィシャルサイトにコメントがないのも気になりますし、実際のリリースの日にどうなるのか、期待半分不安半分で待っていようと思います。

最後に、先日ゲットしたマーティン・ターナーズ・ウイッシュボーン・アッシュのブートCDRの件です。昨年の9月15日のライヴということで、今までの音源よりも若干新しい時期のライヴですね。

<New Lively Date / Martin Turner's Wishbone Ash / boot / TRIAL-168>

Disk 1: 1.Cosmic jazz / 2.Runaway / 3.Lorelei / 4.Sorrel / 5.Walking the Reeperbahn / 6.Warrior / 7.Lifeline / 8.Time Was

Disk 2: 1.Silver Shoes / 2.Master Of Disguise / 3.Diamond Jack / 4.In All Your Dreams You Rescue Me / 5.You See Red / 6.Living Proof / 7.Blowin' Free / 8.Jailbait

セットリストを見ると、これまでの定番曲に混じって「sorrel」が増えていることに気づきますし、いくつかの曲がはずれています。個人的には、前よりも面白みが減ったという印象を受けましたけどね。ちなみに、相変わらずの下げたチューニングでの演奏です。

「sorrel」については、本家への対抗意識の現れだと思います。アンディーがやって受けているのならば、(マーティンの書いた曲ですし)正当な俺こそが歌うべきだって思ったかどうかは知りませんけどね。(爆) 両者を聴き比べてみると、五十歩百歩というか一長一短というか、似たような出来映えだと思います。現在の本家アッシュのコーラス・パートは弱いというのが定評ですけど、マーティンのアッシュのほうも決して上手くはありません。というか、マーティンのヴォーカルについては、2005年のデビュー当初よりも若干落ちているように思えます。(これがギグによる日差ならいいのですけど。)現時点では、マーティンのアッシュについては正規盤で聴くのが一番ですね。

そう言えば「new live dates vol.2」 のリリースはどうなっているのでしょう?曲目も決まっていたから、作業は進んでいるはずなんですけどね。「vol.1」が思ったほど売れなかったから予算がないということではないことを祈りましょう。

ということで、未だ情報が不確定で様子見の部分も多いのですが、種々のリリースがうまくいくことを願って、今日はペンを置くこととしましょう。

では、また次回に。