第134回 アッシュのライヴ音源・その7

 さて、またまた少し間隔が開いてしまいました。今回は、その間にアッシュの音源交換サークルから仕入れたアッシュの音源の話題です。

まずは、おなじみのサウンドボード・オーディエンスマトリクスものの2本ですが、ひとつは昨年11月15日のセラーズヴィルでの音源で、もうひとつは11月20日のブラウノックス(でいいのかな?)での音源です。

15. November 2006  Sellersville, PA 
disk1 : Eyes Wide Open / Healing Ground / Sometime World / The King Will Come / Warrior / Throw Down The Sword / Why Don't We / The Raven / Valediction
disk2 : Sorrel / Capture The Moment /The Raven / Tales Of The Wise / Standing in The Rain / Strange Affair /Blowin Free // Ballad Of The Beacon / Jailbait

もうおなじみのセットリストですね。(^^) clan destinyからのアメリカンな曲は淘汰され、現在の王道といえる選曲です。キング・ウィル・カムからの3連発という曲順は往年のファンにも嬉しいところでしょう。録音もバランスもいいですし、おすすめの1本です。(レイが曲順を間違えて「剣を棄てろ」のイントロで次の曲のドラムを叩き始めるのはご愛敬ということで。(笑))もしかしたら、Tracks 3 にも使用されている曲があるんじゃないかな?

20. November 2006 Blawnox, PA
disk1 : Eyes Wide Open / Healing Ground / Dreams Out Of Dust / The King Will Come / Sometime World / Why Don't We / Sorrel / Capture The Moment / Strange Affair
disk2 : Warrior / Throw Down The Sword / The Raven / Tales Of The Wise / Living Proof / Blowin Free - Bad Weather Blues // Ballad Of The Beacon / Blind Eye

こちらもおなじみのセットリストです。ここでは「告別」が消え、代わりに「Dreams Out Of Dust」が入っています。好みの問題ですが、個人的にはどちらも入れておいて欲しい曲ではあります。そう言えば、ここは随分と小さなハコのようですので、おそらくライヴハウスでしょう。(最初の写真参照)

次に紹介する音源は、4月13日のチボリ・シアターでの音源です。そう、すでにレイが脱退し、ジョー(・クラブトゥリー)が加入してからのギグです。録音はオーディエンスで、若干低音が出過ぎている面もあるのですが、まずまず良好な録音だと思います。

"Friday the 13th" @ The Tivoli Theatre, Wimborne - 13/04/2007
disk1 : In The Skin / Eyes Wide Open / Healing Ground / Keeper Of The Light / The King Will Come / Warrior / Sometime World / Why Don't We / Way Of The World / Valediction / Sorrel / Capture The Moment
disk2 : Standing In The Rain / Phoenix // Ballad of The Beacon / Blowin' Free-Bad Weather Blues //(plus support band: Timshel )

音源は2枚のCDRにぎっしりと詰まっているんですが、2枚目の後半は、サポート・バンドのティムシェルの演奏でした。このティムシェルというバンドは初めて聴いたのですが、なかなかの演奏力を持っているバンドだと思います。ただ、作曲能力は...どうかな?...という感じです。(^^;
セットリストは、大筋は変わっていないのだけど、やはりレイのいた頃とは若干変わっていますね。特筆すべきは、「ウェイ・オブ・ザ・ワールド」の復活でしょうか。この曲のライヴと言えば、やはりオリジナルの78年のライヴの印象が強いですし、2002年頃のベンの素晴らしいギターソロを思い出しますけどね。(^^)

肝心のジョーのプレイですが、大半の曲では堅実に叩いているように思えます。ただ、音自体に迫力があるなという印象を受けました。歴代のドラマーで言うと、マイク・スターギスのプレイを思い出させてくれる音圧です。そして、8ビート主体の曲よりも、たとえばCapture The Momentみたいな曲のほうが活き活きとして聞こえるように思えるのは、気のせいかな?(笑)ジョーに関しては、だんだん個性を現してくるようになるんだろうなって思いますけれども。

ジョーは、4月末には、あるフェスティバルに出演するペンドラゴン(!)の一員としてドラムを叩いていまして、その間のアッシュのツアーでは、ジョーの代理でMatt McDonoughという人がドラムを叩いたそうです。この時の音源も、件のサークルのルートで入手しますので、また聴いてみて、必要に応じてレビューしたいと思います。それにしてもペンドラゴンということですから、ジョーのドラムの指向性が垣間見れるような気がしませんか?

それでは、また次回に。