第122回 アッシュのライヴ音源 その4

 さて、今回は、最近出回ったアッシュのライヴ音源の話です。これも、例によって音源DLサイトからの音源です。(このDLサイトですが、アッシュの音源には、アッシュの音源交換サークルの人がアップロードしたらしい音源もあるのですよ。)

最初は、今年の2月6日のハンブルグでのライヴです。2枚組で、録音はオーディエンスがDATに録音したものですね。一部の曲に録音の乱れがあって聴き辛いですね。ちゃんと録れているところの録音自体はいい録音なので残念です。最も、録音のせいなのか、サイトのせいなのかがわからないので、音源交換サークルから直に入ってきたら、確認したいと思います。(その後、DLサイトで修正版が出ました。やはりサイトにアップした音源が原因だったようです。)

内容は次の通りです。エレクトリック・セットですが、昨年のASHCONのセットリストをもとに、変更を加えているようですね。

Disc 1: 1.Outward Bound / 2.Warrior / 3.The King will come / 4.Healing ground / 5.Ancient remedy / 6.Why don't we / 7.Sometime world / 8.Persephone / 9.Leaf and stream

Disc 2: 1.Dreams outta dust / 2.Tales of the wise / 3.Almighty blues / 4.Living proof / 5.Phoenix / 6.Surfin' the slow wave / 7.Jail bait / 8.Blowin' free - Bad weather blues - Where is the love

ASHCONのテッド用の曲だったはずのD1M6が定着しているのが面白いと思いました。(^^)

内容ですが、マディーのプレイはASHCONよりもいい出来ですね。あの日よりもリラックスしているのがわかります。マディーのプレイで特筆しておくべきは、D1M8でしょうか。これまでと違って、間奏のソロが、きちんとトレースできています。(^^)アンディーの唄のフェイクには(相変わらず)どうしても馴染めませんが、マディーのソロは練習の成果が表れているようです。

で、件のD1M6ですが、演奏は申し分ないものの、アンディーのヴォーカルはイマイチ曲に合わないようです。やはりこの曲は、テッドのヴォーカルでこそ活きる曲のように思えます。

そうそう、新曲もセットリストによくなじんでいますね。録音の加減で、D1M4あたりは線が細く聞こえます。11月28日のマンチェスターの録音が最高のバランスでしたから、よけいそう思いますね。

ということで、今年のアッシュの音源としては最初に出回った1枚でした。

次に、ちょっと古いのですが、2003年の4月14日の音源です。

CD1 : 1. Intro / 2. The King Will Come / 3. Ancient Remedy / 4. Changing Tracks / 5. On Your Own / 6. Standing In The Rain / 7. Underground / 8. Time Was / 9. Warrior / 10. Throw Down The Sword

CD2 : 11. Faith Hope & Love / 12. Living Proof / 13. Jailbait / 14. Phoenix / 15. Come Rain Come Shine / 16. Blowing Free

というセットリストは、2003年としては標準のものでしょう。この頃にのみ演奏していたD2M15が懐かしいですね。

ベンのいた時のアッシュですから、演奏内容が悪いはずはありません。(^^)
でも、残念なことに、録音のバランスが悪く、ベンのギターの音が非常に小さいのです。これは致命的な欠点だと思いますね。(^^; 
この年の録音には正規のライヴ盤もありますし、ベンのプレイは翌2004年のほうが凄まじいですから、これはアッシュマニア向けの音源だと言えると思います。


では、また次回に。