第121回 アッシュのTV映像

 さて、先日、ヨーロッパのアッシュ仲間に僕の持っているアッシュのライヴの映像を貸してあげました。すると、お礼にと、アッシュのTV映像を(PALですが)DVDRにして送ってきてくれました。中身は、1984年のTVライヴが1枚と、いくつかのTV映像をまとめたものが1枚です。(^^)

84年のものは、ここでも第90回に書いたことのある音源の映像版です。音の印象は前に書いた通りなのですが、動く映像があると違いますね。音だけではイマイチと思えた曲でも、映像のほうで「それなりに」楽しめました。

で、嬉しかったのがもう1枚のごった煮(笑)DVDRのほうです。ここには5種類のTV番組が収められていました。

最初は、クレジットによると1979年11月19日のウエンブリーのライヴを2曲です。(アッシュの伝記本の記録によると19日ではなくて22日のライヴのようですね。)曲は「living proof」と「helpless」なのですが、マーティンは前者では白のサンダーバード、後者ではハマーのエクスプローラーと、ベースを使い分けています。第二の全盛期のライヴ映像ですので、内容は文句なしです。画質自体があまり良くないのも気になりませんよ。(^^)

次に、1980年のドイツのTV放送です。曲は「living proof」1曲のみです。画質はさらに悪く、見づらい場面もあるのですが、ちゃんとライヴ演奏ですので、それはそれで楽しめます。でも、なんかクラブみたいなところでの演奏なので、テーブルについている観客のほうがTVに映った時にはばつが悪そうでした。(笑)

3つ目のパートは、1985年のノルウェーでのライヴだそうです。ライヴハウス(かスタジオに観客を入れて)のライヴで、インタビューを挟んで「underground」と「blowin' free」の2曲です。ここでは、ベースはマーヴィンですね。後者は途中からのフェード・インで、完奏じゃないのが残念ですし、画質もイマイチです。

4つ目は、1985年9月14日のドイツでのlorelei festivalの映像です。ベースはマーヴィンですね。(何故か裸足ですが。)この映像はドイツのハードロック番組からのものですが、当時のアッシュの扱われ方がわかるようで面白いです。「the king will come」1曲だけなのですが、画質もまずまずで音も良く、これも嬉しい映像ですね。一番印象的なのは、ローリーの頑張りでしょうね。本当にカッコいいです。(画像のほうでも光っているでしょ。(笑))
面白かったのがコーラスの割り振りで、普通の歌の部分はアンディーとローリーで、ミドル8の部分はアンディーとマーヴィンでハモっています。マーヴィンのハイトーンを活かすためだと思われますけどね。

ラストは86年1月9日のカルーセルでの映像だとのことです。TV局でのスタジオライヴと思われますが、残念なことに口パク演奏です。(^^;
ただ、この映像には特筆すべき点がひとつだけあります。それは、ギターがローリーではなく、ジェイミー(!)だというとです。最も、僕はジェイミーの顔を知らないのですが、ローリーではないし、マーヴィンとジェイミーが在籍していたのは86年の1月だけということで時期も合うので、ジェイミーだと判断した次第です。(^^;

そうそう、送ってもらったDVDRは、正確に書くとDVD+RWのディスクでした。日本ではこれを使っている人は本当に少ないと思えるのですが、ヨーロッパのほうでは結構使われているんでしょうか?前に送ってくれた人もDVD+Rのディスクを使っていましたしね。そんなわけで、うちのパソコンのドライヴがマルチ・ドライヴで良かったと思いました。(笑)

ということで、なかなか貴重な映像だと思いますし、送ってくれた仲間には感謝感謝なのです。


では、また次回に。