第118回 Wishbone featuring Martin Turner

 さて、予定を変更してのレビューです。今回は、(うちのパティオにも、前に書いてくださった方がいらっしゃったのですが、)マーティンの新しいプロジェクトのWishbone featuring Martin Turnerのことを紹介したいと思います。

 バンド名は、当初はMartin Turner's Wishbone Ashというアイデアもあったのですが、最終的には上記のネーミングとなったそうです。その名の通り、マーティンがアッシュの曲を演奏するためのバンドということになります。(^^)

メンバーは、ベースがマーティン、ギターにキース・バックとレイ・ハットフィールド、ドラムにロブ・ヘウインズという布陣です。マーティン以外の3人も、なかなか渋いところで活動していたようですね。詳しくは、マーティンのオフィシャルサイトのWishbone Infoに行ってくださいね。ライヴの写真とかも沢山あります。なお、今回を含め、Wishbone featuring Martin Turnerの写真は、Wishbone Infoのゲーリー・カーターのご好意で使用許可をいただいております。

バンドの方は、すでにライヴ活動を行っています。「ウイッシュボーン・アッシュの曲をマーティン・ターナーが!」という感じで活動しているようですが、なんか、「イエス・ミュージックの夜」みたいですよね。(笑)でも、こちらは、本家のアッシュ(アンディー)とも友好的な関係にあり、和気藹々とやっているそうですので、ご安心を!(^^)

ライヴですが、選曲はほとんどがアッシュのナンバーにになりますね。Wishbone Infoによると、11月27日のMeashamでのギグのセットリストはこんな感じでした。

Doctor / Blind Eye / Runaway / Lorelei / Walking The Reeperbahn / Outward Bound / Persephone / Front Page News / Baby The Angels Are Here / Warrior / Lifeline / Silver Shoes / Cosmic Jazz / Diamond Jack / Master of Disguise / Say Goodbye / F.U.B.B. / Come In From The Rain / Living Proof / Blowin' Free / The King Will Come / Jailbait

ね、1曲を除いて全部アッシュのナンバーです。(^^)しかも、最近のアッシュではまず聴くことができない曲も多くあり、興味深い選曲でしょ?(まあ、このところ、本家のアッシュもあっと驚く選曲をしてくれますけどね。)ライヴを観たくなりませんか?

実は今回、「絶対に第三者にダビングしないこと!」という条件付で、ある人から12月3日のライヴの音源をいただいたんです。セットリストは、27日と似たようなものですが、曲順が違うのと、Baby The Angels Are HereとThe King Will Comeが入っていませんでした。でも、久々のマーティンのライヴです。僕が踊りたいくらいに大喜びしたのはわかってもらえますよね。
(^^)

肝心の演奏の方ですが、いくつかの気づきを書いていくことにしましょう。まず、選曲はほぼ満足いけるものです。「キング・ウイル・カム」と「剣を棄てろ」がないのは、減点が大きいですが、それでも喜びの方が先に来ますから。個人的には、「セイ・グッバイ」が(演奏のでき自体はイマイチでしたが)嬉しすぎますけどね。

次にバンドです。地道に活動してきたメンバーだけあって、そつなくまとめています。そして、マーティンのベースの音はゴリゴリ迫力があり、今も昔と同じようにめちゃくちゃカッコいいです。特に、「フロントページ・ニュース」、「FUBB」、「ダイヤモンド・ジャック」、「カム・イン・フロム・ザ・レイン」なんかは、(ギターも含めて)本当に素晴らしい演奏になっていますよ。(^^)ただ、聴き終わった後には、やはりアンディーの偉大さを感じてしまいますね。(若干の硬さやミスはあるものの)上手くて哀愁味もある演奏ですし、満足できるレベルではありますが、アンディーほどの「うたごころ」は、さすがにありませんでした。

最後にヴォーカルです。マーティンには、95年や96年にライヴに出ていた頃のようなヴォーカルの破綻はありませんが、気がつけば、半音下げてチューニングしたうえで、曲によってはキーも下げています。やはり、全盛期のようには声が出なくなっているんでしょうか。マーティンがまたアッシュを唄ってくれている嬉しさと共に、一抹の寂しさも感じてしまいました。
とは言え、まだライヴを始めたばかりのバンドです。ライヴを繰り返すうちに、マーティンのヴォーカルが(全盛期とまではいかなくてもそれに近い状態まで)戻ってくることを期待したいと思います。

ということで、本家アッシュともども、マーティンにも頑張ってほしいなと思います。繰り返しますが、マーティンのベースのカッコ良さは変わっていませんよ。ご安心を!

では、また次回に。