第116回 アッシュのTAB譜
さて、今回は最近リリースされたアッシュの楽譜の紹介です。この楽譜も、前回紹介した「WISHBONE
ISH」のCDと同様に、オフィシャルサイトからのリリースです。
この楽譜は、アンディーが書いたもので、アッシュの曲から12曲が選ばれ、各フレーズのTAB譜がアンディーの曲目解説と一緒に載っているという構成となっています。
しかも、TAB譜ですので、普通の楽譜は一切ないという徹底ぶりです。ですから、ギター弾き以外には実用性の乏しいものなのですが、やはりアンディーの解説には捨てがたいものがありますから、ファンならつい買ってしまうというところでしょうか。(笑)まあ、僕みたいにギター弾いている人なら、実用性もあるし、一石二鳥以上の価値はあると思いますけどね。(^^)
なにより、比較的新しめの「MOUNTAINSIDE」まで収録されているのが嬉しいところです。アッシュの楽譜と言えば、これまでは初期のものがほとんどでしたから。(今までの楽譜で一番新しい曲は「OUTWARD
BOUND」でしたからねぇ。)それに、「FUBB」のTAB譜なんて、喜んでいる人も多いんじゃないかなって思います。→どうですか?日本各地のアッシュのコピバンの皆様?
面白いのは、本のあちこちで出てくるタイトルマーク代わりのフライングVが、いつもアンディーが使っている赤いやつではなくて、ナチュラルのモデルだってことです。何故じゃ??
ということで、とにもかくにもアッシュのファンのギタリストは必携の1冊だと思います。
それにしても、この表紙のアンディーは、髪の毛もふさふさだし、眼鏡もしていないし、タイトルのない状態で写真だけ見たらアンディーだと気付かない人もいるんじゃないのかなあ?って思えますね。(失礼!(^^;)
続きまして、最近リリースされたDANIEL WYLEのマキシCDのことです。ダニエル某って誰?って思った人もいらっしゃると思いますが、僕も知りません。(爆)でもね、マキシ・シングルのタイトル曲は「TIME
WAS」なんですよ。そう、アッシュのあの曲です。(^^)
アッシュ関係者以外のアーティストが(レコードやCDで)発表したアッシュのカバー曲というだけでも珍しいですよね。僕の記憶ですぐに出てくるのは、バスターのライヴ盤の「THE
KING WILL COME」くらいです。ましてや、シングル曲にするとなれば、本当に数少ない例のひとつではないでしょうか?(どこかのサイトで1980年前後にクロスファイヤーってバンドがking
will comeってシングルを出しているという記事を読んだことがあるけど、アッシュのカバーかどうかは未確認です。(^^;)
で、肝心の演奏内容です。DANIEL WYLE君のテイクは、ブリット・ポップ風にアレンジされている3分36秒のコンパクトなもので、当然、ハーモニー・ツインなんぞありません。(^^; ギターの音色やフレーズは60年代サイケというか、リボルバーのころのビートルズというか、そんな感じで原曲のイメージはほとんどありません。まあ、メロディーはそのままなので、それなりには楽しめますけどね。ちなみに、カップリングのオリジナル曲は、シンプルなポップ・チューンです。
それから、先月末のASHCONも、無事に終了したようです。そろそろアッシュの音源共有サークルの方でもASHCON音源が動き始めるようですし、年末くらいには日本にも入ってくるのではないでしょうか。今年のASHCONには、予定通りテッドが出演しています。あるサイトではすでにASHCONの写真がアップされているのですが、そこにはテッドの写真もありました。ナチュラルのストラトのテッド、サンバーストのレスポールのテッド、ギターを膝の上に上向きにして載せてスライドギターを弾くテッド.....音源がまわってくるのを期待して待つことにしましょう。(^^)
では、また次回に。