第115回 WISHBONE ISH
さて、とうとうアッシュの新しいトリビュート・アルバムがリリースされました。XMラジオの音源の時と同じく、アッシュの公式サイトでの販売です。前回のトリビュートアルバムはCDRだったのですが、今回はプレスCDにペーパー・スリーヴと、XMラジオの時と同じ装丁ですね。
曲目と演奏者は次の通りです。
1.PRELUDE (BIL BAXENDALE) / 2.ERRORS OF MY WAY (ZIZOH) / 3.BONE FIDE (MICHAEL
RULE) / 4.THE KING WILL COME (MUDDY MANNINEN) / 5.THROW DOWN THE SWORD(THE
GRUMPY OLD MEN) / 6.BLOWIN' FREE 2005 (THE FLYING RYAN BROTHERS) / 7.WAIT
OUT THE STORM(BOB GREAVES) / 8.SILVER SHOES (BACK THEN) / 9.FUBB (PLANKTON)
/ 10.LADY WHISKY (ZIZOH) / 11.ENIGMA (BILL BAXENDALE) / 12.HARD TIMES (THE
GEEZERS) / 13.SING OUT THE SONG (JEF CULHANE & DEB ZIEMAN) / 14.OUTWARD
BOUND (MICHAEL RULE) / 15.THE PILGRIM (ZIZOH) / 16.CANDLE LIGHT (DON WARREN)
前回から参加している人たちもいますね。M2、M10、M15が、我らが日本代表のZIZOHの演奏となっています。(^^)あと、M4はマディーがアッシュに加入する前の音源だとのことです。
演奏ですが、今回は前回の「BLIND EYE」のようなあっと驚く演奏はありませんでしたが、それぞれにいろんな工夫もみられ、面白いですよ。(^^)
ZIZOHみたいにオリジナルを尊重したオーソドックスな演奏もあるかと思えば、FLYING
RYAN BROTHERSは、曲のあちこちに別の曲のリフを散りばめて聴かせてくれています。M7のアレンジはオリジナルよりもパワーとハードさを増しています。
また、彼らのオリジナルアルバムでもアッシュみたいなギターの音色を聴かせてくれていたPLANKTONは、得意のインストナンバーでずいぶんハードに格好良くキメてくれていますし、M11の選曲は個人的にはとても嬉しいです。
オリジナルから遠いイメージの演奏では、M4でのマディーの演奏が面白いですね。ブリティッシュ・フォーク風のアレンジとなっています。(でも、ヴォーカルは、お世辞にも上手いとは言えませんけどね。(^^;)また、M12はカントリー・フレーバーたっぷりの演奏となっています。
こうして聴いてみると、どのアーティストからもアッシュに対する愛情と敬意を感じます。それに、みんな楽しんで演奏しているのがわかりますね。アルバムのベスト・テイクを選べと言われたら難しい選択となりますが、僕なら(贔屓目もあるかもしれないけど)演奏はM9、ヴォーカルはM2を挙げたいと思います。ZIZOHのみなさん、本当に素晴らしいコーラスワークですよ。(^^)
ということで、また5年後に続編がリリースされることを期待しちゃうような1枚でした。(次回は、日本からも沢山応募があるといいな。......自分にも返ってくる言葉かもしれないけどね。(^^;)
次回は、このCDと同時発売されたアッシュのTAB BOOKほかの話です。間隔は開かない予定ですので、待っていてくださいね。
では、また次回に。