第114回 ASHFESTのアッシュ

 さて、今回は予告通りアッシュ・フェストの音源のレポートです。でも、その前に、あと2週間と迫った今年のASHCONがらみで凄いニュースがあるので、それから書きましょう。

オフィシャル・サイトでも書いてあるのですが、今年のASHCONのゲストは、なんと、テッド・ターナーなんだそうです!!!!テッドは昨年12月のライヴにゲスト出演したのですが、このコラムでも書いたので覚えていらっしゃいますよね。その時にはブランクも感じさせるプレーではあったのだけど、今回はASHCONのゲストです。しっかりと練習も再開して、万全の態勢で臨んでくれると思います。(^^)

例によって、ASHCONの音源も年末くらいには入ってくるでしょうし、うまくいけばDVDも入ってくるかもしれませんので、楽しみがまたひとつ増えたという感じですね。

ということで、ASHFESTです。今年の6月はじめのことですから、もう随分と前にはなるのですが、音源を入手するのに時間がかかり、なおかつ忙しさに負けておりました=どうせおいらが悪いのさ(笑)=ので、お待たせしてしまったことをお許しくださいませ。

まず、6月3日の夜は、アコースティック・セットです。写真を見る限り、アンディーは(Vのピエゾではなく、)普通のアコースティック・ギターを使っているようですね。マディーもアコギで、ボブはエレキ・ベースのようです。この日は、アコーディオンとフィドルを入れての布陣ですね。

では、音源に基づいて紹介しましょう。とりあえず、特筆すべき所だけになるのでごめんなさいね。

この日の音源はCDR2枚なのですが、まずはDisc Oneです。

1. Bagpipe Introduction
  これは、文字通り、バグパイプによるショウのオープニングです。ファンファーレって感じかな??

2. Wait Out The Storm
  1曲目から、フィドルのソロとオブリガートが全開です。迫力もあるし、ギターとの絡みが面白いですね。

3. Ancient Remedy
  アコースティック・セットでもおなじみとなった曲ですが、ここではマディーのギターとフィドルでリフを弾いています。

4. Ballad Of The Beacon
  さすがにこの曲は人気がありますね。ここでも、オブリガード系のソロはフィドルが中心ですね。もちろん、後半のギター・ソロは美しいですよ。(^^)
5. The Ring
  この曲のアコースティック・ヴァージョンは驚きました。でも、基本的にはエレクトリックとあまり違わない演奏のように思えます。
6. Master Of Disguise
  ここでは、2本のギターの絡みを聴かせようとする意図が見えてきます。観客も手拍子で協力してますね。
7. Leaf And Stream
  もともとアコースティックな感じの曲でしたから、いい感じに仕上がっていますね。
8. Lullaby
  これは、一番驚きの選曲でしょう。(^^)アコースティックな小品だけに、このセットの中では違和感なく、リリカルな雰囲気を醸し出しています。
9. Candlelight
  これも驚きの選曲です。76年のツアーでは(日本公演)でも演奏されたのですが、おそらく、それ以来のライヴ登場ではないでしょうか?ここでは、アンディーはエレキのような気がします。
10. Living Proof
  この曲は、アコースティックではベア・ボーンズのヴァージョンが定番となっていますが、今回もその通りでした。(^^)
11. Errors Of My Way
  これもアコースティック向きの曲です。ここではエレキのサスティーンの効いたソロの代わりにフィドルが雰囲気を出しています。

12. Wings Of Desire
  アッシュのアコースティック・ヴァージョンの中でも、特に出来の良い曲ですね。観客の受けも良いし、バンドのノリも最高です。(^^)
13. Baby Don't Mind
  カントリーですねぇ。(笑)フィドルが活きているし、楽しそうです。まるでブリンズリー・シュワルツですよ。(^^)
14. Strange Affai
  アコースティックなロックンロールですが、ちょっぴり渋くて大人びた雰囲気のあるサウンドになってますね。
15. Blowing Free
  ショーのラスト・ナンバーです。さすがにアコースティック・セットではメドレーとはいかずに、素直に終わりますね。(^^;

アンコールの拍手が続き、バンドが登場したところで、1枚目が終了です。(おいおい(笑))
で、Disc Twoに続きます。

1. Hard Times
 本日のアンコールは、この1曲だけです。ジャジーで渋い、ブルース風味のロック・ナンバーになっていますね。フィドルも面白いです。そして、興奮を翌日につなげるようにショーは終わっていきます。

全体としては、アコースティック・セットには慣れていないのか、マディーが少し緊張しているように聞こえます。でも、(小さなミスもあるのですが、)マディーもバンドに馴染んだなあというのが、正直な感想ですね。(^^)

この日のライヴはこれで終わりなのですが、音源にはボーナス・トラックがありました。翌日4日の昼の、ギター・ワーク・ショップです。まあ、アッシュのギター教室ってやつですね。(^^)
**Bonus Tracks from Saturday June 4th Guitar Workshop **
2. Introduction
3. Blowing Free (Part 1)
4. Jimmy Page
5. Blowing Free (Part 2)
6. Martin Turner
7. Blowing Free (Part 3)
8. Throw Down The Sword (Part 1)
9. Songbook?
10. Piezo Pickup
11. Martin Guitars
12. Throw Down The Sword (Part 2)
13. Orchestral Ash?
14. Acoustic Effects?
15. Classic Covers?
16. Throw Down The Sword Gsus4?
17. Analog Man?
18. Throw Down The Sword Twin Guitar Solo?
19. Phoenix Lyrics?
20. Most Difficult Song To Play?
21. Soloing?
22. FUBB?
23. Wishbone Ash?
24. 1st Bands?
25. XM Radio?
26. Plaid Pants?
  と、いろんなタイトルがついていますが、要はアンディーのトークの合間に、アッシュの曲の弾き方などを教えているって感じですね。アンディーの弾き語りで(ワンコーラスだけど)OH!WELLとかあったり、ファンとの質疑応答((^^))もあったりして、ある意味、これはなかなかレアな音源だと思います。(それにしても、テレヴィジョンのマーキー・ムーンをリクエストした奴は、誰だよ!(^^; )

では、2日目の夜のエレクトリック・セットに行きましょう。これもCDR2枚ですが、最近いろいろ聴いてきたライヴ音源の雰囲気で進むので、安心して聴いていけますね。
まずは
Disc Oneです。
1. Intro.
2. In The Skin
  バンドの紹介続いて、最近のオープニング・ナンバーとして定着してきた感のあるこの曲で、ギグは幕を開けます。例によって、マディーの得意なスライド・ギターが堪能できますよ。(^^)
3. Wait Out The Storm
  前日に続いての登場ですね.....と思ってたら、フィドルまで登場してきました。ちょっとびっくり。(笑)
4. Helpless
  この曲もかなり決まったリフの曲なので、マディーもしっかりとキメめていますね。
5. Standing In The Rain
  ノリノリのロックン・ロール・チューンです。ラストのマディーのソロは、(やはり僕はこの曲ではどうしてもベンの華麗なソロと比べてしまうのですが、)オーソドックスなロックの王道フレーズですね。(^^)
6. The King Will Come
  さて、名曲の登場です。マディーのソロは、ワウワウを効かせてテッドの昔のイメージを壊さないように弾いていますね。うまくまとまったソロだと思います。
7. Throw Down The Sword
  続いて、お約束の曲です。ラストのアンディーのソロは、相変わらず美しいですねぇ。ホント、何回聴いても惚れ惚れします。(^^)後半にアンディーと絡むマディーのソロは、だいたいフレーズが決まったようですね。上手く絡んでまとまっています。
8. The Pilgrim
  これもアンディー・マディーともにきっちりとキメて聴かせてくれますね。アンディーのギターの音色の美しさが光ります。
9. Leaf And Stream
  前日に続いて、アコースティック・セットになっています。
10. Lullaby
  この曲も...と思ったのですが、アンディーはエレキで弾いていますね。前日との音色の違いが面白いです。
11. Candlelight
  で、この曲は、やはりアコギとエレキでの演奏でした。観客にもかなり受けています。
12. The Ring
  この曲から、再びエレクトリック・セットですね。ここでは弦(フィドルかな?)も入っています。いい演奏ですね。個人的にもかなりのお気に入りの1曲です。(^^)
13. Ancient Remedy (take one)
14. Ancient Remedy (take two)
  曲が始まって、まだ1分も経たないところでアンディーが曲を止めます。あれっ?と思うと、レコーディングのトラブルで、上手く録音されていなかったからやり直すんだって。(^^)アンディー、優しい!フィドルも加わっての演奏でした。

15. Ballad Of The Beacon
  どうやら、このへんまでが(エレキを使っているのですが)アコースティック・セットのイメージでの演奏だったようです。フィドルもいい感じに効いています。

そしてDisc Twoです。
1. Persephone
  マディーのテイクでは、僕は初めて聴く曲ですね。アンディーのヴォーカルのフェイクは、やはり少し厳しいところがあります。僕は間奏のソロはどうなるのかと思っていたのですが、ローリーやベンが弾いていたところを予想通りマディーが弾いていますね。マディーも頑張ってはいるのですが、音数も少なく、やはりこの曲のソロはマディーのスタイルには合わないと思います。むしろfaith, hope and loveにしたほうが、アンディーにもマディーにもいいと思うんですけどねぇ。(^^;
2. Sometime World
  再び名曲の登場です。さすがにスキャットは苦しいのだけど、演奏は迫力もあり、いい感じですね。
3. Rock And Roll Widow
  さて、マディーのスライドギターが聴ける曲です。相変わらずいい味出していますね。前に思ったような「大化けする可能性」は実現していませんが、いい演奏だと思います。こういう名曲名演を聴くと、やはりM1のような選曲は、ちょっと考えてほしいなって感じますね。
4. Changing Tracks
  渋く、なおかつ格好良くキマったロック・チューンですね。
5. Almighty Blues
  次も、お得意のブギー・ナンバーです。こういう曲では、本当に伸び伸びと演奏しているのを感じますね。
6. Living Proof
  さて、ラス前です。エレクトリックではオーソドックスな演奏です。はじめのマディーの短いソロにワウワウが効いているのが面白いですね。
7. Blowing Free
8. Bad Weather Blues
9. Where Is The Love
  エレクトリック・セットですから、これはおなじみのメドレーです。(^^)今度は、(ワンコーラスですが、)M8もちゃんと挟まっていますね。ということで、これがラスト・ナンバーということになります。
10. Hard On You (abbreviated)
  アンコールの1曲目は、またまたお約束になりつつあるこの曲です。が、今回はワンコーラスで終わってしまいました。なんでじゃ??
11. Jailbait
12. Outro.
  で、今度こそ正真正銘のラスト・チューンです。お得意のブギーで締めようぜ!ってところでしょうか?観客も満足してくれたところで、ショーは終わります。

アコースティック・セットの時よりも、マディーがバンドに馴染んだことがわかりますね。でも、そのぶん、マディーに合う曲と合わない曲の差が大きくなってきたように思います。このような特別なライヴの時には仕方ないのかもしれませんが、やはり選曲には一考の余地がありそうです。

とはいえ、二日間通して、ファンもバンドも、一心同体になって楽しんだことがよくわかります。ここは、アッシュのファンとして、とやかく言わずに楽しんだもの勝ちとしたほうがいいのかもしれませんね。(^^)

では、また次回に。