第110回 アッシュのライヴ映像

 さて、今回は、アッシュのライヴ映像の話です。先月末に前回書いたライヴDVDRが届いていたのですが、なかなか忙しくて、アップが今日になっちゃいました。(^^;

今回届いたDVDRは2本です。まずは、1990年3月15日、ロンドンのタウン&カントリー・クラブでのライヴ映像です。これは、TV放送されたもので、音声もステレオ収録です。当然、再結成したオリジナル・メンバーでのライヴですね。

実は、第86回の音源集に入っていた1990年のライヴは、このTV放送からのものだったのです。(今までレビューも書いていなかったので、ごめんなさいね。)番組は1時間弱のもので、曲目は次の通りです。

the king will come / in th skin / lost cause in paradise / throw down the sword / why don't we / blowin' free / jailbait

時間的に、当日のセットリストを全部というわけにはいきませんが、プロショットだけに感動的な映像ですね。惜しむらくは、画質が若干落ちるということでしょうか。でも、十分に美しい映像だと思います。なによりも、オフィシャルの再結成ライヴの映像よりも遙かに出来のいい演奏を聴かせてくれるのですから、他に何を望めというのでしょう。(^^)

特筆すべきは、マーティンのカッコ良さです。オフィシャルの映像ではブランクも感じさせる部分がありましたが、この映像のマーティンには本当に痺れちゃいますね。(^^; ハマーのベースを持ったマーティンの絵になること!写真を見れば、その片鱗はわかっていただけるものと思いますけどね。本当にファン必見の1本です。

2本目は、昨年のASHCONの映像です。DVDR2枚に、メインのエレクトリック・セットと昼のアコースティック・セットの両方が収められています。オーディエンス・ショットで、カメラも遠い位置からの1台だけなので、要所要所でズームアップはしてくれているものの、映像としては若干面白みに欠けるかも知れません。でも、ベンの最後のステージを克明にとらえた映像ですし、演奏内容の素晴らしさは周知の事実です。昨年末に届いた音源とともに、永久保存版の1本だと思います。

曲目は音源の時に書いたので再掲載はしませんが、映像からも本当にいいライヴであったことがわかりますね。ベンが本当に楽しそうに演奏しているということがわかるだけでも、この映像版があって本当に嬉しいです。アッシュ・ファンの仲間達に感謝なのです。(^^)

マディーの登場する場面もなかなかカッコイイですよ。曲の途中でステージ袖から現れて、いきなり得意技のボトル・ネックをキメてくれるのですから、こうして映像で見ると、マディーの残した印象はかなりのものだと思います。(身振りや遠目に映る表情から、ベンとは違ってかなり緊張していることは窺えますけどね。(^^;)

第101回(音源の時)に書いたソロの担当ですが、実際には次の通りでした。まず、come in from the rainのソロは(オブリガードも含めて)マークでしたし、persephoneの早いパッセージのソロもマークで正解でした。ベンに記念品が渡された場面も想像した場面でした。baby what you want me to do のソロは、ハーモニー・ツインがアンディーとベン、最初のソロがジャス・モリス、2回目のソロの前半がアンディー、後半がベンですね。living proofの最初の短い(4小節の)ソロがアンディーじゃなくてベン、ハーモニー・ツインの後のソロはやっぱりマディーで正解で、ラストのソロがアンディーで正解でした。living proofの短いソロの部分以外は、音源で聞き分けた通りだったということになりますね。(^^)

そうそう、昼間のアコースティック・セットでは、アンディーはアコギじゃなくてフライングVを弾いていました。Vについているピエゾを使って、アコースティックの音を出していたのですね。でも、アンディーはVを座って弾いているのです。ギター弾く人ならわかると思うのですが、これはちょっとした高ポイントですね。(笑)ということで、こちらもファン必見の1本です。

ちなみに、もともとイギリスで作られたDVDですから、フォーマットは「PAL」です。PAL対応のプレーヤー(うちのはそうですが)で見ることができる人はいいのだけど、そうじゃないNTSC圏の国の人はパソコンで見るしかないようですね。でも、そのせいか、イギリス&ヨーロッパ以外のメンバー対象のvineに申し込んだのは僕一人だけだったということでしたから、かなり早く映像を入手することができたのはラッキーだったと思いますけどね。

では、また次回に。