第104回 Rhythm Room, Phoenix, 2004.12.1


 さて、本日もマディーがらみの音源の話です。このところ忙しくてアップできなかったので、ちょっと前の話になるのですが、昨年11月30日のライヴ音源、12月1日のライヴ音源、12月2日のライヴ映像を入手しました。(その他にもローリー時代の音源とか入手したのですが、それは次回のお楽しみということにしましょう。)

 音源のほうは、2日ともまずまず良質のオーディエンス録音です。映像の方は、(オーディエンスだと思うのですが、)バンド側の了承もとられているようで、本当にいい位置からの固定カメラで撮られており、パンやスキャンもしっかりしていて最高の画像となっていますね。(^^)

 内容ですが、11月30日と12月1日のセットリストは、ほとんど同じです。前にアップした6日のセットリストとも、さほどの違いはありません。12月2日のギグは、VTRの納められるのを知っているためかどうかはわかりませんが、2部構成で、曲目も「VAS DIS」をはじめ若干増えていましたけどね。

全体的に、マディーのプレイの印象は(日程も近いですし、)前回書いたものとあまり変わりません。ただ、12月2日の映像での演奏は、他の日よりはフレーズがまとまっているように感じました。また、やっぱり映像だと音だけとは違った感動がありますね。でもね、今回のサプライズは、実は、12月1日の音源のほうなのです。

Disc # 1 1. Warrior / 2. The King Will Come / 3. Throw Down the Sword / 4. Faith,Hope and Love / 5. Mountainside / 6. F.U.B.B. / 7. Sometime World / 8. Changing Tracks / 9. Baby What You Want Me To Do / 10 Almighty Blues

Disc # 2 1. Living Proof / 2. Blowin' Free - Bad Weather Blues // 3. Happy Birthday Cindy / 4. Ballad of the Beacon / 5. Jailbait (10:16)

というセット・リストなのですが、1枚目は今までのマディー音源と同じようにギグが進んでいきます。で、2枚目です。

残念ながら、M1は途中からの収録で、最初が切れています(11月30日の音源でもそうですけどね。(^^;)が、M2の前にアンディーの長いコメントがあるのです。

アンディー曰く「今日は本当にびっくりする知らせ(サプライズ)があるんだ。」

なんだろうと思っていると、アンディーは唐突にテッド・ターナーの名を呼ぶのです。(?!)
すると、本当にテッドがゲストとしてステージに登場するのです!
オーディエンス録音なので、会場の歓声がクリアに入っているのですが、観客もびっくりして「Oh my God!」の連発です。(^^;

そして、M2は、そのままテッドを加えたトリプル・ギターで演奏されるのです。この日に会場にいた人は、本当にびっくりしたでしょうね、だって、前の日も次の日も、テッドのテの字も出てこないんですから。
いつもアンディーが弾いている間奏最初のソロが最初のテッドの見せ場です。テッドのギターの音がエフェクターのないナチュラル・トーンだということと、やはり長年のブランクは隠せないということで、ソロ自体は決していいできではありませんが、テッドが弾いているのです。きっと、会場の誰もが、それだけで満足したことでしょう。(^^)

アンコールになるM3は、会場の観客にハッピー・バースデーの歌を歌っているだけなのですが、ラストのM5で、再びテッドがギターを持ちます。しかも、リード・ヴォーカルもテッドなのです。本当にこの日の観客はラッキーでしたね。テッドも、歌の方は(ブランクがあるとはいえ)さすがにきっちりと唄っていますね。ここでは3人がソロをとるのですが、やはりテッドのソロにはブランクを感じます。まあ、観客の中にそんなことを気にしている人は一人もいなかったであろうことは想像に難しくありませんけどね。(笑)

そんなわけで、ビッグ・サプライズのギグは、大熱狂の中で幕を下ろすのでした。

ね、今回のサプライズは、ashconと違って凄かったでしょ。(^^)

では、また次回に。次回も、きっとびっくりしますよ〜。(笑)