第97回 INSIDE WISHBONE ASH 

 さて、リリース発表からしばらく待たされる形になっていた「PHOENIX RISING」のDVDのデラックス・エディションですが、とうとうリリースされました。ただし、リリースに伴って、名称も装丁も変わっています。

CLASSIC ROCKのHPでは「PHOENIX RISING」とは別に「INSIDE WISHBONE ASH」のタイトルで2種類のDVDのリリース予定が発表されていました。今回リリースされたDVDはブックレット付の2枚組で、タイトルが「INSIDE WISHBONE ASH PHOENIX RISING 1970-2004 」となっていますが、これが「PHOENIX RISING」のデラックス・エディションにあたります。

CLASSIC ROCKのHPでは、今回のDVDのリリースと同時に「PHOENIX RISING」のデラックス・エディションの表示がなくなりましたので、リリースされるのは今回の仕様のものだけではないかと思います。(なお、近日中の1枚もののDVDのリリースが発表されていますが、タイトルから察するに、今回のDVDの2枚目のみの単売だと思われます。)うちのパティオでも、これらのDVDに関しての質問が来ていたのですが、これで一件落着と言えますね。(^^)

さて、今回のDVDですが、前から発表されていた通りの「2枚組+ブックレット」のセットです。(ブックレットはケースに直にくっついています。)

内容ですが、1枚目は「PHOENIX RISING」と同じ(というか、同じディスク)です。で、2枚目が「ARTICAL REVIEW」とタイトルされたヒストリーものの映像です。

1枚目のDVDは、タイトルも中身も前のものと同じですから、改めて紹介の必要はないでしょう。2枚目のヒストリーもののDVDのみ紹介したいと思います。

2枚目の内容ですが、アッシュの楽曲を(オリジナル・アルバムの順に)ライヴ映像とスタッフやメンバー、元メンバーのインタビューで綴っていくというものです。残念ながら、ライヴ映像はすべてが当時のものというわけではなく、71年のBBCから2003年のライヴまで、当該のアルバム収録曲を演奏した時の映像が使われています。僕の見る限り、ライヴでの新しい映像はないようですね。今まで公式DVD化されていない映像としては、76年のロック・パラスト、91年の名古屋ボトムライン、84年のTV放送、91年のTV放送の映像が使われていますが、(ビデオやサイトの動画として)目にしたことのある映像だと思います。あとは、これまで出たDVD(含PHOENIX RISING)で使用された素材のようです。

ただし、インタビューの映像は貴重です。現ユーライヤ・ヒープのトレバー・ボルダーのインタビュー出演にはびっくりしましたよ。(^^)その他、貴重な証言ばかり(だと思うのですが)ですので、日本語の字幕が入っていないのが本当に残念です。日本盤は....出ないよね、やっぱし。(^^;

最後にブックレットです。内容としては、カラー写真をふんだんに使い、バイオグラフィーとスタジオ・オリジナル・アルバムのディスコグラフィー(イギリス盤)という構成です。写真はなかなか見応えがありますし、アルバム解説にも熱が入っていますよ。このブックレットにも価値があると思います。

そうそう、僕は、オフィシャルサイトでの発売を待ちながらも、マーティンのサイトにも注文していました。昨日、そちらのほうが届いたのですが、「LOST PEARLS」の時同様に、今回もまたまたマーティンのサイン入りです。(^^)

マーティンのサイトでは、サイン入りのやつもまだ間に合うかもしれないですから、マーティンのサイン入りがほしい人は、急いで行ってみてくださいね。(今回は、オフィシャル・サイトのほうにはアンディーのサインは入らないようですので、オフィシャル・サイトへ注文はどうしようかと悩んでいる今日この頃です。(^^;

あと、気になるのは、近日中にリリース予定の1枚もののDVDです。内容は今回の2枚目と同じとして、ブックレットはどうなるのでしょう?
CLASSIC ROCKのHPでは、ブックレットの記述はこの2枚組のほうにしかありませんから、ブックレットはつかないと受け取るのが妥当だとは思いますけれども。すでに「PHOENIX RISING」のDVDを買っている人(ファンにはそういう人も多いと思いますが)には、特に気になるところかと思います。

では、また次回に。