第94回 PHOENIX RISING 

 さて、今回は、とうとう発売されたDVD「PHENIX RISING」の話です。いつものclassic rock legendsレーベルからのリリースとなります。しばらくしたら、2枚組のスペシャル・エディションもリリースされるらしいのですが、僕はとりあえずはノーマル盤を買いました。

曲目は、オフィシャル・サイトから引っ張ってきましょうね。(念のために書いておきますが、うちのHPは、オフィシャル・サイトとUS-ASHの素材の使用許可をいただいております。(^^))

Tracks: Vas Dis - Old Grey Whistle Test - 1972, The King Will Come - London - 2003, Blowin' Free - Australian TV - 1972 - B&W, Phoenix - London -2003, Warrior - Don Kirshner's Rock Concert - 1973, Cosmic Jazz - Bristol - 1989, Living Proof - London - 2003, Jail Bait - Old Grey Whistle Test - 1972, Wings of Desire - London - 2003, Why Don't We - Bristol - 1989, Ballad of the Beacon - London - 2003, Real Guitars Have Wing - Bristol - 1989, Blowin Free/Bad Weather Blues - London - 2004, & Where Where You Tomorrow - Don Kirshner's Rock Concert - 1973

再結成ライヴとして有名でオフィシャル・リリースもされているブリストルの映像3曲分を除いて、すべて公式には未発表の映像ですね。ホントに素晴らしいことです!

72年のBBCからの2曲「よみの国へ」「ジェイルベイト」は前からブートビデオとして出ていましたが、こうしてオフィシャル・リリースされると、その画質の良さに目を奪われてしまいますね。(^^)

また、72年のオーストラリアのABC放送による映像は、時代を感じさせる白黒のものですが、本当に貴重な映像です。

そして、73年の「ドン・キルシュナーのロックコンサート」からの2曲も本当に貴重な映像です。最初の全盛期のアッシュの動く姿が見られるのですから、我々にとっては嬉しすぎる贈り物ですよね。(ちなみに、「明日はいずこへ」は、何故か「goodbye baby blues」とタイトル・テロップが出てきます。(^^;)それにしても、テッドの髭面もなかなかのものです。ハンサムな奴は何しても似合うねえ。(笑)

2003年のロンドン公演からは、DVD「ALMIGHTY BLUES」に収録されなかった曲ばかりが選ばれています。前回どうしてはずれたのか謎だった「キング・ウイル・カム」もきちんと見ることができますよ。ここでのベンの演奏も超最高級ですね。(^^)2003年の映像では、「ビーコンのバラッド」や「バッド・ウェザー・ブルース」の収録も嬉しいですけどね。

こうしてみると、89年の映像が物足りないような気がしますね。ここも未発表映像だったら、内容的には100%パーフェクトなんですけどねぇ。

あと、映像のサイズが2003年のロンドンの映像に合わされているようで、他の映像は横広がりになってしまいます。パソコンで見る時には手動でサイズを変えて普通のTVサイズにすればいいのですが、これはなんとかしてほしかったですね。でも、全体としては80点くらいの作品だと思いますし、ともかく、ファンにとってはマスト・アイテムの1枚と言えるでしょう。

そうそう、リージョン・コードですが、パッケージには何の表示もありません。でも、うちのパソコンのリージョン2のドライヴでかかっていますので、おそらくリージョン・フリーではないでしょうか。(実際、うちのパソコンではリージョン1の「live dates 3」はかかりませんので。)

今度出るというデラックス・エディションの2枚目に何が入るのかは、オフィシャル・サイトによるとまだ未定だそうです。(できるなら、76年のロックパラストでも入れてくれないかなぁ。)ちなみに、クラッシック・ロック・レジェンドのHPによると、DVDとCD(おそらく同内容でしょうけど)の2枚組に40ページ以上のブックレットがついて30ポンド弱となっていますが、リリースされるときにはどうなるでしょうか?楽しみに待っていたいと思います。

では、また次回に。