第91回 ベン・グランフェルト脱退!

 このところ、アッシュの最近のライヴ音源について紹介しながら、今のバンドの素晴らしさを伝えてきましたが、突然、オフィシャル・ページから悲しいニュースが届きました。

なんと、ベンがアッシュを脱退してしまうのです。ベンは、秋のUKツアーを最後にバンドを離れることになりました。

オフィシャル・ページにはベンのコメントが載っていました。

親愛なる友たちへ

アッシュとの4年間は素晴らしいものだった。でも今、僕は困難な決断をしなければならなくなった。

君たちも知っているように、この2年間ほどバンドのスケジュールは本当にびっしり詰まっていた。だから僕は、もっとベン・グランフェルト・バンドとの時間や家庭で過ごす時間を見つける必要があると思ったんだ。

今の僕の胸には、悲しい気持ちと嬉しい気持ちの両方が同居している。嬉しい気持ちは、僕がこの決断を下せたことに対するもので、悲しい気持ちは、僕がこれから3人の生涯最高の親友と別れなければならないことに対するものだ。

僕たちは1枚の最高のアルバムと、1枚のライヴDVDをリリースし、そして450回以上のギグを一緒に演ってきた。それに、みんなは僕を(個人的問題でとても辛かった時期も含めて)ずっとサポートし続けてくれた。

ファンのみなさんも、僕がアッシュの「新しい」ギタリストだった頃から、「前の」ギタリストになるまでの間、ずっとサポートしてくれたね。感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないよ。本当にありがとう!

10月のツアーをみんな一緒に素晴らしいものにしよう!それは僕自身についても同じだ。

僕が最初にアッシュのサポートでギグに出たのは、2000年(それとも1999年だったかな?)のマンスフィールドでのASHCONだった。そして、僕の最後のギグも同じ場所になる予定だ。不思議な因果だと思うよ。

最後にもう一度。みんな、本当に素晴らしい時間を一緒に過ごしてきてくれて、本当にありがとう!!

ベン・グランフェルト


アンディーのベンを送るコメントも載っていますので、オフィシャル・ページも見てみてくださいね。

思えば、マークの突然の脱退で困惑しているバンドに、即座に加入してくれたのがベンでした。ある意味では、ベンは、ベン・グランフェルト・バンドの活動と故郷での生活と引き替えに、アッシュを救ってくれたとも言えます。ベンには本当に感謝したいと思います。

このHPでも何度も書いてきましたが、ベンのギターは、アッシュ史上最強と言えるものでした。あの素晴らしいギターが聴けなくなるなんて、本当に悲しいです。また、ベンを含んだ今のメンバーでの来日公演が実現しなかったことは(頭では難しいことだったととわかってはいるものの)残念でなりません。

ベンがアッシュとプレイするのもあとわずかです。今は、ベンが最後まで素晴らしいプレイを聴かせてくれること(そう確信していますが)と、アッシュを離れてからのベンの順調な活躍を願うのみです。

そして、願わくば、ベンの最後のギグが、ライヴ・アルバムかDVDの形で(ファン・クラブ・オンリーでもいいから)リリースされますように。

では、また次回に。