第83回 アッシュの新しいブートCDR

 さて、今回はアッシュのブートCDRの紹介です。タイトルは「PARK HOTEL YNEMOUTH 2003」といい、見るからに個人制作による2枚組のCDRです。
クレジットによると、2003年10月8日のニューカッスルでのライヴ音源で、オーディエンス録音です。コンサートをまるごと収めたのではなく、途中でMC等の編集があるようですね。

DISK1 : 1.THE KING WILL COME / 2.WARRIOR / 3.THROW DOWN THE SWORD / 4.FAITH, HOPE AND LOVE / 5.TIME WAS / 6.WADE OUT THE STORM / 7.STANDING IN THE RAIN / 8.ALMIGHTY BLUES

DISK2 : 1.BLIND EYE / 2.SOMETIME WORLD / 3.LIVING PROOF / 4.PHOENIX / 5.JAILBAIT / 6.LEAVIN THIS TOWN / 7.BLOWIN FREE

当然ながら、最新のメンバーでのライヴになります。オープニングの3曲はいまさらながらの曲順ですが、昔ながらのファン相手にはなかなか固いところではありますね。(でも、おそらく前に本来のオープニング曲があったように思いますけどね。)

そして、名曲名演のM4をはさんでのM5です。ローリーが加入してからのライヴでは、途中のアップテンポに変わるところから演奏されることが多かったナンバーですが、最初の静かなパートからフルに演奏しています。(さすがに、序盤の部分は、テッドのクリアーなヴォーカルがないとしんどい部分がありますけどね。)

M6はWAIT OUT THE STORMのことですね。イルミネーションズに収められていた、地味ですが味わいのある曲です。ライヴでは珍しいかもしれませんね。そして定番の2曲で1枚目のCDは終わりです。

2枚目に移って、最初はデビュー曲のM1です。途中でプリーズ・プリーズ・ミーのリフが出てくるのはお愛嬌でしょうね。(^^)続いてこれまた定番のM2ですね。

M3では、イントロの導入部がほんの少しだけ新しいパターンなっています。(まあ、ギターのコードが二つあって、リフに入るというだけですけどね。)そして大作のM4です。ここでは14分程度にまとめられています。

M4とM5は雑な編集で繋がっています。十八番の曲だけあって、手堅い演奏ではありますね。そしてM6です。タイトルを見た時にはおやっと思いましたが、「ビーコンのバラッド」のことでした。な〜んだ。(^^;

ラストのM7ですが、間にバッド・ウエザー・ブルースを挟んだ長尺のアレンジの方のヴァージョンですね。観客の熱狂と共にアルバムは終わりを告げます。

録音自体はオーディエンス録音とはいえ、最高の部類に入るものではありません。演奏自体がいいだけに、録音のバランスが悪い部分があるのがすごく残念です。でも、演奏自体はいいできですし、定番曲を中心にアッシュのライヴを存分に楽しむことができるアルバムではあると思います。

では、また次回に。