第81回 アッシュのライヴ・コンンピレーション

 さて、今回の記事は、先日ヨーロッパでリリースされたアッシュのコンピレーション盤です。とでも、オフィシャルからの正式リリースではなくて、なにやら怪しいレーベルからのリリースですね。2枚組のライヴ・コンピレーション(まあ、今時スリムではないノーマルの2枚組用ケースというのも怪しすぎますが。(^^;)で、タイトルと曲目は、下記の通りです。

< GOLD DATES / WISHBONE ASH / EEC / DEJAVU RETRO / R2CD 42-74 >

DISK 1 : 1.OUTWARD BOUND / 2.WARRIOR / 3.THROW DOWN THE SWORD / 4.HELPLESS / 5.RUNAWAY / 6.LOOKING FOR CLUES / 7.ALMIGHTY BLUES / 8.CHANGING TRACKS / 9.PHOENIX

DISK 2 : 1.REAL GUITAR HAVE WINGS / 2.THE KING WILL COME / 3.COSMIC JAZZ / 4.KEEPER OF THE LIGHT / 5.WHY DON'T WE? / 6.ANICIENT REMEDY / 7.PERSEPHONE / 8.JAILBAIT / 9.BLOWIN' FREE / 10.TIME WAS / 11.BAD WEATHER BLUES

タイトルもそれらしいのですが、ジャケットも「砂漠に駱駝」と、アッシュのライヴ盤の常套手段を使っているところがなかなか商売気たっぷりというところです。

とは言え、ジャケットはデザインを含めて丁寧に作ってありますし、ブックレットも20ページカラー印刷(写真は他の音盤からの流用ですけどね)ですし、盤もゴールド仕様と、装丁的には及第点だとは思いますけどね。(おまけに値段も2枚組で1280円だったしねぇ。)

内容ですが、昔からのファンには、特に新しい音源というものはないようです。ちなみに、表記ミスがあり、ディスク1のM6は「LIVING PROOF」のことですし、ディスク2のM7は、何故か「WARRIORS」(ディスク1M2とは別音源)になっています。

音源で言うと、76年のリバプールの音源(各種ブート盤で有名)、89年の再結成コンサート(VTR等で有名)、昨年のライヴ(TRACKSシリーズやALMIGTY BLUESでの音源)を並べたものになっています。

ということで、コアなファン以外には無用のものではありますが、むちゃくちゃ安いので、財布に余裕があれば買ってみてくださいね。

それよりも、現在製作中のコンピレーション「LOST PEARLS」のほうが気になりますね。GUY ROBERTS が関わっているのですが、78年〜79年のデモ・トラックや未発表曲やライヴを集めたものだそうです。曲目は下記のようになるとのことですけど、変更はあるかもしれません。

1. Is Justice Done / 2. Hear the Bells Chime / 3. Hard on You / 4. Out on a Limb / 5. Where you Been / 6. Halfway House / 7. Football and Boxing / 8. John Sherry Jam / 9. Too much Monkey Business (live) / 10. Nighthawker (original version)

M9はTRACKS2と同じテイクかもしれませんが、とにかく興味深い内容です。リリースされたらマスト・アイテムになるのではないかと思いますね。

そうそう、PHOENIX RISING のDVDも、(春のリリース予定とのことでしたから)もうすぐリリースされるのではないかと思われます。こちらも楽しみですね。

では、また次回に。