第75回 BLUE BISHOPS

さて、今回紹介するのは、昨年出たブルー・ビショップスのCDです。昨年出たものを何で今頃?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ブルー・ビショップスのベーシストは、マーティン・ターナーその人なのです。BLUE BISHOPS自体は、別にマーティンが結成したバンドではないのですが、昨年、マーティンが加入したことにより、僕たちアッシュ・ファンの知ることになったという次第です。

 このアルバムのタイトルは「DEEP」で、CD番号はBBCD00201ですね。movinmusicというレーベルから出ているようです。(僕は先日ようやく入手できたので、晴れて今回のアップとなりました。)

 バンドのサウンドは、ブルースをベースとした(なんせ、オープニングからロバート・ジョンソンですからね)ルーツ・ロックです。....と書くと、アンディーのブルー・ロウのことを思い出す人も多いでしょうね。ブルー・ビショップはブルー・ロウよりもブルース・ロック色が濃いように思います。バラード・ナンバーもあるにはあるのですが、聴いていると少しつらいものがあります。

 クレジットを見る限り、マーティンはベースを弾いているだけで、ヴォーカルはとっていないようです。残念ですけどね。でも、中には「この歌はマーティンじゃないの??」って歌い方の曲もあるので、彼がバンドに与えた影響は決して小さくはないのではないかと思えます。

 アッシュの音を期待するとベクトルは違いますけれど、マーティンが元気にやっていることがわかる1枚です。裏ジャケの写真に写っているマーティンですが、かかえているのが白いサンダーバードというのは、本当に嬉しいですよね。そう思いませんか?

では、また次回に。