第74回 ASHのアコースティック・ギグ

さて、今日はアッシュのブートCDの紹介です。GFRRというレーベルのCDRなのですが、ジャケも貼り付けレーベルも、いかにも個人で作りましたというような仕上がりです。まあ、印刷自体は綺麗ですし、CDRもTDKを使っています(もしかして、日本製??)し、下手なブート・メーカーよりも良心的な作りではありますけどね。

内容ですが、昨年9月に行われたASHCONのアコースティック・ギグの日の音源が、(低音が落ちるものの)良質なオーディエンス録音で収められています。2枚組なのですが、合計でわずかに80分を超えてしまうくらいの長さです。MCとかを編集したならCD1枚になったでしょうが、当日のギグをフルに収めたということでしょうね。

曲目とCD番号は下記の通りです。
Disk1: 1.WINGS OF DESIRE / 2.ERRORS OF MY WAY / 3.LEAF AND STREAM / 4.THE KING WILL COME / 5.THROW DOWN THE SWORD / 6.MASTER OF DISGUISE
Disk2: 1.LIVING PROOF / 2.ANCIENT REMEDY / 3.STRANGE AFFAIR / 4.HARD TIMES / 5.BLOWING FREE
<UNPLUGGED LIVE DATES 2002 / WISHBONE ASH / GFRR / 2000GFRR 198 >

CDに収められたうちの何曲かは、(音源自体は違うのでしょうが)オフィシャル・ページでアップされたものと同じ演奏ですね。(^^)アコースティック・デイということで、普段とは違うセット・リストになっていると思われますが、それでも、なじみの曲のアコースティック・ヴァージョンが聴けるのは興味深いところです。

まず、ディスク1です。
オープニングは、アッシュのアコースティック・ヴァージョンとしては一番の成功例となったM1ですね。「bare bones」中でもひときわ光っていた曲を格好良く演奏してくれています。ミドル8での歌はちょっとたどたどしいのですが、ベンの歌でしょう。ともかく、アコースティック・デイにはぴったりの曲ですね。

M2の始まる部分の観客の反応で、春にオフィシャル・ページにアップされた曲のアコースティックパートはこの日のものであったことが確信できます。名曲名演のひとつですね。

M3は渋い選曲ですね。アコースティックな日ならではの選曲だと思われます。

M4もまたまた名曲名演です。(^^)オフィシャルサイトの音源のことを書いた回には詳しくは書かなかったのですが、この曲と次の曲の2曲が、最大の収穫だと思います。「なじみの曲をアコースティックで」というだけでなく、本当にカッコ良くて、新しい発見とも言えるテイクだと思います。このCDRの入手の難易度はわかりませんが、CDRをゲットできないならオフィシャル・サイトの音源を必ず聴きましょう!!

M5も、解説不要の名曲名演です。(笑)アコースティックの響きがこれほど似合っているのは、意外と言えば意外ですが、冷静に曲想を考えると、すごく論理的なことだと思います。マーティンのヴォーカルで聴きたかったなあと、切に願っているのは僕だけではないでしょう。ラストのソロは、エレクトリック・ヴァージョンほどの完璧さはありませんが、美しさにおいては一歩も引けをとらないソロですね。

長いMCに続いて始まるのがM6です。前の2曲で盛り上がったところで、気分を落ち着けてじっくり聴こうよというところでしょうか。次の曲の前振り的な役割がありそうです。

続いてディスク2です。
まるで「leaf and stream」のようなギターの音から、いつの間にかM1が始まるという感じですね。アレンジとしては、「bare bones」の基調としているのですが、ラフで面白い感じです。

M2は、先日出た「tracks2」で聴くことができた曲ですね。もともと中東的な感じのリフを持っていた曲ですが、アコギで弾くと、また変わった感じになりますね。曲が終わった後でベンがまたリフを弾いているのはサービスかな?

M3では、アッシュ得意のブギー・ナンバーをアコースティックに料理しています。ハーモニー・ツインのところも、きっちりとハモっていて、これかこれでカッコいい響きですね。

M4では、ギターよりもハーモニカのソロが印象的です。(観客の反応もいいですしね。)典型的なブルースになっています。

ラストのM5は、観客の手拍子に乗っかって始まります。アンディーとベンとボブのコーラス・ワークはきれいですね。初期の頃に比べたら、ずいぶんと上達しているようです。

ということで、全編アコースティックにキメてくれているという意味では、なかなか珍しい音源ですよね。この時のASHCONにはエレクトリックなギグもあるので、そちらの音源のブートはないのかな?と思ってしまいました。

では、また次回に。