第69回 BLUE LAWのライヴ盤

 

さて、またまた間隔が開いてしまいましたね。このところのアッシュですが、前回書いてからはあまり大きな動きはないようです。いくつかのコンサートがキャンセルされたりしていますけど、バンド自体は元気にやっているようです。

で、今回はBLUE LAWのライヴ盤の紹介です。念のために書いておきますが、BLUE LAWは、アンディー・パウエルがギターで参加しているバンドです。

このCDは、最近、オフィシャルサイトから買えるようになったものです。(そういえば、いつの間にかオフィシャルサイトの販売コーナーは、しっかりセキュアモードになっていました。今後は買い物がし易くなりそうです。(^^))タイトルは「BOOTLEG BLUES」で、楽曲は次の通りです。

DISK 1 : 1.FIVE O'CLOCK WHISTLE / 2.SHADE TREE MECHANIC / 3.TEENY WEENIE BIT / 4.HOUSE OF CARDS / 5.HEY MISS BESSIE / 6.BICYCLE MAN / 7.GOT MY MOJO WORKIN'
DISK2 : 1.ONE TOO MANY TIMES / 2.EXPRESSWAY TO YOUR HEART / 3.FOR CRYIN' OUT LOUD / 4.WOKE UP THIS MORNING / 5.I'M TOO TIRED / 6.MESSIN' WITH THE KID / 7.JOYRIDE / 8.BODY TALK / 9.ONE MORE MILE / 10.GONNA GETCHA / 11.PEGGY SUE / 12.I DON'T KNOW / 13.FLIP FLOP FLY / 14.MEET ME WITH YOUR BLACK DRAWERS ON / 15.GO EASY ON ME, BABY

CDが届いてみると、プレスCDではなくて、オフィシャルサイト(というかファンクラブ)制作のCDRでした。アッシュのトリビュート盤と同じ扱いということですね。でも、ジャケや盤の造りは、ずいぶんと丁寧になっていましたよ。

ライヴ自体は、1996年の3月17日のクレジットになっています。ずいぶん前のライヴなんだなと思いました。BLUE LAWのファースト・アルバムのリリースが(クレジットによると)94年ですから、しばらく経ってからのライヴになるんですね。そう言えば、ライヴのMCで「ニュー・アルバムを聴いたかい?」という問いかけに「gonna getchaのことかい?」と返答があるのも、そのへんが理由かもしれませんね。

アルバムは2枚組で、ファースト・アルバムからのナンバーに、ブルースの曲などを交えての熱のこもった演奏を聴くことができます。楽曲は「ブルースをルーツに持ったロック」という曲想のものが多いのですが、その中にジャズっぽい展開があったり、オーソドックスなブルースがあったりと、渋いながらも聴き応えは十分です。

2枚目のM−7,M−8あたりにはアッシュ風の展開やリフもあるにはあるのですが、ここでのアンディーは、シンプルにオーソドックスなスタイルのギターを弾いていますね。もちろん、「スナップ」の愛称に負けないようなエキサイティングでホットなプレイの連続ですから、アンディーのファンには200%大満足のアルバムであることは保証しましょう。(^^)(そうそう、このアルバムでのアンディーのギター・フレーズを聴いていると、即座にアルバート・キングを思い出してしまいましたよ。)

クラブかパブでの録音のようで、オーディエンス録音のようなのですが、臨場感はたっぷりです。バランス的には、アンディーのギターの音が(まるで「love you live」のキースのギターのように)大きく入っていて、ベースがちょっと聞き取りにくく、偏った音にはなっています。

ということで、アンディーのファン(特にギター弾き)には、大オススメの1枚と言えますね。

では、また次回に。

<BOOTLEG BLUES / BLUE LAW / US / MUCHO MOJO / NO NUMBERS.>