第62回 TRACKS

 

さて、前々からパティオとかで書いていた「TRACKS」の登場です。レーベルは TALKING ELEPHANTで、番号がTECD045。予定通り、2枚組のライヴ・コンピレーションです。曲目は次の通りです。

Disc 1: Tangible Evidence - 1988 / Front Page News - 1978 / Lifeline - 1980 / Living Proof - 1980 / Anger In Harmony - 1978 / Queen Of Torture - 1978 / Insomnia - 1980 / Wings of Desire - 2001 / Ballad of the Beacon - 2001 / Strange Affair - 2001 / Outward Bound - 2001 / Warrior - 1972 / Keeper of the Light - 1989/ Why Don't We - 1989

Disc 2: In the Skin - 1988 / The King Will Come - 1972 / Persephone - 1976 / Standing In The Rain - 1991 / Throw Down The Sword - 1991 / Way Of The World - 1978 / You See Red - 1978 / Number The Brave - 1981 / Everybody Needs a Friend - 1999 / Master Of Disguise - 1999 / The Ring - 1998 / No More Lonely Nights - 1983

裏ジャケには、「all rare and previously unreleased versions 」というクレジットがあったので、思わず唸ってしまいましたが、よく見るとその続きには「available for the first time on CD」と書いてあります。流れからすると、「CDでは初登場になる未発表ヴァージョン」というニュアンスです。

で、曲目を見ていくと、98年と99年と2001年のライヴはともかく、あとはすべてオフィシャルのラジオやTVやビデオで発表された年のもので、なおかつ、(ブートCDやオフィシャルVTRから見ると)その放送に含まれている曲目です。「なんか怪しいな」と思いながらも、CDを聴いていきました。

最初に聴いたのは、大好きな「persephone」です。.....なんと、ギター・ソロの最後でフェイド・アウトしているではないですか。(^^;このフェイド・アウトの仕方は、数多いブートCDやハーフ・オフィシャルCDに入っている76年のラジオ音源と同じです。聴き直せば、イントロのアンディーのミス・トーンといい、この音源と同じと思って間違いありません。そして、このテイクには、音のバックにノイズ(ビデオやFM放送にみられるノイズ)が入っています。ということで、まずは、どのライヴがどんな音源なのかの検証をする羽目になってしまいました。

年代別に書くと、1972,1976,1978,1980,1981,1983,1988,1989,1991、1998,1999,2001となります。

まず、1976年のやつが有名なラジオ音源よりのテイクで決まりです。1989年のやつは、ナレーションから再結成ライヴのVTR音源で決まりですね。

あとは、決定的な根拠部分はないのですが、聞き覚えからすると、1978年はBBC音源、1988年もBBC音源、1980年もBBC音源、で、1972年もBBCかな?と思います。1981年は「playin' free」と同じ音源で、1983年は、マーキー30周年のVTRからでしょう。1991年は、日本公演のFMかTVの音源かな?という気がします。このあたりは、検証途中ということで、またわかれば書きますね。

残るは1998年、1999年、2001年です。1998年には、テレビの収録が1回ありますので、これが怪しいです。(でも、本邦初登場でしょう。)1999年には「house of blues」という夏のシカゴでの音源があるのですが、2−M9を聴く限りは別音源ですね。(イントロのギターの弾き方が違います。)この年の始めのロサンジェルス公演と秋のパリ公演はラジオ収録されているので、これが怪しいです。(でも、本邦初登場だとは思います。)2001年の放送音源は、今のところ日本には入ってきていない(200年の30周年コンサートが最後)ので、これについてはわかりません。(でも、本邦初登場でしょう。)

そんなこんなで、資料のない2001年を除けば、既存のラジオ・テレビ音源で説明がつきそうな気はしますが、またわかり次第、載せていきたいと思います。(気づいた人は、教えてくださいね〜。)

ということで、「現在のアッシュも昔と変わらず好きでいる人」は買いだと思います。まあ、「過去の音源や映像を持っていない人」は買っても悪くないと思うけど、それよりはもとの音源や映像を探してくださったほうがいいかな?(笑)

で、補足しておくと、このアルバムはオフィシャルのファン・クラブも絡んでいるものなので、そういう意味ではブートレッグ対策の一環としてオフィシャルなものを出したという可能性はあるかな?と思いました。

では、また次回に。

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