第52回 スカパーのアッシュ

 11月の2日に、とうとうスカパーでアッシュの30周年コンサートが放映されました。もう一週間以上前のことになるのですが、このところ忙しくて、ようやくアップできましたので、待っていた人、ごめんなさいね。(^^;

先月末に届いたスカパーの「M−BROS.」からの番組紹介メールでは「1999年に行われたオリジナル・メンバーによるライヴ」となっていたので、問い合わせのメールを送ったら、「資料の日付の間違いで、やはり2000年に行われたライヴでオリジナル・メンバーではありませんでした。」との返答がありました。でも、最初のDMでは、アッシュの記事がヘッドラインで、ここに転載したいくらいの(できないけどさ)文章が書かれていましたので、局としても力を入れた目玉番組だったことは想像に難くありません。それを裏付けるかのように、返答のメールにも「いずれにしましても素晴らしい内容ですのでぜひお楽しみ頂けることを 期待しております。」と、書いてありました。

さて、番組が始まりました。オープニングの前に、昔の写真や映像(BBCのものや、ロックパラストのものなど)が、次々に出てきました。(^^)そして、ギグの始まりです。思ったよりは小さめの会場ですね。(でも、後でわかるのですが、2階席もどこも、満員状態なのですよ。)1曲目から、マークとアンディーのツイン・ギターが唸っています。

続く「キング・ウィル・カム」では、マークのギターが唸りをあげます。このHPでも書いた99年のライヴのビデオに比べたら、ずいぶんこなれていて、伸び伸びと弾いているのがわかりますね。(^^)次の「F.U.B.B.」では、ボブの柔らかいベース・プレーを聴くことができます。個人的にはゴリゴリとしたマーティンのプレイの方が好みなのですが、これはこれで味がありますね。

結局、この日放映された曲目は、

Real Guitars Have Wings / The King Will Come / F.U.B.B. / Wings Of Desire / Ballad of The Beacon / Errors Of My Way / No Joke / Strange Affair / Living Proof / Blowin' Free (including "Bad Weather Blues") / Phoenix // Come In From The Rain / Hard Times

というものでした。前回書いたDVDの曲目と違いますね。アコースティック・セットの目玉とも言える「Wings Of Desire」が入っています。まあ、おそらく実際に発売された映像にはこの曲順で入っているんじゃないかなと思うんですけどね。もし違っていたら.......その時は......みんなで喜びましょう、うん!!

話をビデオに戻しましょうね。クレアー・ハミルが加わった「ウィングス・オブ・デサイアー」からのアコースティック・セットは、なかなか面白い演奏です。アコーディオンやフィドルというゲストの楽器が面白いですね。

「ノー・ジョーク」は、実際はアンコールの中の1曲でしたが、ここでは違和感なくこの位置に入っています。ドラマーは、アンディーの息子のA.J.パウエル君です。(髪の毛はふさふさですよ。(笑))

ローリーが加わっての「偽りの証明」と「ブローイン・フリー」は、間違いなく当日のハイライトでしょうね。バックのスクリーンには、ローリーの昔の映像(マーキーでのライヴとか)が流れています。

「フェニックス」の間奏では、画像編集機を使って、画面の一部に歴代のメンバー達の写真が映し出されていきます。(まあ、このスライド・ショーの部分はパソコンで作ったのが一目瞭然なのですけどね。)

アンコールの「カム・イン・フロム・ザ・レイン」では、マークがスタンド・マイクで唄います。心なしか、マーティンの唄い方を意識しているようにも聞こえますね。そして、ラストは全員で「ハードタイムス」で決めるのです。

ということで、放送局の人も言うとおり、素晴らしい内容であることは間違いないでしょう。見逃した人は、最後の再放送(と書いてあったけど、本当かな??)を見ましょうね〜。

「再放送日程」11月25日(日) 20:00〜22:00 スカパーの「M.BROS」にて