第49回 続・アッシュのDVD

 さて、今日はアッシュの新しいDVDの話です。残念ながら、新しいとは言っても昔からある映像なんですけどね。

このDVDは、CLASSIC ROCK LEGENDSというシリーズでリリースされたうちの1枚です。ロジャー・ディンのイラストのジャケットが印象的ですよね。で、内容としては、89年9月26日のコルストン・ホールでの20周年コンサートの模様を収めたものです。オフィシャルでもビデオとLDになり、日本盤も出ていたのはみなさんもご存じでしょう。オリジナル・メンバーでの数少ない映像のひとつでもあります。

考えてみると、この後の91年の来日公演にはスティーヴはいなくて、結局、オリジナルメンバーのアッシュは日本でライヴをすることはなかったのですよね。当時、スティーヴが日本に来ていたなら、きっとこんなライヴになっただろうと思います。テッドもずいぶん上手くなってまして(でも、やっぱりどこかでトチるけど(^^;)、ライト・ハンド奏法なんて聴けたのには、出た当時にはちょっと驚いたものでしたけどね。(^^)マーティンの声は全然出ていないけど、安心して聴ける(見れる)ライヴだと思います。

商品データとしては、<WISHBONE ASH   CRL-0744  CLASSIC ROCK LEGENDS E.U.>となり、曲目は REAL GUITARS HAVE WINGS / THE KING WILL COME / COZMIC JAZZ / KEEPER OF THE LIGHT / WHY DON'T WE / BLOWIN' FREE / BLIND EYE - LADY WHISKY - SOMETIME WORLD - PHOENIX / JAIL BAIT ということになります。

ヨーロッパ盤なのですが、一応、NTSCのもの(CRL-0744、日本の形式はこれ)のものとPALのもの(CRL-0743)とがありますので、番号を間違えないように注意してくださいね。そうそう、ディスクはリージョン・フリーなので、日本のプレーヤーでもかかりますので安心してくださいね。

さて、このDVDとは別に、ネットでアッシュのVCD(ビデオCD)を買いました。個人制作のブートのようで、盤面に文字が印刷してあるだけの、ジャケもない簡素なものでしたけどね。こちらの中身は、有名な76年のロック・パラストの映像ですので、演奏は文句のつけようがありません。この映像は昔は50分もののブートで出ていたんですが、再放送があり、ロング・ヴァージョンでのブート・ビデオが出ています。今回はVCDの収録時間もあり、ショート・ヴァージョンの映像でした。ちょっと残念ですけどね。でも、もともとあまり良くない画像だった(PAL変換のためでしょうが)ためか、VCDにしてはかなりいい画質で収められていました。まあ、ビデオを持っている人には無用のものだとは思いますけどね。

では、また次回に。