第30回 アッシュの変なCD

 

 さて、またまた変なCDを見つけちゃいました。「MILLENIUM COLLECTION」という、大層な名前がついている2枚組なのですが、ベストにしては選曲がえらく偏っているのです。時期もバラバラだし、お店で手にとってみた時、どうしてだろうと思いました。でも、ジャケットはまずまずだし、丁寧な作りだし、と思って買って帰りました。(それに、2枚組で1000円台と、安かったもんね。)

 途中の電車(実は、東京で買ったので、帰るまで聴けなかったのですが)で、また曲目を眺めていて、気がつきました。「な〜んだ、1枚目は76年のBBC(ずっとそう思ってたけど、別の放送局音源らしいです。)のライヴで、2枚目はライヴ・イン・シカゴじゃないかぁ。(^^;」

 そう、いかにも2000年記念のベストのように見せかけて、既存の音源を2枚組み合わせただけのCDだったのです。なんのこっちゃ。結局、どうしてミレニアムなのかなという答は、レーベルがミレニアムだったという、ベタな落ちだったのです。

 まあ、演奏自体はどちらも定評のある音源(ライヴ・イン・シカゴは正規盤だから当然ですけどね)なので、今まで聴いたことがない人には、お買い得と言えるアルバムですけどね。それ以外のファンには、ちょっと用のないアイテムだと思います。

 しかし、こんなところまでミレニアムの便乗商品があるなんて、ちょっと凄いものがありますよね。(^^;

 < MILLENIUM COLLECTION / WISHBONE ASH / MILLENIUM / 20.4038-MI>