第27回 88年のアッシュ

 

 「BARE BONES」を入手するよりも先に、新しいブートを手に入れました。掲示板で水嶋さんが教えてくださった、88年のライヴのCDR「HAMMERSMITH '88」です。BBCのための録音が音源ということで、88年4月3日のライヴが(演奏した曲全部というわけにはいきませんが)最高の音質で納められています。(^^)ホント、前回レビューした正規盤「THE KING WILL COME -LIVE-」よりも遙かに音が良いですよ〜。

曲目は、1.LIVING PROOF / 2.GENEVIEVE / 3.THE KING WILL COME / 4.IN THE SKIN / 5.LAP STEEL INSTRUMENTAL / 6.PHOENIX / 7.BLOWIN' FREE / 8.JAIL BAIT / 9.BAD WEATHER BLUES です。

面白いのは、M2とM9あたりです。オリジナル・メンバーに戻ってのライヴですから、どちらもちょっと貴重かもしれませんね。

演奏ですが、ブランクを感じさせる曲もあるものの、テッドの頑張りが目立ちます。またアッシュに戻れて楽しいってことの表れなのかな?名曲M3のギター・ソロは、オフィシャル・テイクの何倍も迫力がありますね。ソロ以外のプレイはともかくとして、このソロだけでも十分に聴く価値があります。(^^)

そして、最大の名曲と言われている(実は、僕は好きじゃない曲なんだけど(^^;)M6での演奏も凄いですよ。ライヴ・デイトと比べても遜色がありません。というか、テッドのギターが成熟したぶんだけ「でき」はいいかもしれませんね、これは。ここでは、演奏もコンパクトに((^^;)13分20秒にまとめられています。さすがに演奏後の拍手は凄いですね。

定番曲のM7やM8も、このメンバーならではのまとまりを聴かせてくれます。特にM8のテッドのヴォーカルには感慨深いものがありますね。

ラストのM9では、アンディーのギターと共に、テッドのスライド・ギターもとてもアグレッシヴです。さすがにブルース・ロックだけあって、スライドギターが加わると曲がいっそう引き立ちますね。曲中でのアンディーと客との掛け合いは、恒例のお約束です。

そうそう、このCDRのジャケットなんですが、何故か今のアッシュの写真なんですよ。裏ジャケでは、ボブやマークも個別に写っています。なんか変なの〜。「音はローリー時代だけど、ジャケはテッド」ってパターンはよくあるけど、このパターンは初めてですね。(^^;

ということで、最高の音質でたのしめるこのCDRは、オススメの一品ですね。

 < HAMMERSMITH '88 / WISHBONE ASH / FLYING CAT / FLC-006>