第25回 NOUVEAU CALLSリミックス

 

 今回は、またまたアッシュの近況について話をしましょうね。

 まずは「NOUVEAU CALLES」です。どこの国でも長い間廃盤になっていたのですが、この度、無事に再発されました。しかも、ただのリマスターじゃなくて、マーティンがリミックスしているのです。(^^)ですから、音の定位や大きさなど、元のCDとはいろいろ違っています。全体的には、ベースがプッシュ気味になって、迫力を増したタイトなサウンドになっています。

 もともと「NO SPEAK」というインストゥルメンタル・アルバムのシリーズの一環として作成されたものですから唄は一曲も入っていません。そんなところもあり、個人的にはあまり好きではないアルバムですから、「LIVE DATES」のリマスターのような感動はありませんでしたけどね。(^^;(まあ、このアルバムが出た当時は、アッシュは解散していると思っていた人がほとんどで、まさかオリジナル・メンバーで再編されるなんて思いませんでしたから、それなりの喜びはあったのですけどね。)今回はボーナス・トラックとして「T-BONE SHUFFLE」が入っています。アンディーのギターを聴きたい人で、まだ買ってなかったひとはゲットしてみてくださいね。

 それから、一昨年出ていた「LIVE TIME LINE」ですが、先月末に日本盤が発売されました。ボーナストラックがあるわけでもなく、何故、今頃になって発売されるのかはわかりませんけどね。唯一の売りは、オリジナル盤のインナーにも載っていたアンディーのメッセージが日本語に訳されているということですかね。(でも、訳の日本語がちょっと変だけどね。(^^;)ちなみに、雑誌ストレンジ・デイズの5号の新譜レビューの所にも記事が書かれています。ただし、マーティンとテッドを「兄弟」なんて書いてますけどね。(ちゃんと調べてから書いてほしいなあ。まあ、76年頃出たロックの楽譜で、B.T.O.のところにマーティンの写真が載っていたことがあったけどね。そりゃ、確かに「ターナー」というベーシストだけどさ。(^^;)

 最後に、アコースティック・アルバム「BARE BONES」が完成したようです。収録曲は、Wings of Desire, Errors of My Way, Master Of Disguise, You Won't Take Me Down, Love Abuse, One More Chance, Baby Don't Mind, Living Proof, Hard Times, Strange Affair and Everybody Needs A Friend です。先日ビデオでみたライヴでも、WINGS OF DESIREはいい味を出していましたので、貫禄のオープニング・ナンバーになるでしょうね。ちなみに、BABY DON'T MINDは、ソロモン・バーク(イギリスではTボーンズ)のヒット曲のカバーだそうです。あと、クレアー・ハミルも参加しているとのことです。

 新しいアレンジ(曲想を変えて)で演奏されている曲も多いようですので、発売が楽しみです。そうそう、発売日は10月の最終週になるそうですから、あと少しの辛抱ですね。(^^)

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