第23回 ASH CON '99のビデオ

 

 今日は、今年の5月1日のシカゴでのアッシュのライヴを納めたビデオの紹介です。僕はアメリカのファンクラブのUS ASHで買ったのだけど、オフィシャル・ページでも買うことができます。(まあ、オフィシャル・ページにはセキュア・モードがないので、faxのあるUS ASHで買うことにしたんですけどね。(^^;)

 ファンクラブの制作と言えば、97年のライヴ・ビデオもありましたが、今回も同様な作り方をされています。今回は、編集や特殊効果の技術も向上し、カメラを5台切り替えて使っているため、ずいぶんと「それっぽい」仕上がりになっています。でも、「完奏で入っている曲が少ない」という、最大の問題があるのもまた事実です。インタビューを交えた意欲的な構成になっているだけに、凄く残念ですし、どうせなら完奏版を出してほしいと思いますね。

 ビデオは、ビーコンのバラッドで幕を開けます。ギターのマイクは、アコギを持っていて、(テッドのパートの)ソロもアコギで弾いています。サビの部分はマークが唄っているのですが、マークの声は、ちょっとロッカーっぽい声で、これまでのヴォーカリストとは違った雰囲気がありますね。(でも、97年の面子と比べると、どうしてもバンドとしてのヴォーカルが弱く感じますけどね。)アンディーは次の曲では、「V」に持ち替えてくれますが、ここではいつもと違うギターを弾いています。

 MASTER OF DISGUISE と WINGS OF DESIRE は、アコースティック・ヴァージョンで、今度出る予定の「BARE BONES」のアルバムを予想させてくれる演奏ですね。特に、後者はいい感じで仕上がっていますよ。

 BLOWIN' FREE では、アンディーのソロとマークのソロを聴き比べることができます。ここで聴く限りでは、マークのソロは、まだちょっと「カタい」ように思います。まあ、ローリーも加入当初はそんな感じでしたし、仕方ないのかもしれません。

 ビデオの時間は40分もないので、あっという間に終わったって感じです。音のレベルが高すぎて、音がひずんで聞きづらい所もありますし、ちょっと消化不良って感じです。これならば、'97年のビデオのほうが何倍もいいと思いますよ、僕は。(^^; ファンクラブのチラシを見てみると、99年1月のライヴのビデオもあるようなので、そっちを買ってみようかな?と思ってしまいました。

[SET LIST]

BALLAD OF THE BEACON / REAL GUITARS HAVE WINGS / STRANGE AFFAIR / THROW DOWN THE SWORD / MASTER OF DISGUISE / WINGS OF DESIRE / MOUNTAIN SIDE / BLOWIN' FREE

 話は変わるんですが、「PSYCHIC TERRORISM」のCDも、このたびようやくゲットしました。内容は、「・・・・・・・・」という感じです。(^^; やっぱり、この辺の音は、ちょっとアッシュには合わないなって気がしますね。

 ということで、今回はちょっと失望気味のレビューになりましたが、また次に期待することにしようかな。