第8回 最近買ったCD

 

 今日は、最近買った2枚のCDを紹介します。1枚は、第5回でも「予定」と書いたブート盤で、「MARQUEE '73」です。そしてもう1枚は、最近イギリスで発売された「TRANCE VISIONARY」です。

 「MARQUEE '73」ですが、ラジオ・ショーのエア・チェック・テープが音源らしく、DJの声がモロに入っています。曲目は、1.THE KING WILL COME / 2.BALLA OF THE BEACON / 3.WARRIOR / 4.THROW DOWN THE SWORD / 5.JAILBAIT / 6.ROCK'N ROLL WIDOW / 7.PHOENIX / 8.JAILBAIT / 9.THE PILGRIM ですが、M8とM9は、プロモ盤の「LIVE FROM MEMPHIS」の音源です。(この2曲は、他のブートレッグでも聴くことができます。)マーキーのライヴのM1-M7は、一応ステレオなのですけれど、古い録音なので、ヒスノイズがちょっと目立ちます。また、M5では、一部音がとぎれてしまう部分もあります。

 ただ、アーガスの好評価で自信もついてきたのか、演奏自体はかなりいいできです。NHKFMで放送した72年のライヴに比べると、雲泥の差です。(まあ、正規盤の「ライヴ・デイト」には負けますけどね。)ホント、この音源のもっとクリアなものはないんだろうか?って思ってしまいますよ。

 そうそう、M3では、イントロでタイミングをとちって、やり直したりしていますけど(ご愛嬌!(^^))、演奏はそれを補って余りあるほどの迫力ですよ。M4は、ギターソロがイマイチですね。悪くはないのですが、やっぱり「ライヴ・デイト」のソロが素晴らしすぎるので、どうしても比べてしまいます。(あれっ?これって、前にも書いたような気がしますね。(^^;)あと、M6は、スタジオ盤なみのスピードで、じっくり聴かせるテイクになっています。ここでは、バッキングの時のテッドのスティール・ギターが、ライヴ・デイト以上の迫力でカッコいいですよ。(ソロはちょっと落ちますけれどね。)最後のM7ですが、やっぱりちょっと長すぎるかなって感じです。まあ、72年の19分半よりは短くて、16分ちょっとにまとめてはいるんだけどね。

 さて、問題の「TRANCE VISIONARY」です。何が問題なのかって?それは、これが DRUM 'N' BASS みたいなアルバムだからです。しかも、アッシュのレコードを素材にしているだけではなく、アンディも参加しているのです。(1曲、新メンバーのボブ・スキートがベースを弾いています。)正直言って、ちょっと評価に困るなというのが感想です。

 エレクトリックなリズムとベースの向こうで鳴っているF.U.B.B.やALONEやVAS DISのリフ。アンディーのギター。ここまで行ったら、もうアッシュのアルバムとして捉えないほうがいいのかもしれないとも思いつつ、それでもアンディーのギターの音を聴くと、やっぱりこれはアッシュのアルバムなんだと思えるし、このアルバムの音自体は決して悪くはないしと、本当に不思議な気分にさせてくれるアルバムなのです。(^^;

 とりあえず、曲目とソースを(聴いてわかる範囲で)書いておきましょう。違っているかもしれませんけどね。

 1.NUMEROLOGY <ALONE> / 2.WONDERFUL STASH <VAS DIS> / 3.HERITAGE <THE DAY I FOUND LOVE> / 4.INTERFAZE / 5.POWERBRIGHT <HARD TIMES> / 6.REMNENTS OF A PARSONAL MENAGERIE / 7.NARCISSUS NERVOSA <F.U.B.B.> / 8.TRANCE VISIONARY <THE PILGRIM> / 9.FLUTTERBY / 10.BANNER HEADLINE <FRONT PAGE NEWS> / 11.THE LONER <714>/ 12.POWERBRIGHT VOLITION / 13.GUTTERFLY <PHOENIX> / 14.WRONGED BY RIGHTEOUSNESS

 ところで、どなたか、他の曲のソース、わかりませんか??(その後、M6は<THROW DOWN THE SWORD>ではないかというメールをいただいたのですが、短すぎてよくわかりません。(^^;)