第39回 HERE COMES THE PASISLEYS 

さてさて、今日はペイズリーズのライヴのことです。前のソロライヴの頃には「平日だから無理だよ〜」なんて言っていたのですが、結局、仕事をシフトして、ちゃっかり行ってきちゃいました。だって、前のソロ・ライヴのアンコールの70’Sロックが凄く良かったんだからさぁ。(^^;

ペイズリーズのメンバーですが、風祭クンがベース、ソロ・ライヴでおなじみの清水クンがギター、で、藤井クンがドラムス、ちょっと楽太郎に感じが似た(ゴメン!)松浦クンがキーボードです。僕は、清水クンのギターをちょっと楽しみにしていたのですけどね。

会場のブルース・アレイに着くと、すでにステージには楽器が並べてありました。幸運なことに、指定された席が左寄りの一番前というオイシイ席だったので、ラッキーでした。(^^)(結局、風祭クンの真ん前の席だったのだけど、他のファンの方、ごめんね〜。(^^;)

その楽器ですが、一番左に左利き用のものが3本ありました。順に、ガット弦のエレアコ、フェンダーの黄色いムスタング型のベース、そして、水色に花の模様をあしらったバッカスのベース(形はジャズべが基本ですね)です。バッカスのベースは、前のソロライヴの時に「清水クンのSGはバッカスに作ってもらったんだけど、風祭クンのベースも作ってもらうことになっている」と言っていたやつですね。(^^)

で、その隣に(後でわかったんだけど)前座の人のギターがあり、その奥にハモンドのXB2とローランドのA90が置いてあります。ドラムスにはMAPEXのロゴがありますね。

で、一番右には、清水クンのギターがずらっと並んでいます。バッカスのSG、ナチュラルのテレキャスター、サンバーストのレスポール、白のストラト、そして、SGのダブル・ネックです。なんか、ギターを見るだけで、演奏する曲目が見えてくるような気がしました。(だって、SGのダブル・ネックなんて、「天国への階段」で使うに決まってるもんね。(^^))

開演までに時間があるので食事をとります。B.G.M.も、ジャズ(マーシー・マーシー・マーシーなんてかかってましたね。)から、B.B.A.のライヴに変わります。(そう言えば、このライヴ・テイクの「スゥィート・サレンダー」が僕は大好きでした。間奏のピッキング・ハーモニクスなんて、最高なんですから。)

といううちに開演時間になり、まずはオープニング・アクトの登場です。20才になったばかりの「いずみさきこ」さんが、3曲ほど歌ってくれました。パワフルな歌唱でした。で、とうとう、お待ちかねのペイズリーズの登場です。

風祭クンが黄色いムスタング・ベース、清水クンがSGを持ってのオープニングは、前回のアンコールでも登場した曲ですね。ペイズリーズのデビュー曲です。((^^;)...っと、真面目に行きましょう。ジミ・ヘンドリックス(以下:ジミヘン)のナンバーで、「紫のけむり」です。相変わらず、ゾクゾクしてくるイントロですね。ヴォーカルは風祭クンです。今日の風祭クンは、ピンク系のサイケなズボン(「パンツ」とはあえて言わないけど)に、黄緑のシャツに、チープな首飾りという出で立ちです。清水クンのSGが唸りをあげてますね。ギター・ソロは、ジミヘンと言うより、ジェフ・ベックみたいなフレーズが多く出てきたような気がします。

続いて2曲目です。グランド・ファンク・レイルロード(以下:GFR)の「ハートブレイカー」です。ソロライヴの時は、イントロだけ聴かせてくれたけど、今回はフルに聴かせてくれますね。これも風祭クンのヴォーカルです。気がつけば、ドラムの藤井クンはすでに上半身裸になっています。ホントにGFRみたいですねぇ。ギター・ソロも決まり、ベースソロも(ちょっと危なっかしかったけど)バッチリでした。

3曲目は、サンタナのナンバーで「ブラック・マジック・ウーマン〜ジプシー・クイーン」です。前回のソロ・ライヴでもたっぷり聴かせてくれた、むちゃくちゃサスティーンが効いた甘いギターを聴かせてくれますね。ヴォーカルは清水クンです。(さすがに、グレッグ・ローリーばりには唄えませんけどね。)松浦クンのハモンド・オルガンの音も雰囲気を出しています。

清水クンがストラトに持ち替えての4曲目は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(以下:CCR)の「雨を見たかい」です。松浦クンのヴォーカルは、かなりのハイトーンですね。もともとのCCRがドスの利いたヴォーカルだったのに対して、これは意外な人選ですね。松浦クンは、フェイクを入れまくってますね。(^^;

続いて、松浦クンのエレピの弾き語りで「グレーテスト・ラヴ・オブ・オール」ジョージ・ベンソンの曲です。松浦クンはフェイクを入れながら、しっとりと歌い上げてくれました。こういう曲には、彼の声質はぴったりですね。(^^)

6曲目では、風祭クンがバッカスのベースに持ち替えます。なんかサイケな曲を演るのかな?と思いきや、ビートルズ・ナンバーで「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」です。ここでも松浦クンの声質にぴったりの曲を、せつせつと歌ってくれました。(ちなみに、松浦クンのフェイクの入れ方は、僕が唄うときの入れ方と似てたので、親近感が沸きましたけどね。)

7曲目です。清水クンがSGダブルネックに持ち替えます。そう、これしかありません。レッド・ツェッペリンの「天国への階段」です。イントロのギターはちょっと表現がカタいかな?と思っていたら、風祭クンがいきなり「時には〜母のない子のよ〜に〜。(注:キーもメロディーも違う)」とハズしてくれました。でもね、風祭クン。「神田川」唄うと合うんだよ、これ。(^^;

気をとりなおして、清水クンがまたイントロを奏で始めます。ヴォーカルは風祭クンです......けど、これは....ちょっと危なっかしいぞ。と思う間もなく、1番のラストですでに歌詞割りに追いつけなくなっていました。(う〜ん。きっと、練習してないですね、これは。)なんか「代わりに俺に唄わせろ」なんて思っちゃいましたよ。(^^; 間奏の清水クンのギター・ソロは見事でした。で、ラストのハイ・トーンのパートはどうするんだろう?と思えば、松浦クンが、オクターヴ下げて唄ってましたね。

曲が終わった後に風祭クンも言ってたけど、ステージの前に金網があったらビール瓶が飛んだであろう(わかんない人は、ブルース・ブラザーズの映画見てね。(^^))できでしたね。

さて、8曲目で、清水クンがテレキャスターに持ち替えます。ジェフ・ベックのナンバー(作曲はスティービー・ワンダー)で、「哀しみの恋人達」です。フットペダルを使ったバイオリン奏法で曲は始まりますが、ここでは清水クンが最高の演奏を聴かせてくれます。音の切り方、伸ばし方...静と動の対比....さすが、ベックがギター・アイドルだったという清水クンならではの演奏です。凄く良かったよ、ホント。というところで、第1部が終了です。

しばらく休んでの第2部です。風祭クンがフェンダーのベース、清水クンがストラトで始まった(通算)9曲目は、デレク・アンド・ドミノスのナンバーで、「いとしのレイラ」です。ヴォーカルは松浦クンで、風祭クンがコーラスを入れます。でも、やっぱりこの曲では、ギターは2本欲しいですね。前半の激しい部分が終わり、後半のピアノ・ソロのパートになります。松浦クンが素敵なソロを聴かせてくれているのだけど、ちょっと音が小さくて聞き取りにくかったですね。ちょっと残念でした。

10曲目は、エリック・クラプトンのナンバーで「ワンダフル・トゥナイト」です。ヴォーカルは清水クンで、コーラスが風祭クンです。やっぱり清水クンのヴォーカルは、ちょっと弱いかな?でも、もともとクラプトンもそんなにヴォーカルが上手くなかったし、技術よりも味のある歌が似合う曲なのです。やっぱ、ええ曲やなぁ〜。(^^)

11曲目です。風祭クンがガット・ギターの弾き語りで、ジョン・レノンの「ラヴ」を唄います。(その前に「ひなまつり」とか「こがねむし」とか歌ったんだけどね。)シンプルな曲だけに、シンプルな演奏が似合いますね。(^^)

清水クンがSGに、風祭クンがフェンダーに持ち替えての12曲目です。クリームのナンバー(クラプトンとジョージの共作)で「バッジ」です。(風祭クンも言っていたけど、クリームのレコードでリズム・ギター入れてるのはジョージだよ。(^^))ここでは、風祭クンのベースがカッコ良く唸っています。そう言えば、ベーシストがギンギンに主張するタイプの曲が出てきたのは、今日初めてですね。ヴォーカルも風祭クンでした。

藤井クンのドラムについてあまり書かなかったんだけど、彼は凄くヘヴィーなドラムをたたいています。ここまでのところでは、あまり彼のドラムが活きるような曲ではなかったんですが次の曲あたりから、彼のヘヴィーなドラムの凄さが目立ってくるのです。(^^)

13曲目です。ジミヘンの曲で、「イージー・ライダー」。松浦クンのヴォーカルに、風祭クンがコーラスをつけます。ドライヴするギターとベースのリフがカッコ良く曲を盛り上げていきます。藤井クンのヘヴィーなドラムが、こんな曲には似合いますね。彼の本領発揮というところでしょうか。

清水クンがレスポールに持ち替えての14曲目は、バニラ・ファッジのナンバーで、「キープ・ミー・ハンギング・オン」です。ハモンドの音から、一度聴いたら忘れられない印象的なリフへと続いていきます。ヴォーカルは風祭クンで、コーラスが松浦クンです。バンドが一丸となって、どんどん曲を盛り上げていきます。ホント、最高の楽曲に最高の演奏ですね。こんな演奏聴かされると、昔の血が騒いじゃって、唄いたくなって弾きたくなって、うずうずしていましたよ、僕は。(^^;

バンドの演奏は盛り上がって止まりません。(^^; 清水クンがまたまたSGに持ち替えて、クリーム(もともとはトラッドなブルース曲)の「クロスロード」が始まります。ヴォーカルは藤井クンです。弾きまくるギターとベース、叩きまくるドラムス。クリームのレコードでも、クラプトンとジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーが互いの力をぶつけ合って勝負している曲なのですが、やっぱり気合の入り方が違いますねぇ。(^^)ちなみに松浦クンは座ったまま「お休み」で、身体を揺すりながら鑑賞モードでした。

16曲目です。清水クンがストラトに持ち替えて、ベック風のアドリヴを弾き始めます。最初にレコードがかかっていたベック・ボガート&アピス(BB&A)ですね、これは。印象的なイントロと共に「迷信」が始まります。ヴォーカルは松浦クンです。ベースのリフもキマっていますし、ギターも弾きまくっていますし、ドラムも叩きまくっていますし、ホント、凄い演奏でした。

ラスト・ナンバーです。清水クンはまたまたSGを持ちます。曲は、GFRの「孤独の叫び」です。当時から長かったナンバー(確か、世界最長のシングル盤というふれ込みだったと思うけど)ですが、ここでは、ライヴ・テイクに基づいた演奏を聴かせてくれます。風祭クンのヴォーカルに清水クンのコーラスです。最高に迫力のある演奏の後、ギター・ソロ−キーボード・ソロ−ベース・ソロ−ドラム・ソロ(銅鑼がないのが惜しいね(^^;)と、4人が4人とも存分に聴かせてくれました。延々と、GFRばりに17分の演奏でした。これも凄いや!(^^)

というところで第2部も終了。藤井クンは、アンコールを要求しながら楽屋に帰っていきます。(^^;

で、アンコールです。藤井クンは、ズボンまで脱いでしまいました。(しっかり、レザー・パンツはいてるんだけどね。)

ところが、風祭クンのコードのトラブル(つなぎ間違い?)で、時間がかかり、清水クンと藤井クンがトークでつなぎます。藤井クンは、昔「8時だよ!全員集合」に出たことがあるそうです。(影山ヒロノブ君のバックだったそうですけどね。)で、風祭クンが「ぴったしカンカン」で、なんと、清水クンは「太陽にほえろ!」に出たことがあるそうです。ヤマさんが死んだ時の、拳銃密造団が実はバンドだったって役だったそうですけどね。

そんなうちにトラブルも解消し、いよいよ、アンコール・ナンバーです。風祭クンのヴォーカルで、リック・デリンジャーの「ロックン・ロール・フーチー・クー」です。僕も大好きな曲なので、大喜びでした。(^^) ところで、この曲は日本の子供ばんどもカバーしてるんだけど、前回にも風祭クンが子供ばんどの歌詞で「サマータイム・ブルース」を歌ったりしたし、もしかしたら、風祭クンは、やっぱり子供ばんどが好きだったのかな?

ということで、ノリノリの演奏の中、ペイズリーズのステージは幕を閉じたのでした。

今回のステージは、僕も学生時代に演奏したことのある(18曲中14曲)曲ばかりだったので、凄く楽しかったですよ。ノリとしては、友だちのバンドがライヴハウスに出て、洋楽のコピーをするのを見に来たって感じだったけど、演奏は来て良かったと思いました。「天国の〜」の歌はともかく、ホントに熱のこもった演奏で、素晴らしかったです。

まだ、ディープ・パープルとか、フリーやバッドカンパニーとか、ブラック・サバスとか、フーとか、スレイドとか、あの頃のロックには聴きたい曲はずいぶんあるので、またいつか演ってくれないかな?って思いました。(^^)

では、今回はこのへんで。