第37回 風祭クンのソロ・ライヴ3 

 このところ、ALWAYS関連の更新は風祭クンのライヴ・レポだけなのですが、今回もそのパターンの更新になっちゃいました。(^^; 果たして新曲は聴けるのか?風祭クンは練習をしっかりしてきているのか?((^^;)今度はどんなアレンジが聴けるのか?などなど、興味と期待いっぱいで新宿ミノトール2に行ってきました。(例によって、夜の部だけの参加ですけどね。)

 開演前のB.G.M.は、60年代ソフトロック風の曲をかけていました。その曲が消えて、ライトが消えると、いよいよ風祭クンたちの登場です。入場のテーマ曲((^^;)は、10CCの「THE THINGS WE DO FOR LOVE」でした。

 風祭クンがエピフォンのセミアコを抱えて、1曲目が始まります。清水クンのSG(あとの話によればバッカスのSGだって。)が独特の響きを持つアルペジオを奏で始めます。ギターのフランジャーのかかり具合が心地よいです。松本クンは、ナチュラル・カラーのリッケンバッカーのベースですね。曲は、「EVERY BREATH YOU TAKE」〜「海が見てただけ」〜「PLEASE MR. POSTMAN」〜「LAST CHRISTMAS」〜「STAY」と、ちょっと長めのメドレーでした。「海が見てただけ」は、もともとがスペクター風のサウンドだったので、ちょっと意外な流れでしたが、すんなりと溶け込んでいったのはさすがでした。(この曲がライヴで聴けるなんて思ってなかったので、実のところは嬉しかったんだけどね。)ただ、やっぱりコーラス・パートはつけて欲しかったけどね。あとは、似たようなコード進行の曲を、ナインスの音を活かしたアルペジオに乗せてつないでみましたってところですね。(でもきっと、ラスト・クリスマスはアドリヴで入れたんだろうな。)

 早くも風祭クンがピアノに移動しての2曲目です。曲を演奏する前に「海辺にて」のサワリをピアノで流そうとしますが、「もうキーさえ覚えていない(本人談)」状態なのでした。(^^;で、風祭クンのピアノに乗って曲が始まります。「灰色の夏」です。。ソロ・ライヴでもおなじみの曲なので、風祭クンのピアノもゴキゲンです。この曲もコーラスを入れてほしかったかな。で、特筆すべきは清水クンのギター・ソロです。甘めのトーンで、延々と延びるサスティーンをかけて、ほとんどカルロス・サンタナ風にキメてくれました。ラストのソロでは、山北クンのパーカッションもサンタナ風になり、ほとんど「ジプシー・クイーン」みたいな感じで曲を終えてくれました。風祭クンのMCにもあったのだけど、清水クンもやっぱりサンタナを意識して弾いてたんでしょうね。

 3曲目の前に、上田さんのアルバムの話です。風祭クンが提供した曲と、自分のベース・プレイには自信があるそうなので、楽しみにしておきましょうね。今度は松本クンのコーラス(実は、かなり上手い)がついて「星にかわるまで」が始まりました。清水クンのギターですが、前回よりも表現のバリエーションに幅が出てきたように感じました。よくまとまった演奏でした。(^^)

 そして4曲目「オープニングに使った曲を演奏するというとんでもないこと(本人談)」ということで、10CCの「THE THINGS WE DO FOR LOVE」です。1回目はちょっとトチってやり直してしまいましたが、清水クンと松本クンのコーラスが入って、見事な演奏でした。コーラスが後半になればなるほどバラけていってしまったのは、ご愛嬌というところでしょうね。(^^;ちなみに、風祭クンが10CCの名前の由来の話をしましたが、「放送禁止(くぼたくん談)」なので、風祭クンも「5人で2CC」とだけで止めました。(ちなみに、僕は「4人で2.5CC」と聞いてたんだけどね。)

 5曲目では、清水クンがアコギに持ち替えます。ANDREW GOLD の曲で、「NEVERE LET HER SLIP AWAY」です。パーカッションは、結構ワイルドにキメてくれてましたよ。風祭クンの声質も、曲にぴったり合っていました。

 続いて6曲目は、JOE JACKSONの「BREAKING US IN TWO」です。日本ではほとんど売れなかったはずの曲(というか、ジョー・ジャクソンは日本では売れてないと思います)ですが、そういう曲を選ぶあたりがなかなか渋いのです。風祭クンのピアノも、しっかり練習してきたのでしょうか。凄く上手に弾いています....と思ったら途端にトチっちゃいました。(^^;

 ここでメンバー紹介が入ります。ギターの清水クンは、新しく入手したバッカスのSGが嬉しくてたまらないとのことです。(ここでまたバッカスのSGに持ち替えたのですけどね。)風祭クンもバッカスのベースを作ってもらったので、二人でペインティングしようかとか言っていました。で、ふたりでグランド・ファンク・レイルロード(昔、海援隊がコピーしていたとか。)の「ハート・ブレーカー」をちょこっとだけ演奏して(でも、Amなら1音下げてるけどね)....と思ったら、風祭クンは井上陽水の「傘がない」を歌い始めるのでした。でも、実のところ、やると思ったんだ、これ。(^^; ベースの松本クンは、スティングが好きなんだそうで、昔はスティングっぽい曲を演っていたそうです。で、パーカッションの山北クンは、関西出身なのですが「ボケも突っ込みもできません(本人談)」という珍しい(関西の人、ゴメン!)関西人なのです。

 そして7曲目。「いとしのレイラ」風の前奏(イントロの前にアドリブでひくところ)にリードされて、「サ・イ・ク」です。ベースは8ビートを刻み、ギターは8ビートと16ビート(と言うか、倍ノリの8ビートかな?)を行ったり来たりする感じですね。松本クンのコーラスは、間奏(音色はサンタナ、フレーズはクラプトンってところでしょうか)の後から入ります。エンディングのソロのところでは、ラテンっぽいノリの16ビートになり、またまたサンタナになっちゃいました。(^^;でも、ここでの清水クンは縦横無尽にギターを弾きまくります。サンタナを遙かに上回るテクニックですね。(途中でリッチー・ブラックモアやジミー・ペイジが出てきたりしてたけどね。)

というところで1部が終了。10分弱の休憩を経て2部が始まります。

 8曲目(2部の最初)は、風祭クンも清水クンもアコギに持ち替えて、前回と同じくガロの「地球はメリー・ゴーランド」でした。(今回は、観客が腕を振るのは、なしでしたけどね。)バック・コーラスもハーモニーも万全で、よくまとまっていました。この曲は、終わりかけた時にベースのフレーズが入ると、延々と続いて終われないそうですよ..と思う間に、松本クンがフレーズを弾いて、また曲が再開されました。(以下、数回繰り返します。(^^;)

 9曲目もアコースティックなナンバーで、「MIDNIGHT TRAIN 〜 SUMMER OF '88」です。曲は始まったのだけど、「あれっ、風祭クン、コードちゃうねん。」と思った途端、仕切直しが入っちゃいました。で、、また「地球は〜」が出てきた後で、今度はバッチリの演奏が始まったのです。イントロのところを5、6弦のミュートで刻むところが新鮮に聞こえました。

 続いて10曲目です。(その前に「太陽にあたりましょう」って話があったけどね。)清水クンのアコギをフィーチャーして「DON'T WORRYだよ」です。今回はアコギ2本ということで、前々回のようなアレンジに戻ったというところです。松本クンのコーラスもキマってます。この曲は、やっぱりこのアレンジがカッコイイですね。前にも書いたんだけど、DAVE MASONのアコギ版「見張り塔からずっと」みたいで最高です。清水クンのソロも最高だけどね。

 11曲目の前に風祭クンがピアノに移ります。清水クンもSGに持ち替えます。風祭クンのニューアルバムですが、もう選曲はだいたいできているようですが、細かいアレンジなど、まだまだ作業は残っているようですね。ここで風祭クンが昔聴いていたアーティストの話になりました。で、曲は「愛はタイムマシーン」でした。清水クン、松本クンもコーラスで頑張っていました。ちょっとばかし粗かったけどね。(ま、そりゃピカサのようにはいかないです、はい。)

 12曲目は、「’66−あの頃の僕たちは」です。松本クンも清水クンも、もうずいぶんこなれてきていて、演奏はがっちりとまとまっていました。(^^)

 2部のラストです。パーカションのラジオカ君が登場して、前回と同じ力業((^^;)メドレーです。曲は「IMAGERY」〜「I'M NOT IN LOVE」〜「SAILING AWAY」。ちなみに「IMAGERY」の打ち込み系のリズムは、ニュー・ウェーヴを引きずっている部分だそうです。この曲も、できればコーラスをつけてほしいですね。次の「アイム・ノット・イン・ラヴ」は、前回よりはテンポを落としていたようです。松本クンのコーラスは、本当に10CCっぽくきこえます。「SAILING AWAY」では、清水クンがフット・ペダルを使ってのヴァイオリン奏法を聴かせてくれます。(なんか、ジョージみたいですね。)この曲では、ちゃんとコーラスが入っていました。(^^)

 というところで2部も終了。1回目のアンコールに入ります。今度の入場のテーマ曲はT.レックスの「METAL GURU」(メタルの教祖様)でした。でも、今回は「OH! MY GOD!」教だそうですよ。(^^)風祭クンは、当然、エピフォンを持っています。

 清水クンのギターのトリルから曲が始まります。4曲のメドレーで「LIGHT MY FIRE」〜「SUMMER TIME BLUES」〜「PURPLE HAZE」〜「GET IT ON」です。最初の「ハートに火をつけて」はドアーズの曲ですが、イントロのキーボードのフレーズは清水クンがギターで弾いていました。お見事!ついでにヴォーカルも清水クンでした。続く「サマー・タイム・ブルース」は松本クンのヴォーカルです。エディー・コクランの曲ですが、当然、ここではザ・フーのアレンジで聴かせてくれます。ところが、風祭くんのパート(フーではジョン・エントウィッスルが唄っているところ)では、子供バンド(今は役者としても有名なうじきつよしクンのバンド)の歌詞になっていました。風祭クンがフーを聴くのは不思議じゃないんですが、子供バンドも聴いていたとは思いませんでしたね、うん。(^^)次の「紫のけむり」はジミ・ヘンドリックスの代表曲です。やっぱり、このイントロを聴くと、背筋がゾクゾクしてきますね。ヴォーカルは風祭クンでした。風祭クンは、ジミヘンのように歯でギターを弾いたり背中で弾いたりマイクスタンドで弾いたり(実際のソロを弾いているのは清水クンだから、あくまでマネだけだけどね。)してくれました。(^^)で、ラストの「ゲット・イット・オン」も、T.レックスの代表曲でした。

 アンコールの2曲目は「ロックンロール天国!?」です。「OH! MY GOD!」教のテーマソングだそうですよ。清水クンのギターソロでは、ベックのフレーズもちょこっと顔を出しました。というところで、アンコールも終了です。

 2回目のアンコールです。風祭クンがピアノの前に座って、譜面用のライトを照明替わりに灯しました。ソロ・アルバムでは、杉さんに2曲、歌詞を書いてもらったそうです。1曲はオープニング向きのロックで、もう1曲がバラードだとのことで、今回はそのバラードを演ってくれました。タイトルはまだ(杉さんが)決めていないそうなのですが、風祭クンは勝手に「サラ」と呼んでいるそうです。(^^;風祭クンがピアノを奏で始めました。綺麗なメロディーの曲です。最初はちょっと杉さんの曲みたいだと思いましたが、サビのところは伊豆田さんみたいになり、オーソドックスな転調から間奏に入り、唄に戻るころには、ジョンやポールと言うよりはエリック・カルメンみたいになっています。残念ながら風祭クンのピアノは饒舌とは言えなかったのだけど、曲の持つイメージはびんびんに伝わってきたと思います。アルバムでのサウンド・プロデュースは小泉さん(こいちゃま)がやっているとのことなので、最終的にどんなサウンドになるのか、本当に楽しみですね。(^^)

 というところで、次のソロ・ライヴでは、また新しい曲を演りたいという決意表明をして、コンサートは終わりを告げたのでした。2回目よりはトチリが多かったけど、演奏自体は前よりずっとまとまりが出ていたと思います。今度は「進歩」だけじゃなくて、バンドの「進化」を見て(聴いて)みたいなと感じました。いいコンサートだったと思います。

 それよりも、アンコールで聴かせてくれた60〜70年代ロックはなかなかのものでした。8月4日のペイズリーズでは、きっとこんな感じの演奏を聴かせてくれるのでしょう。凄くペイズリーズに行きたくなっちゃいました。(平日だから、難しいのだけど、なんとかならないかなぁ?)

 では、今回はこのへんで。