第36回 風祭クンのソロ・ライヴ 2 

 お待たせしました!本当にしばらくぶりの更新です。本当は、大阪GAR−YIZのことを書こうと思っていたのですが、年度末(新年度)の転勤のごたごたで書けなかったのですよ。(^^;

でも、今回の風祭クンのソロ・ライヴのことは書かないといけません。最終の飛行機で帰ってきたばかりだけど、メモ書きを見ながらのライヴ・レポのスタートです。(^^)

2000年4月8日の土曜日、前回と同じ新宿ミノトール2で、風祭クンのリターン・マッチは始まりました。(僕は昼の部には行けなかったので、夜の部だけのレポでごめんなさいね。)今回は、メンバーを揃えてバンド形式のライヴということで、期待は否応なく高まっています。

オープニングは、ピアノの弾き語りで「灰色の夏」です。風祭クンの名曲のひとつですね。(^^)イントロのピアノを聴いただけで、風祭クンがピアノの練習をものすごくしたんだということがよくわかります。イントロでは、リズム(ノリ)も少し変えてアレンジしたのかな?とも思ったのですが、唄にはいると、普通のリズムに戻りました。やっぱりいい曲ですね。足りないものを探すとすれば、(一人だから)コーラスがないということくらいでしょうか。

2曲目もピアノの弾き語りで、ビートルズの「セクシー・サディー」です。イントロのピアノは、集中力120%という感じです。よく言えば必死、悪く言えばアップアップというところなんですが、それは言いっこなしにしましょう。風祭クンの唄い方はジョンに似ていますが、ジョンほどの「狂気」(いい意味で使ってます)は、そこにはありません。その代わり、この曲のメロディーの良さがにじみ出してくる感じですね。

バート・バカラックと70年代日本ポップス論に続き、またピアノの弾き語りでメドレーが演奏されます。バカラックの曲(タイトルがでてこないよ〜(^^;→その後の情報によると THIS GIRL だったそうです。さんきゅ、きゃらめるちゃん。)と、オールウェイズの「だいじな場面」とが切れ目なく唄われました。

4曲目から、バンドのメンバーが増えていきます。この曲から出てきたのは、ギターの清水クンです。開場でもらったチラシによると、フュージョン系のギタリストのようです。風祭クンもギターに持ち替えて、始まったのがビートルズのカバー・ヴァージョン(個人的にはコステロ&ロウのヴァージョンが大好きだけど)が有名な「ベイビー・イッツ・ユー」です。唄の出だしの「シャララララ」がなぜか入らないけど、心地よい演奏でした。

5曲目では、スカパーでおなじみのパーカッショニストの里村さん(里ちゃん)が入ります。風祭クンのアビーロード・スタジオ録音自慢に続いて、オースティン・ズ・パワーのサントラからの曲です。(あっ、曲名ど忘れしちゃった。SHEで良かったっけ??→その後の情報によると I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAINだそうです。以下同文。(^^;)さすがに、パーカッションが入ると、曲が締まってきますね。(^^)

続いて、6曲目からは、ベース&コーラスに松本クンが入ります。松本クンは、風祭クンと同じ高校ひとつ後輩にあたり、クラブも同じなので、なかなか「かわいがってもらっていた」ようですね。(^^; 曲は、オールウェイズの「DON'T WORRYだよ」です。前回の時には、ギター2本でのニュー・アレンジがカッコ良かったのですが、ここでは、比較的オーソドックスなアレンジで聴かせてくれます。清水クンのギターソロもなかなかのものでした。里村さんのパーカッションもカッコ良かったですよ。

7曲目では、風祭クンはまたピアノに戻ります。曲の前に、風祭クンのニュー・アルバムの話がありました。タイトルを考えていて思いついたのが「地球に落ちた種子(たね)」というものだそうです。(注:タイトルがこれに決まったということではなく、コンセプトの話です。)地球外生命起源説のイメージだそうですよ。そしてオールウェイズの「出会いのために」が演奏されます。バンドでの演奏だから、やっぱり凄くいいですね。(^^)

8曲目もまたオール・ウェイズのナンバーで「I miss you」です。これも、バンドで演奏すると、凄く締まってきこえます。(^^)

第1部の最後を飾るのは、ピカサの「愛はタイムマシーン」でした。清水クンのギターにも、フランジャーが効きまくっています。ピカサのヴァージョンよりも、ちょっと柔らかいカッティングが、耳に残りました。3番のところで、ギターの低音弦の音とベースの音がクロスしていくところは、ちょっと迫力がありました。

さて、第2部です。風祭クンのは初レコはガロのシングルだったそうですが、そのガロの日高さん(トミー)が作った曲で、鈴木雄大さんもカバーしている「地球はメリー・ゴーラウンド」です。風祭クンはギターに戻り、コーラスは里村さんがつけています。途中のコーラスはみんなも唄ってたんですが、「手を上げて指を左右に振って」という里村さんのリクエストに応えていたのは、僕たち4人だけでした。(^^;

続いて11曲目です。ブルース風のイントロに続いて始まったのが、ニュー・アレンジの(ラテンっぽい)「サ・イ・ク」でした。僕の大好きな曲なので、始まった瞬間に「おっ」とつぶやいてしまいましたけどね。(^^; で、僕もしっかりコーラス(姫野)パートを唄ったりしてました。ギター・ソロは、白熱してましたよ。清水クンはさすがにフュージョン系だけあって、こういうソロを弾くと、活き活きとしていますね。惜しむらくは、ベースの、あのゴリゴリとしたドライヴ感がなかったことですね。(まあ、リッケンじゃなくてヘフナーだからねぇ。)

風祭クンがピアノに戻っての12曲目は、またまたオールウェイズの「’66〜あの頃の僕たちは」です。この曲もバンドで聴けるのが嬉しいですよね。パーカッションもギターも凄くよかったです。ある意味では、このあたりが最初のハイライトだったでしょうか。

13曲目は、ビートルズ・ナンバーで、「アイ・アム・ザ・ウォルラス」でした。風祭クンは、ジョン風の訛りで唄っています。こういう曲だと、哲ちゃんのギターのオブリガードがほしいところですが、それは贅沢な相談です。清水クンのギターのワウワウのかかり具合と言い、なかなかサイケでカッコ良かったですよ。かけ声の「ヒュー」は、ちょっと情けない声だったかな?

で、14曲目はラスト・ナンバーです。ここでは、ラジオカ君が登場して、前回と同じリズムを奏で始めます。で、前回と同じく、オールウェイズの「IMAGERY」が始まりました。風祭クンのピアノは、ムチャクチャ上手くなっていました。(^^)で、曲はメドレーになっていて、次の曲が10C.C.の「アイム・ノット・イン・ラヴ」のアルバム・ヴァージョンで、次の曲がオールウェイズの「SAILING AWAY」です。そう、なんと、「アイム・ノット・イン・ラヴ」のイントロをパクっている2曲で原曲を挟むという、豪快な力業だったのです。曲はスムーズにつながります。で、そのまま盛り上がったところで第2部も終了になりました。

さて、アンコールです。ずいぶん時間がかかったと思ったら、服を着替えてインド風のメイクもして、みんなサイケになって出てきたのです。そう言えば、入場音楽も「ウイズイン・ユー・ウイズアウト・ユー」のインストゥルメンタルでしたね。4人ともサイケな出で立ちなんですが、ただ一人、松本クンは、ちょっと服が浮いてたかな?

で、風祭クンがベース、松本クンがギターということで、アンコールの1曲目のビートルズ・メドレーが始まりました。「レイン」〜「カム・トゥゲザー(イントロ)」〜「トゥモロウ・ネバー・ノウズ」〜「シー・セッド・シー・セッド」と、サイケな演奏でノリノリの4人です。ギターのワウワウのかかり方が凄く心地良いですし、ベースは(リッケン程じゃないけど)ゴリゴリ唸っているし、トゥワンギン・ギターのソロも、ワウワウのソロも、サイケで格好良かったです。途中、デイ・トリッパーやタックス・マンのリフを入れるのは、ご愛嬌と言うかお約束と言うか。(^^)

アンコールの2曲目は、風祭クンが(風祭クンと同い年の)エピフォンに持ち替えて(当然、松本クンがベース)の、ロックン・ロール・メドレーでした。曲は「エイント・ザット・ア・シェイム」〜「ビー・バップ・ア・ルーラ」です。唄の途中で、風祭クンのジョン風のかけ声や合いの手が入ったり、清水クンのギターもジェフ・ベック風のフレーズを連発したり、凄かったですよ。おまけに、後半には、風祭クンの「プレスリーの真似」まで入る、大サービスぶりでした。(^^)

アンコールの最後は、お布施ソングで((^^;)「マネー」です。観客もみんなノリノリでしたね。コーラスの二人が低いパートしか唄ってなかったので、僕は勝手に最高音のパートを唄ってましたけどね。(^^;(まわりにいた皆様、ごめんなさいね。)というところで、アンコールも終わるのでした。

2回目のアンコールでは、風祭クンはガット・ギターを持って、ひとりで出てきました。画家と絵論に続き、「みんなの心に残るようなアルバムを作りたいと、風祭クンの抱負発表がありました。で、始まったのは、ジョンの名曲「ラヴ」です。いいメロディーですよね、この曲は。

そして、最後にバンドメンバー勢揃いのあいさつで、今度こそ、コンサートは終わりを告げたのです。(^^)

でもね、すべて終わった会場に、さりげなく流れて来たのが、風祭クンの新曲でした。まだ歌詞ができてなくて、風祭クンも適当な英語(サビでは「GOOD TIMES BAD TIMES」なんて唄ってたけど)で唄っているんだけど、正真正銘の現在進行形風祭クンの唄なのです。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」風のストリングスに「シー・セッド・シー・セッド」風のギターがからみ、ホントにジョンが好きなんだなぁって感じの曲でした。ストリングスの入り方は、松尾さんが好きそうな感じでしたしね。今から日本語の歌詞がついて、アルバムに入ってくるんでしょうけれど、曲に負けないカッコイイ歌詞を書いてね。(^^)

ということで、大満足のライブは幕を閉じました。ホント、前回の100倍は良かったですよ。風祭クン自身、前回の「でき」にはかなり不満足だったそうだけど、今回は、自信満々で胸を張っているんだろうな、きっと。それだけの価値のある、楽しくて密度の濃いライヴでした。ホントにすばらしいギグだったと思います。(^^)

では、今回はこのへんで。