都会V 

 

月の光

冷たいベッド

暗緑色の絨毯

  僕たちは愛の名のもとに

  互いの生命をむさぼる

   

  夜の終わり ふたつの孤独

  開かれたカーテン

  永久に続く時間に

  僕たちは身体を委ねる

 

  言葉のナイフを与えてくれ   君のその暖かさで

  僕の中で醒めた目をした   僕を殺すために

 

     精神のヴェールを脱いでくれ  時間も躊躇うほどに

  空気さえ肉体を蝕んでいく   だから今

 

  窓の向こう

 ラジオの雑音

  通り過ぎる足音

  僕たちは扉を開け放ち

  それぞれの暮らしを迎える

  また変わりばえない日々のため

  同じ毎日を繰り返す