あなたは 遠くを見つめたまま

ごめんなさいと つぶやいて

  小さな雪の 舞い散る中

  ドアを開けようとしている

 

  僕は 言葉を失くしたように

  ただ あなたを見つめている

  あなたの綺麗な その横顔

  忘れないようにと

 

  生きてゆくこと それだけで罪だけど

  あなたとならば それも構わなかった

 

  あなたの背中が ふるえていたのは

  あふれる涙を こらえるためなの?

  今は そう思っていたい

  この部屋でひとり

 

  あなたの姿が 消えてゆくのも

  僕は 涙でよく見えなかった

 

  時の流れは 僕を追い抜いて

  また 雪の降る季節が来る

 

  生きてゆくこと それだけで罪だけど

  この淋しさに 耐えられるはずもなく

 

  今 小さな生命寄せ合う女性

  あなたほど愛せないと わかってるのに

  あなたしか愛せないと わかってるのに