Trumpet Winsockの設定

Trumpet Winsock Ver.2.1F


 1.「TrumpetWinsock」がインストールされていることを確認する。
 2.のアイコンをダブルクリックする。

 3.メニューバーからFileを選んで、次にSetup...を選ぶ。

 4.Internal SLIPとInternal PPP の2つのチェックボックスを空欄にして次の内容をセットする。

     Netmask    Default gateway
     255.255.255.0  0.0.0.0

 5.Internal PPPの左の四角をチェックして×印を入れる。

 6.IP addressを以下のようにセットする。

     IP address
     0.0.0.0

 7.Name serverのIP addressを以下のようにセットする。

     プロバイダName server
     3WEB
     BEKKOAME202.11.252.200 BEKKOAMEは3つをSPACEで区切って指定する
     202.231.192.43
     202.11.252.2
     NIS163.139.201.1
     IIJ192.244.177.1
     WIN202.26.1.33
     ASCII202.32.119.33
     RIMNET202.247.130.5
     JETON202.32.43.2
     ParkPlace202.32.64.1
     New COARA192.244.1.1
     インターネット京都 202.245.160.10

 8.Domain suffixを以下のように設定する。

     プロバイダDomain suffix
     3WEB
     BEKKOAMEbekkoame.ne.jp
     NISnisiq.net.
     IIJiij.ad.jp
     WINwin.or.jp
     ASCIaix.or.jp
     RIMNET(東京)st.rim.or.jp
     RIMNET(横浜)yk.rim.or.jp
     RIMNET(名古屋) na.rim.or.jp
     RIMNET(大阪)yo.rim.or.jp
     RIMNET(神戸)kh.rim.or.jp
     RIMNET(福岡)hf.rim.or.jp
     RIMNET(新潟)on.rim.or.jp
     JETONjeton.or.jp
     ParkPlacecet.co.jp
     New COARAcoara.or.jp
     インターネット京都kyoto-inet.or.jp

 9.MTU, TCP RWIN, TCP MSSを以下のように設定する。

     MTU TCP RWIN TCP MSS
     1500 40961460デフォルト値
     10244096964推奨値
     256848212推奨値
     10063864966筆者の環境

             これらの値は実際に通信してみて、安定に通信できる値に設定してください。
            設定値によっては一見正常に動作しているようで、動作中にパケット送受信が停止する事があります。
             ご注意ください。
             これらの値には次の関係式が成り立っています。

           参考資料:
                      MTU   = MSS 値 + 40
                      RWIN = MSS 値 × 3〜4(最大 4096)
                      MSS   = 212 〜 1460

10.SLIP port(COMポート番号)を設定する。

             通常は1でいい筈です。PCMCIA通信カード等を使う場合は2あるいは3になります

11.Baud Rateを設定する。

           パソコンとモデム間の通信速度(DTE速度)を設定します。
             モデムのスピードが14.4K/Sの場合は19200に設定します
             モデムのスピードが28.8K/Sの場合は38400もしくは57600に設定します
           ※通信中に文字化け等が発生したり、通信が途中で止まったりする場合は設定値を小さくして下さい。

12.Hardware Handshakingeを設定する。

             有効にする(×印)

13.Van Jacobson CSLIP compressionを設定する。

             パケットヘッダーの圧縮/非圧縮の指定です。
             契約先のプロバイダーに対応の有無確認の上、設定してください。
         Bekkoameでは対応。(×印)

14.Online status detectionを設定する。

             DCD(RLSD) checkを選択します。

15.その他の項目

             Demand Load Timeout ・・・・無変更
             TCP RTO MAX ・・・・・・・・無変更

16.設定の終了

             OKをクリックして設定を終了します。

17.メニューバーからDiallerを選んで、次にOptions...を選ぶ。

18.Trumpet Winsockが起動した時のLogin方法を選択する。

            次のいずれかを選択する。 
           No automatic login.                 (自動ではLoginせず手動でLoginする)
            Automatic login on start up only    (自動でLoginする)
            Automatic login and logout on demand(自動でLoginし、通信が終了すると自動でLogoutする)

19.SLIP inactivity timeoutを設定する。

            通信が終了した後、ここで指定した時間が経過すると、自動で回線が切断されます。(単位:分) 
      0に設定すると、切断されません。

20.Automatic redial when disconnectedの設定

             リダイアルさせる場合は×にします。

21.その他の項目

             通常は無変更です。

22.メニューバーからDiallerを選んで、次にsetup.cmdを選ぶ。

23.アクセスポイントの電話番号を設定する。

24.ユーザーIDを設定する。

25.ログインパスワードを設定する。

26.メニューバーからDiallerを選んで、次にEdit scripts...を選ぶ。

27.login.cmdを選ぶ。

             $modemsetupの内容を使用するモデムに合わせて変更する。
       ここではモデムを初期設定するコマンドを指定する
             $userpromptと$passpromptの内容を使用するプロバイダーに合わせて変更する。
              ここではユーザーIDとパスワード入力時の、プロバイダーからのプロンプトメッセージを指定する。
              例えば、アクセスポイントに電話した時、login:やLogin:が表示されるなら、ogin:を設定する
        パスワードも同様の考え方である。

             output "atdt"$number\13の"atdt"の部分を、使用する電話回線に合わせて変更する。
        "atdt"がトーンダイアルの指定
        "atdp"がパルスダイアルの指定
        ※パルスダイアルの場合10PPSと20PPSがあるが、指定方法はモデムによって異なるので、
         適切な方を前述の$modemsetupの中で指定する。
         但し、予めモデムに登録しておく場合はここでの指定は不要です。(モデムの工場出荷値は
         10PPSになっている)

28.メニューバーからFileを選んで、次にExitを選ぶ。

以上で「Trumpet Winsock」の設定は完了です。


29.AUTOEXEC.BATにPATH指定を追加する。

             最後にAUTOEXEC.BATのPATH指定にTrumpetWinsockがインストールされているディレクトリーを追加する。
             WINDOWSを終了し、パソコンをリスタートする。
 WINDOWS 3.1のページへ戻る