iCab プレビュー 1.7 の新しい機能
- ブラウザウィンドウのコンテクストメニューを好みの構成にできる(Preferences ダイアログ、セクション「contextual menu」)。あなたは全く使用しないメニューを切る事ができる。
- 選択されたテキストをクリップボードへコピー、またはエディタやファインダ等の他のアプリケーションにドラッグする時、フォントやフォントエフェクト、サイズ等のテキストスタイル情報もコピーされるようになった。
- プレファレンスダイアログに新しい「Cookies」オプションが登場。そのセッションの終わりまでだけ有効なクッキー全てを自動的に受け入れることができる。
- Drag&Drop への変更・拡張。次のバリエーションがある:
- 普通にドラッグ
- テキストと画像をドラッグ(以前のバージョンでは画像は alt(option) キーとのコンビネーションだった)。テキストがリンクの部分でもドラッグできる。
- alt(option) キー+ドラッグ
- リンクをドラッグする。リンク先のファイルがダウンロードされる。
- command キー+ドラッグ
- リンクをドラッグする。リンク先の URL をコピーする(以前ののバージョンではこれが普通のドラッグだった)。
- シングルクリックには次の機能が
- 普通にクリック
- リンクをオープンかテキスト選択の解除。
- shift キー+クリック
- テキストの選択範囲を広げる。
- command キー+クリック
- リンクを新しいウィンドウに開く。
- command キー+shift キー+クリック
- リンクをバックグラウンドに新規ウィンドウとして開く。
- alt(option) キー+クリック
- リンクをダウンロードする(ダウンロードダイアログが開く)。
- プレファレンスダイアログで新しいパネル『 Filter Java Applets 』がある。iCab は画像フィルタと同じように、 Java-Applets をフィルタリングできる。新規にフィルタに追加するには、Java-Applet 上でコマンド+クリック(*訳者注:コントロール+クリックの間違いだと思う)し、コンテクストメニューの "Java/Filter" を選べばよい。後でプレファレンスダイアログでフィルタを編集することができる。またコンテクストのメニューは、(例えばフィルタリングした後の)アプレットを開始/再スタートさせる為のいくつかの項目が追加されている。
- iCab の使用期限が来ても iCab homepage に接続/新しいリリースのダウンロードが可能になった。もう NC や IE は必要無い。
- ヘルプメニューで新しい項目『 iCab update available?』追加。このメニュー項目を利用して、 iCab は新しいバージョンが入手できるかどうか調べる。もし入手できるならば、 iCab はそれをダウンロードか尋ねる。アップデートを自動的に調べるように設定できる(この場合メニュー項目にチェックが付く)。(*訳者注:ヘルプメニューから「Check for iCab Update...」を選択した時にあらわれるダイアログで設定可能)このセッティングで iCab は最大一日一回アップデートがないか確認する。ユーザがこのメニューを選択した時だけアップデートを調べるようもできる(この場合メニュー項目がチェックが付かない)。
- iCab は FONT タグのネットスケープ HTML 拡張『 POINT-SIZE 』をサポートする。
- iCab はウェブアーカイブを導入する。iCab アーカイブは、全てのプラットホームでも問題なくデコードできる ZIP フォーマットで保存される。これらのウェブアーカイブは HTML ファイルのように iCab で表示でき、そして、もちろん iCab はこれらのアーカイブをつくることができる。これらのアーカイブは、 HTML ファイル、イメージ、フォント等をいくつでも含むことができる。ウェブページを保存するウェブアーカイブが非常に効率的であるべく、 iCab はファイルを圧縮する。ウェブアーカイブを開くと、 iCab はアーカイブ内で見つけた最初のファイルを表示する。iCab は、このページからのリンクを先ずアーカイブの中から捜す。もしリンクがアーカイブ内にあればそれを読み込む。もしアーカイブに無ければ、通常の方法を取る(ウェブキャッシュから、インターネットから、あるいはハードディスクから)。
注意:ウェブアーカイブから読み込まれた HTML ファイルのソースは iCab 自身で表示する。ソースはウェブアーカイブ内で圧縮されているのでエディタにソースを渡せない。
- 『 Save File 』ダイアログには、 HTML ページを保存するフォーマットの選択肢が追加された。
- Text
- HTML コードでは無くプレーンテキストとして保存。
- HTML
- ページのコードを保存(画像無し)
- Web archive
- 表示中のページの全てのイメージ、フォント、フレームが1つのファイル(ウェブアーカイブ)にセーブされる。
- ウェブサイト全体をウェブアーカイブとしてダウンロードできる。
-
ウェブサイトのダウンロードフォルダへの保存時、ファイル名を変えなくなった。その上、元のサーバ上での階層構造通りに再構築するようになった。
- ローカルなウェブサイト("file://.. ")『ダウンロード』が可能になった。
- ダウンロードフォルダへのダウンロードの際、ウェブキャッシュを経由しないようになった。
- リンクを ALT キーを押しながらファインダーへドラッグすると、リンクされたファイルをダウンロードする。(*訳者注:上に既に記述があるぞ)
- ダウンロードダイアログに幾つかの新しいオプション。ダウンロード後の、『インターネット』コントロール-パネルの設定を利用したファイルの後処理を、しないようにできる。ダウンロードが完了した項目をダウンロードマネージャーから自動的に削除する事も可能になった。上記いずれもプレファレンスダイアログで設定できる。
- デスクトップフォルダを「ダウンロードフォルダ」に指定できるようになった。(*訳者注:以前のバージョンでは Mac OS 8.5 以降のナビゲーションサービスを使用する設定だとこれができなかったのだ)
- 『 BCC 』ヘッダを email ウィンドウで設定できるようになった。
- Bitstream の『 Dynamic Fonts 』( TrueDoc technology)をサポート。いくつかサンプルが <http://www.truedoc.com/webpages/intro/index.html> にある。
- iCab アイコンを誰でも簡単に別の物へ置き換える事ができる。
置き換えるアイコンを入れた「iCab Icons」という名のファイル(ファイルタイプ「MCIC」、ファイルクリエータ「iCAB」)を iCab folder に置く。iCab は先ずアイコンのためのファイル『 iCab Icons 』を捜す。もし無ければデフォルトものを利用する。(*訳者注:ここでいうアイコンとは iCab のブラウザウィンドウ内で使用される「戻る」ボタンとか「スマイリー君」とかの事)
- 新しいウィンドウを開くリンク(*訳者注:<A> タグに target 属性が指定されている、というような場合の事)の上にマウスをカーソルを持ってくると、 iCab はマウスカーソルに『何枚かの紙切れ』を付ける。新しいウィンドウでリンクを開く為に Cammand キーを押さえると同じ事が起こる。
- shift-tab で HTML フォームのインプットフィールドを逆に移動する事ができる。
- iCab はインターネットコントロールパネル「 noproxy 」項目でのワイルドカード「 * 」と「?」をサポートした。
- Kiosk モードで許可するウェブサイトの設定にワイルドカード「?」「 * 」を使えるようにした(「 http://www.xyz.com/path/ 」は「 http://www.xyz.com/path/* 」と同じ事を意味する)。
- ブラウザウィンドウでのコンテクストメニュー内「ページ」と「フレーム」サブメニューに「Check syntax with W3C validator」追加。このオプションは、HTML 文法をチェックしてくれる W3C validator にページやフレームの URL を渡し、そして結果を示す。
- プレファレンスダイアログ(区分:Network/Connections )にてダウンロードマネージャーが同時に使用するコネクションの最大数をセットすることが可能になった。これは10以上の MP3 ファイル ;-)) の同時ダウンロードによる全てのダウンロードの極端なスピード低下を防止する。
- もし機能拡張「 Text-To-Speech 」がインストールされていれば、 iCab は声を出してウェブページを読むことができる。View メニュー『 Speak 』を使うと iCab は全てのフレームを読み、ブラウザのコンテクストメニュー「 Frame/Speak 」を使うとそのフレームだけを読む。テキストを選択するとそこだけを読むことができる。(選択したテキスト上でコンテクストメニューの「 Speak selection 」を選ぶ)。画像の代替テキスト(*訳者注:<A> タグの alt 属性)を読む。もし table に「sunnary」属性が定義されていればそれも読む。属性「sunnary」は、 HTML 4.0 で新しく登場した。
- iCab は HTML 属性『 ACCESSKEY 』をサポートした。「 ACCESSKEY 」は押す事によってオブジェクト(画像、リンク、コントロール)を選択したり、アクティヴにしたり、フォーカスする文字を定義する。オブジェクトをアクティヴにするキーは、オブジェクトの後に「 <Key> (*訳者注:Key の部分が実際には「1」「a」等という一文字になる)」のように表示される。
- (キーボードの)左右カーソルで(ブラウザウィンドウの)左右スクロールができる。
- command キー+(キーボードの)上下カーソルで(ブラウザウィンドウの)ページアップ/ページダウンができる。(*訳者注:command キー無しなら上下スクロール)
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