iCab STAND Special
by eat iTou / update on 2002-05-30
iCab Beta Readme 翻訳
Beta 113 (31.05.2002)
新しい特徴
- フィルタマネージャに埋め込みオブジェクトの許可/不許可にデフォルトセッティングを使える様になった。これは、ある特定のオブジェクト (例えば広告バナー) を、そのフィルタ内の画像やプラグイン等のオン/オフを切り替える事無く除外できる。
- フィルタマネージャファイルをインポートする際、iCab はそのファイルが正しいファイルタイプとクリエータコードを持っているかどうかのチェックをやめた。ファイルタイプとクリエータコードを保持したままダウンロードしてもらうには stuffit アーカイブにする必要があったが、これで直接ウェブからダウンロードできる形で提供できる。
Beta 112 (28.05.2002)
バグフィクス
- フィルタマネージャの「embedded object」セッティングで新規のリンクとオブジェクトのフィルタを作成しても、iCab は初回だけその設定を使用しなかった。
- 以前の画像フィルタを新しいフィルタマネージャにコンバートした際、全ての URL が正しくコンバートされていたわけでは無かった。
- 「page may set colors」がオフにされても、Mac OS X 版の iCab は新規にページを読み込んだ際に背景を消していなかった。依って新規ページは前と同じに描画された。
Beta 111 (27.05.2002)
新しい特徴
- フィルタマネージャの JavaScript/InScript に enabling/disabling に加えて「use the default setting 」が登場。ポップアップウィンドウを不許可にするといった広告フィルタのような一般的なものに効果がある。
Beta 110 (25.05.2002)
バグフィクス
- HTML の属性 "ISMAP" が遵守されていなかった。
- フィルタマネージャの "URL Access" と "OpenSSL" を切り替えても効果がなかった。HTTPS へは常に URL Access を使っていた。
- リソースの中のタイポを幾つか修正。
- ファイルマネージャで新しい設定を作るとその "priority" に準じて挿入される様になった。
Beta 109 (21.05.2002)
バグフィクス
- USB Overdrive for MacOSX はマウスホイールが速く回されればスクロール速度を上げる。USB Overdrive がインストールされているときこれが iCab でも働くように iCab をモディファイした。USB Overdrive を使う場合 iCab Preferences でマウスホイールスピードを遅くする必要があるかもしれない。
- 画像によるサブミットボタンをクリックした場合、その FORM のサブミットが「ENCTYPE="multipart/form-data"」に依るものだと、iCab はy座標の後にラインフィードキャラクタを付け加えるのを忘れていた。
- 「javascript」の URL はブラウザのローカルヒストリに加えないようになった。
- システムによるインターネット設定の「ファイルマッピング」に同じ MIME タイプに就いての複数の項目がある場合、他の項目が正しいものだとしても iCab は一番最初のものを使用していた。これを、同じ MIME タイプの設定の中から最もマッチするものを探すために拡張子をチェックするようにした。
- 68K Mac に於いて画像のプログレッシブ表示は速くなった。
- キオスクセッションの終わりに全てのクッキーを削除する設定が働いていなかった。
- 「Special」キオスクフレームページは、セッション無しタイムアウトがセットされていない場合、読み込まれなかった。
- Hotlist の新規項目追加ダイアログでキャンセルをクリックしても項目が作られていた。
- URL フィールドに「<」と「>」に囲まれた URL がペーストされた場合 iCab は「<」と「>」を取り除く。
- リンクをクリックした際、onclick ハンドラが href 属性の修正をしても、iCab は修正前の href 属性を使用していた。
- FTP サーバが誤ったフォーマットの返答をしたとき iCab はクラッシュする事があった。
- JavaScript コードに依ってプリロードされた画像が、既にキャッシュされていると iCab はクラッシュする事があった。
- Apple の「URL Access」のバグへ対処。Apple の「URL Access」は複数の Set-Cookie ヘッダを一つにまとめてしまう。Set-Cookie ヘッダの結合は現在は正当な手段では無く、iCab はもう既に認識していなかった。これからは、iCab はこれをもとの複数のヘッダに分けようとする。
- iCab は、Mac OS X 下でマウスクリックの正しい座標を Java Applet へ送るようになった。
- iTools に関する問題が解決された。identity を Internet Exploler にすれば iTools ページにログインできる様になった。
- Mac OS X 下で、Preferences ダイアログ全ての「グループボックス」のラベルが「なめらかな」Aqua フォントで表示される様になった。
- 「Page may change font/fontsize/colors」「underline Links」「blink」 それぞれのセッティングは HTML と CSS 両方を対象とする様になった。以前のバージョンでは HTML だけを対象にしていた。
新しい特徴
- 全てのフィルタセッティングで以下のワイルドカードを使用できる:
「*」複数の文字の代わり
「?」一つの文字の代わり
「[abc]」括弧の中の内、一つの文字の代わり
- 「underline Links」に選択肢ができた。リンクに常に下線を付ける、絶対に付けない、ウェブページが下線の有無を切り替える。
- Preferences ダイアログの項目は並べ替えられた。
- 「Tools」メニューに「フィルタマネージャ」を追加。フィルタマネージャを使い特定の URL 向けプレファレンスのセットを定義し管理できる。フィルタマネージャは以前の画像及び JavaScript フィルタだけでは無く他の多くのプレファレンスを含んでいる。URL 特定プレファレンスのセットは「configuration」にまとめられる。configuration はインポート及びエクスポートできる。この機能は、他のウェブページのブラウジングに影響を及ぼす事無く、特別な設定を必要とする特定のページ向け特別プレファレンスの提供を簡単にする。私たちは、重要なウェブページ向けの configuration を私たちのウェブページで提供する。また、configuration は簡単にインポートそしてエクスポートできるので、ユーザのみなさんが提供する事も可能だ。
フィルタマネージャは二つのモードを備えている。シンプルモードと拡張モードだ。
iCab はデフォルトでシンプルモードを使う様になっている。シンプルモードは configurations への変更が許可されない。インポート、エクスポート、あらかじめ定義された configurations の削除、が可能なだけだ。それと、configurations の並べ替えもできる (プライオリティーの高いものが始めにくる)。フィルタマネージャウィンドウの下部には configurations に関する幾つかの情報が表示される。
ツールバーには幾つかのボタンがある:
「Import」サイト特定セッティングの configurations ファイルをインポート
「Export」configurations をファイルにしてエクスポート
「Delete」configurations の削除
「Download」ユーザがあらかじめ定義された configurations をダウンロードできるウェブページを開く
configurations リストの並び順はプライオリティーによって定義される。重要度の高いものはリストのトップへ、広告フィルタの様に複数のページに適用されるものは最後へ移動する。iCab は常に最初にマッチングを確認できたフィルタを使う。
拡張モードは新規 configurations の作成及び既存の configurations の修正が可能だ。ウィンドウには三つのリストがある。左は configurations リストだ。configurations を選択するとまん中の設定可能プレファレンスセットのリストがアクティブになる。プレファレンスセットのうち一つを選択すると、最後一番右の、選択された configurations そしてプレファレンスむけ URL フィルタリストがアクティブになる。フィルタマネージャウィンドウの下部は configurations についての情報あるいはプレファレンスそのものが表示される。configurations が保護されていなければ、選んだ URL フィルタ向けのプレファレンスに変更を加えられる。ツールバーあるいはコンテクスチュアルメニューで configurations と URL フィルターの作成及び編集が可能。configurations とフィルターの並び順はドラッグアンドドロップで変更できる。それぞれの項目のチェックボックスはその項目及び内容の使用の可否を決める。これにより、configurations の、或はその中の項目の一つだけの、使用停止を簡単にできる。
「Properties」ボタンをクリックするか、コンテクスチュアルメニューの「Properties」を選ぶ事で configurations の特性を一覧あるいは編集できる。configurations の名前、著作者名、バージョン番号を編集できる。「Web site」欄の情報はユーザがアップデートや configurations の情報を入手できる URL を入れるべきである。protection は、誤って configurations を変更してしまうのを防ぐ様にできる。priority は configurations をインポートする際にだけ使われる。configurations がリストのトップに加えられるべき (configurations が特別なサイトにだけ適用される) か、中間や最後に付け加えられるべき (configurations が全てのサイトに適用される) かをブラウザに伝えるのだ。
configuration リストでのコンテクスチュアルメニューには選択した configuration のコピーを作る「Duplicate」と言う項目がある。これは既存の configurations を他のサイト向けの configurations に利用したい場合有用である。このオプションはシンプルモードでは現れない。
configuration やプレファレンスアイテム (真ん中のリスト) が選択されているなら、新しい URL フィルタを作成できる (あるいは既存の URL フィルタを編集できる)。「New URL」のクリックもしくはコンテクスチュアルメニューの「New URL」を選択する。
URL フィルタに入力する際以下のワイルドカードを使用できる:
? 一つの文字の代理となる
* 複数の文字の代理となる
[abc] 括弧内の一つの文字の代理となる
注意 : フィルタが「http://www.icab.de/」の場合マッチする URL は「http://www.icab.de/」だけ (!) となる。iCab サイト全体を対象としたい場合は「http://www.icab.de/*」(最後の「*」が重要) と定義しなければならない。
URL フィルタの入力/編集ダイアログボックスでは、同じ configuration 内の既存の URL フィルタがポップアップメニューで提供される。依って、もし或 URL フィルタを他の幾つかのプレファレンスセットに使用したい (例えば「Network」プレファレンスにそして「InScript」プレファレンスにといった具合に) 場合何回も入力する必要は無い。
或 URL フィルタのプレファレンスを編集するために、URL フィルタを選択するとウィンドウのした部分にプレファレンスがあらわれる。configuration が保護されている場合、全てのプレファレンスが薄く表示され変更できない。configuration が保護されていない場合の己変更が許される。
プレファレンスの下に標準の環境設定を開くボタンがある。現在どのサイトもフィルタの対象にしていないのならば環境設定の設定が適用される。
URL フィルタリストでのコンテクスチュアルメニューには「Add copy to」という項目がある。このメニューはフィルタとそのプレファレンスを他の configuration にコピーする。複数の configurations の部分を他の configuration で結合させたい場合に有用である。ただし、保護されていない configurations に対してだけコピーできる、と言う事に注意。
幾つかの追記:
広告のフィルタ、のようなたくさんのウェブページに効果のある一般的な configuration は、多分「http://*」というほとんどのページがマッチする様な URL フィルタを内包しているだろう。その様な configurations は configuration リストの下部に位置するように priority が低く設定されていなければならない。iCab はリストのトップから下に向かってマッチするフィルタを探す。そのため一般的なフィルタが特別なフィルタより上位にあると下になった特別なフィルタを隠してしまうのだ。もしそのような一般的な configurations を世間に公開するつもりなら、コメントフィールドに、ユーザへその configuration のリスト下部への移動を促す情報を書かねばならない。
フィルタは、画像を遮断するだけでは無く、特定の画像を表示させる様にもできる。
以前のフィルタ (画像、クッキー、そして InScript) は特別な configuration に移植されるので、無くなりはしない。
iCab は「Accept Cookie」「Filter image」「InScript Filter」それぞれのダイアログで設定された全てのフィルタを加えるために、「my Filters」というデフォルト configuration を作る。