当プロジェクトのメーリングリストNeuro-rehaの紹介


当プロジェクトのメーリングリストのごく一部を公開いたします。各病院で勤務しているDr.だけでなく、志を同じくする全国のリハビリテーション専門医、療法士、医療ソーシャルワーカー、研究者、そして患者さんのご家族など50人のメンバーがこのMLでつながっています。普段は完全クローズドですので、一部をここに公開いたします。(オープン形式のMLとしてはreha-loungeを主宰しています。)

道免@Neuro-rehaです。

ATRの大須さんの研究がニュースになっています。
基礎研究に「リハビリ」の視点が入ることは重要ですね。
川人さんや大須さんも重要性を認識して下さっていると思
います。

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<脳>連続より断続運動で活発化 京都の研究所など解明

 歩く、かむという連続的な運動(周期運動)より、物をつかんだり、
ボールをける断続的な運動(離散運動)の方が、脳の活動は活発にな
ることを、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)の
脳情報研究所と米・南カリフォルニア大などの共同研究チームが突き
止めた。従来の仮説を覆すもので、リハビリの効果を高めることにつ
なげられるという。米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」の
オンライン版で27日公表された。 (毎日新聞より)
**************************************************************

*大須さんは、私がATRにいるときに最もお世話になった方
です。フィードフォワード運動訓練機も大須・道免の特許になっ
ています。特許情報は以下にあります。
http://jstore.jst.go.jp/cgi-bin/seeds/ipc/detail.cgi?data_id=1067&parent=A63

ではまた。

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Neuro>   リハビリテーション関西プロジェクト   <Reha
       Project Domen メーリングリスト
・・・・‥‥…………‥‥・・・・・・・・・‥‥……neuro-reha ★


道免@Neuro-rehaです。

【実践臨床問題1】
18歳女性。3か月前に自転車に乗っていて乗用車にはねられ、
脳外傷受傷。A病院救命救急にて、急性硬膜下血腫、脳挫傷、
瀰慢性軸索損傷、テント切痕ヘルニアと診断。同日、減圧開頭
術施行。意識障害が遷延し、気管切開したが、2か月前より開
眼し、自発呼吸も安定、経鼻胃管栄養の状態。その2週後、救
急部主治医より転院の方針が言い渡された。転院先は、交通事
故による遷延性意識障害患者の療護施設であった。すぐに入所
できないため、待機期間の維持的リハビリのために、あなたの
病院に入院した。主治医は脳外科医で、リハビリ医としては、
依頼の形式。

入院時、開眼し、わずかにうなずきあり。コミュニケーション
をとってみると、右手で合図をする。おそらく意識清明と思わ
れた。追視は何とか可能。気管切開からはときに喀痰が出る程
度。指示により深呼吸可能。肺炎の既往なし。右上下肢に失調
なし。右握力10kg。左は完全片麻痺。体幹失調なし。頚部の
コントロール不良のため、車椅子にヘッドレスト必要。経口摂
取はしたことがなく、経鼻胃管挿入される。空嚥下をさせてみ
ると、30秒で3回は可能。バルーンカテーテルも挿入されて
いる。寝返り、座位保持含めて、ADLはすべて不能。両足関
節に内反尖足拘縮著明。

母親は回復を期待しつつも、救急での厳しい説明に悲観してい
る。自宅はあなたの病院の近く。持ち家。

主治医の方針:転院の方針が決っているので、気切、NGチュー
ブはそのまま。バルーンは抜去して失禁状態。転院まで2か
月程度の間、何かできることをして下さい、というリハビリの
「処方」。

リハビリ医として、あなたの方針は?

(1)機能障害の予後
(2)ADL予後
(3)全体のゴール設定
(4)個々の治療方針

次回のBYOCまでに御考え下さい。

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道免@Neuro-rehaです。

「はい、COML110番です。どうしましたか?」とボラン
ティアを6時間やってきました。関西中心に看護師、ケースワー
カー、病院事務長などボランティアに来られていましたので、
空き時間にいろいろと情報交換することができました。
夕方あたりに民放で紹介されてからは電話がなりっぱなしで、
いろいろな内容の相談について対応させて頂きました。私がとっ
た電話で長かったのが1時間15分でしたが、お隣の看護教官は
2時間半話しておられました。内容は診断とか薬への不信、説明
不足、医者の一言で長年傷ついた・・・などでした。

今年のCOML110番は、日経新聞などマスコミに紹介されて
います。

ボランティアで来られている医療関係者は、問題意識の高い方が
多く、私の話す関西リハビリ事情をかなり興味をもって聞いて下
さいました。

名古屋から来られている看護師さんたちは、大学の医者がなぜこ
このボランティアをやることにしたのか相当興味があったらしく、
根掘り葉掘り聞かれました。9月4日にCOMLで私が情報提供
者になっている『患者塾』にも絶対来る、と言って下さいました。

以上、御報告まで。

*クルズス大会御苦労様でした。筋電図については、実地の
 クルズスがあっても良いかと、あとで思いました。毎年、
 バージョンアップして、私達の教育システムとして整備
 したいですね。

ではまた。

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賛助会員の○○○○です。

最近色々なメールが飛び込んでくるので大変楽しく読ませて
もらっています。

様々なbackgroundを持たれる先生や、意見を持たれる先生方
のメール読みながら思慮にふけることもあります。給料のこ
と、ポストのことなど、毎日の業務に忙殺されながら生かさ
れている状態?なので先生方のopinionは新鮮なものであり
ます。

私と、リハビリテーションの出会いは、そもそも学生の頃で
した。○○大学の学生だった頃、クラブ活動を常に温かく見
守っていただいていたのは、リハビリテーション専門医の方
ならおそらくご存知と思いますが、その当時○○大学の○○
先生でした。

私が大学の5回生のとき、「○○君はリハビリテーションに
興味ないか、リハビリテーション医にならないか?」とおっ
しゃってくださいました。本当に顔の表情がそのままの温厚
な先生であり、私のようながさつな人間に対してでもそのよ
うな気配りをしてくださったことを今でも走馬灯のように想
い出すことがあります。そして、それが○○先生との最後の
会話でした。

もし、先生がご存命でしたら、迷わずリハビリテーションの
道に入っていたことと思いますが、麻酔科、整形外科と長い
道を経て、この世界を42歳になって何らかの形で目指そうと
気持ちを新たにしている次第です。

道免先生のメールやホームページにもありましたように、整
形外科医としてのものの考え方を今は離れて改めて白いキャ
ンバスに絵を描き始めている次第です。

最初は、専門医を捨てるという不安は確かにありましたが、
吹っ切れてしまうと、意外と肩の力が抜けた気がします。と
かく骨・関節・靱帯レベルで物事を捉えがちな習性がありま
すので、片麻痺の患者さんに関しても最初はそのレベルでし
か物事を見ていない自分があったのは紛れもない事実です。

今後は、その点は変わっていくものと信じておりますが、医
局の勉強会等にも極力積極的に参加させていただこうと思い
ますので、御指導、御鞭撻の程よろしく御願い申し上げます。

そして、私と類似した境遇におられる先生、あるいは、迷っ
ておられる先生方でこのホームページを見られた先生に一言。

あいだ みつお氏の言葉に「一生勉強、一生青春」という僕
の大好きな言葉があります。いいじゃないですか。そのとき
そのときに色々な出会いがあり、ドアの前に立たれたときは
knockしてみてください。新しい視野が拡がることは間違い
ないと思います。 独り言でした!

追伸: 道免先生御机下
7月3日のcomprehensive seminarには、私と、リハビリテー
ション技師長、それから病棟課長が行かせて頂きます。
よろしく御願い申し上げます。

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道免@教科書翻訳で頭混沌中です。

ちょっと一息。
素人が推薦するおいしい組み合わせ

 【ヴァランセValencay】 山羊乳チーズ
     +
 【サンセールSancerre】 白ワイン

お試し下さい。

では。

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道免@Neuro-rehaです。

○○先生

研究会の方、よろしくお願い致します。
かしこまった会ではありませんので、気楽にお越し下さい。
梅田から阪神電鉄で急行に乗り、武庫川駅で進行方向側に
降りてすぐです。懇親会も楽しみにしております。

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○○先生

外来情報ありがとうございました。

----

○○○○先生

できれば研究会にお越し下さい。いろいろと参考になると
思いますよ。

----

田中章太郎先生

CI療法のプロトコールの詳細と評価手順の詳細を
そろそろ発送する時期です。○○○テレビの取材がはいる
かもしれません。
よろしくお願いします。

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宮越先生

ロボットの移動を早めたいと思います。本来の設置場所
は大学でしたので、元に戻すということで旭化成に連絡
して下さい。設置場所につき、佐野さんともよく相談し
て下さい。

愛知万博にも出品が決ったそうですので、一気に製品化
しましょう。

ではまた。

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○○@東京です。

手帳制度の見通しについて最新の情報はわかりません.

高次能機能障害については,身体障害者手帳でなく,
東京では,精神障害者手帳を書いていました.ここ1年
くらい,書いていないのですが,たぶんまだそういう
制度だと思います.

とりいそぎ ○○でした.

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兼松です。

第2回 BYOCの
会場が決まりましたので
お知らせいたします。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
6月18日(金) 19:00〜
宝塚商工会議所 第5会議室
ソリオ2 5階              です。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

場所は 初めての方はちょっとわかりにくいかもしれませんが、
いったん阪急宝塚駅に出ると、確実にたどり着けると思います。

今回もお弁当を用意する予定ですから、リハ医学会のときにでも、
出欠をうかがいますね。もちろんドタ参も歓迎です。

前回のような盛況な会になるといいなあ、と思っています。
皆様、症例等をお持ちよりください。

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皆様、おはようございます。土肥です。
学会の準備、お疲れ様です。

さて、6月4日の東京ワイン会の詳細ですが、以下に決定いたしました。

日時:6月4日(金)、PM7:00
場所:レストラン「ラ レゼルブ」
    〒106-0031
     東京都港区西麻布4−3−7
    TEL:03−5766−6880
レストランホームページ:http://www.hiramatsu.co.jp/hiramatsu_reserve/index.html

じつは、東京は年に1回くらいしか行かないので、地名や位置関係が
分からず、かなり店選びには難渋しましたが、やっと決まりました!

素敵な空間と、料理・ワインをお楽しみ下さい。
きっとお部屋にはびっくりされるのではないでしょうか。。
それは、当日のお楽しみですね。私自身もとても楽しみにしてるの
です。

なお、レストランの方が、当日突然参加でも、連絡すれば対応して
くれるとのことでした。
また、参加希望の方は、連絡お待ちしております。

というわけで、また4日の日にお会いしましょう♪
失礼します。

土肥 真意子、小林 慶子

Maiko DOHI

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兼松です。

クルズス大会二日目を下記の予定で行いたいと思います。
時間帯等、ご都合が悪い場合は、兼松までご連絡下さい。
各項目30分の予定です。

プロジェクターのつなぎ換えなどのため、講師役の人が交代
するときにはshort breakをとってありますが、
進行予定は目安であり、多少前後する可能性はあります。

よろしくお願いいたします。

******2日目 (10月9日)**********
9:00 リハビリテーション医療とは (藤原)
short break (10 min.)
9:40 高次脳機能障害(USN・失語) (道免)
10:10 予後予測 (道免)
10:40 運動制御 (道免)
short break (5 min.)
11:15 神経因性膀胱 (土肥)
short break (5 min.)
11:50 ブロック等整形外科的手技 (小山)

-------- lunch time-------

13:30 脳卒中 (小林)
short break (5 min.)
14:05 高血圧・糖尿病 (川上)
14:35 痙攣等のエマージェンシーへの対応 (川上)
15:05 介護保険 (川上)
short break (5 min.)
15:40 神経疾患 (松本)



3 日目は2月26日に予定しています。
内容と、講師の割り振りは下記の予定です。
よろしくお願いいたします。

****** 3日目 (2月26日)**********
理学療法全般 (真淵)
呼吸器のリハビリテーション (真淵)
作業療法全般 (佐野)
遂行機能障害 (佐野)
失語症の治療 (田中ST)
SLTA・WAIS-R・高次視知覚機能検査 (田中ST)
物理療法 (奥野)
脳外傷 (高橋)
脊髄損傷 (高橋 )
身体障害者福祉法ほか (高橋)
褥創 (田中MD)
リハマネージメント (田中MD)
装具(宮越)


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道免@Neuro-rehaです。

土曜日に、○○病院院長と会談しました。

経営者からはリハビリ重視の姿勢などを常々聞いていました
が、院長御自身のリハビリに対する御考えをまだお聞きして
いませんでしたので、今回の会談になりました。

結論は、
●院長としてもリハビリ医療を重視している。
●回復期リハビリ病棟において、脳外科医や神経内科医の片手
 間では駄目で、リハビリ医の存在が重要である。

とおっしゃっていました。これで病院の方針が統一されたことに
なります。

セラピストの方は、月に1回の指導を見る限り、かなり理解が
進んだように見えます。看護やワーカーも私のコメントをメモ
って、臨床に反映させているようです。装具作成はまだ遅いで
すが、主任の○○さんが後押しお指導をしてくれています。

優先順位はまだまだ高くはないと思いますが、○○市は、将来
的にリハビリ空白地帯にするわけにはいかない地域ですので、
少しずつお手伝いをしておきたいと思います。

以上、御報告まで。

ではまた。

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道免@Neuro-rehaです。

○○さん、コメントありがとうございます。

そのパンフレットですが、以下に掲載しました。

http://www.bekkoame.ne.jp/~domen/pamphlet.html

チーム医療のところで、医師が下から全体を包んでいる形が
(良く見ないとわからないですが)ミソです。扇の要の意味
です。

それから、専門医の名簿、と、専門医がいる研修施設名は
公表されているのに、どの専門医がどの病院にいるか、の
名簿は公表されていません。

やはり、このような情報は重要だと思いますし、公開したが
らない人がいるとすると、「専門医」は自分のための資格の
意味だけでなく、患者さんからみた重要な指標であるという
自覚が欠けていると思います。

それから、全分野をまんべんなく勉強し、正々堂々と「口頭
試問」で専門医になった、専門医[I]と、一部の分野だけ
で論文審査で専門医を与えられた専門医[II]は、公表すべ
きだと個人的には思っています。専門医[II]の中には、公
然とリハビリの専門性を否定していたり、「専門医」になっ
た後も、特定分野しかやっていない人もいますので。

専門医名簿の中に、他の専門を捨てる覚悟があるか、とか、
どれだけ本気にリハビリ医療を考えているか、という内容が
あると、なかなか刺激的になりますが大切なことと思います。

公表されている専門医数の中で、純粋にリハビリ医療にかか
わる専門医は極めて少ないのが現状です。

ではまた。


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道免@Neuro-rehaです。

本日、午後は講議でしたが、その後夕方に篠山病院に行きま
した。月に2回の訪問と決めた初日です。

久しぶりの篠山でしたが、ちょうど秋の味覚でいっぱいでし
た。夕方で閉店間際の店で、篠山の地酒小鼓生酒と黒豆枝豆
をお土産に買いました。

予定の時間に到着後、田中さん、宗本さん、小林さんと筋電
図。肩の挙上困難で、腱板断裂か肩甲上神経麻痺かの鑑別目
的でしたが、どうもC5/6の神経根の障害のようでした。
その後、2症例についてディスカッション。いずれも長期に
わたりリハビリを行った例で、しかも改善著明。

いずれ、回復期リハビリ病棟の制度の対象外や終了後の患者
さんで、著明な改善を示した例を集めて、報告しなければ、
切り捨てられてしまう不幸な患者さんが増えるばかり、と思っ
た次第です。回復期病棟は一部であって全てではありませんね。

篠山はセラピストと同じ部屋にデスクがあり、一体感があっ
て楽しそうでした。

そう言えば、西宮でも研修医とポリクリのために毎週、症例
検討会をやっていましたね。ハードスケジュールの中、予定
の改変時に消えていましたが、やはり、掘り下げて議論する
と、実りも多いと思います。症例検討会を復活させませんか?

夜の真っ暗な篠山から帰り道の高速で見える宝塚〜大阪の夜
景は気に入っています。見とれると危険ですが・・・。

田中章太郎さんのような詩的な文章はかけませんが、篠山で
仕事をしていると充実感からそういう気分になること、よく
理解できます。

ではまた。

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○○@東京です.2点だけ.

1.私もリハニュースをみて,「パンフレット欲しい!」と
  思って事務局に請求して,もらいました.多量に作成し
  たらしく,多分請求すれば複数送ってもらえますので,
  もらって勧誘や啓蒙活動に使いましょう!
 
 とはいえ,我々だけがもらっても悪いので,希望者には配
 布する旨,会員または専門医に広報してはいかがでしょう?? 
 道免広報委員,いかがでしょうか?

 作業療法士協会は昔からこのようなA4三つ折の説明を作っ
 ていて,とてもおしゃれだなあ,と思っていましたので
 今回リハビリテ−ション科医のものができて嬉しいです.

2.英文の翻訳(解読)にお悩みの皆さん,英辞郎ってご存
  知でしたか? 知らなかったのは私だけかもしれません
  が,アルクの作った辞書で,ホームページにアクセスし
  ても使えるし,1800円でCDを買うこともできます.スラ
  ングみたいな日常語に強いようです. 最近STさんに教
  わった便利アイテムです.

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道免@Neuro-rehaです。

某理学療法士が言っている「希望と現実」という意味を類推します
と、おそらく、「希望=麻痺はこの先ずっと改善し、限界はない」
「現実=麻痺は現状のまま絶対に治らない」ということだと思われ
ます。

彼がいる病院の医者がどんな人かわかりませんが、私の論文を読んで、
ADL(日常生活動作)のリハビリや、非麻痺側の強化をすることよ
りも、麻痺側の治療【のみ】を行うことが、今後のリハビリの主流だ
と曲解したようです。某PT君は、それに悩んでメールしてきたのだ
と思われます。

インフォームドコンセントの時代では、「知らしむべからず、依らし
むべし」というヒポクラテス的パターナリズムははっきりと誤りであ
ると言われていますが、治療者の中には、自分だけが患者さんの心理
も含めて、充分に把握し、コントロールできるものと勘違いしている
人がいます。私達は、心理については特に謙虚であるべきだと思って
いますが、そのあたりがわかっていない場合に、あのような言い方に
なりがちです。

心理に配慮しながら、一緒に悩み考え、共に歩むことは、リハビリ治
療者には重要なことですが、常々申し上げていますように、リハビリ
総合実施計画書には、

***********************************************************
障害の受容(□ショック期、□否認期、□怒り・恨み期、
      □悲観・抑うつ期、□解決への努力期、□受容期
機能障害改善への固執(□強い、□中等度、□普通、□弱い)
依存欲求(□強い、□中等度、□普通、□弱い)
独立欲求(□強い、□中等度、□普通、□弱い)
***********************************************************

という、「心理評価項目」が安易に作られています。私達にも意味不
明の言葉が並んでいます。さすがに、今年度からこの項目は除外され
ましたが、安易な理解が曝露されたものと思います。

「希望と現実」に戻りますが、麻痺の回復が発症後半年で本当に全く
止まるのか、治療者からみてわずかな回復に見えても御本人にとって
みれば別の価値があるのではないか、情緒的にも麻痺を受け入れるま
でには相当のプロセスと時間がかかることなど、いろいろなことを考
えておかなければなりません。半年以後の回復は全くなし、と断言し
た医者に対して、栗本慎一郎氏も反発しています。

クリストファー・リーヴ(リーブ?)にとって、ADLに役立たない
わずかな動きしか出せない力であっても、彼の心を支えた力にはなっ
たはずです。

難しいのは、たとえば対麻痺(両下肢麻痺)の方で、普通にリハビリ
をやっていれば充分に車椅子で自立でき、大きな可能性が広がるにも
かかわらず、リーヴが受けたような再生医療【だけ】に期待して、い
つまでも車椅子でのリハビリを拒否されるような場合です。それはそ
れで自己決定と言えますが、現実的に再生医療によって歩いた人は1
人もいない中で、車椅子でのリハビリを全否定するより、車椅子で社
会復帰しながら、再生医療の発展を待った方が良いわけです。実際、
リーヴもそうしたはずです。

心理的な「受容」の問題を安易に図式化するよりも、現実に今動いて
いない手足についての、可能性と限界についてデータを示しながら、
じっくりお話する以外にないと思います。また、こういうお話をする
のは、押し付けではなく、タイミングも重要だと思います。今、とい
うタイミングがわかるだけの普段のコミュニケーションも大切ですね。

もちろん、医者だけでなく療法士、心理士、社会福祉士などそれぞれ
が、患者さんとのコミュニケーションに配慮すべきことは言うまでも
ありません。

それではまた。

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道免@Neuro-rehaです。

日曜日の大学病院で仕事をしました。

田中章太郎さんが、SanDiego行きの最終の準備で頑張っていました。

NeuroScienceの日本人参加者は私が参加した頃より多くなっている
と思いますが、そのあたりも見て来て頂ければと思います。何より、
CI療法の元祖であるSteven Wolfとお話して頂き、AtlantaのEmory
大学での本場のCI療法をしっかりと見て来て頂ければと思います。
なお、Wolfはホームページの写真の通りなので、一目見ればわかり
ます。

小山さんが強調される通り、当プロジェクト初の海外での国際学会
発表です。また、帰朝報告など楽しみにしています。

それから、もしかしてLatash(PennState Univ.)や、Alex Aruin
(University of Illinois at Chicago-Dept of Physical Therapy)、
Takako Shiratori (Alexと同じ)、川人さんの軍団(大須さん、
今水さん)など、道免の知人が参加している可能性もあります。
会場で会ったら、よろしくお伝え下さい。

では、成果を楽しみに。

いってらっしゃい!

*SFNのTシャツお願いしますm(..)m

ではまた。
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皆様

おはようございます。

篠山の田中章太郎です。

いよいよアメリカに今日出発です。
外国での国際学会は始めてでもあり
ワクワクする一方でとても緊張しております。

今回の学会の準備には小山先生をはじめ
多くの先生方のご協力があり
何とか間に合わせることができました。
ありがとうございました。

研究発表の仕方からポスター作り、
レジメや名刺の準備など
日本の学会では経験したこともないような
緊張感の中での準備は
とってもとっても楽しいものでした。

後は発表だけです。
小山先生からは自分を売り込んできなさいと
激励のお言葉をいただきました。

来年以降多くのみんなと
国際学会行ければいいな〜と
たくらんでおります。

帰国後はアメリカンな田中章太郎を
お見せできることと思います。

それでは行ってきます。
篠山の小林さん、宗本さん
病院よろしくお願い申し上げます。

行ってきます。

篠山の田中章太郎でした。

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道免@Neuro-rehaです。

臨床筋電図は試験必出分野です。

臨床的に重要という認識から、各病院で実施さていることと
思います。

ただ、それにしても、あまりに定性的でわかりにくい、針を
使うので患者さんが痛がる、ハムが入ったり複数病変が重な
ると検査自体が長時間になる、社会復帰と機能回復のための
医者になったのに何でこんな診断をするの?等々、意見や疑
問があることは当然です。

○○大リハビリ科では、筋電図とそれを含む電気生理学を臨床
でも研究でもメインにしてきました。米国の筋電図専門医の
半数がリハビリ医ですので、さほど焦点がぼけているとも思
えません。ところが、やはり、患者さんに元気になって頂き
たい気持ちと、この検査がどう結びつくかは、しっくりこな
い人も多いと思います。

筋電図や電気生理はリハビリ医学全体から言えば、あくまで
も「末梢」の話だとは思います。Motor Unitだけを見ていて
も、運動制御や運動障害がわかるはずがないからです。

さて、
優先順位は低い、ということをまず認めた上で、ですが、
多くの機能評価の一つとして、最低限の筋電図の技術は必要
不可欠です。自信を持ってできるようになるまでには、相当
の努力が必要ですが、専門医までには習得すべき検査です。

前角細胞以下の病変があると考えられる場合は、脳卒中医療
をやていてもよくあることです。そのようなときに、この
技術を知っていると、伝導速度はどうだろう?denervation
potentialは出ていないだろうか?と疑問に思うのが普通です。
筋電図はそんな診断ツールの一つなのです。

頚椎症で手術をする前に、「念のために」筋電図検査を行っ
たら、SCMにも舌にもGiant Spikeがあって、アミトロだった
ということは、筋電図Drなら誰でも経験していることです。

ヒステリーの診断でリハビリ病院に来た人が、筋電図検査を
したら、実は重症筋無力症だったという症例報告も出ています。

結局、針を刺すから痛いですが、針をさして生きた筋肉の活
動を見るだけのことはある、つまり、診断価値は相当高い、
ということになります。特に判読が難しい随意収縮時の波形
よりも、安静時のp wave , fibrillation potentialの方が、
重要な所見です。p, fib が見えたときの診断価値の大きさ
は、図り知れません。

dysmobilityにかかわるあらゆる疾患を治療対象とする以上、
その中で、Motor Unitの障害を守備範囲とする検査の習得は
当然、【必要です】。もちろん、筋電図だけで充分ではあり
ません。

その『程度の』検査のわりに、本当に熟練するまでには道の
りは遠いですが、1回でも多く、検査する機会をもつ以外に
はありません。

小林慶子さんの筋電図は、なかなか、完成された技術だと思
いますよ。まだ4年目ですが、未経験の人は、見習って頂け
ると良いと思います。

ではまた。
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道免@Neuro-rehaです。

プロジェクトメンバーのアンケート結果をお知らせします。
◇はすでに勤務している病院、△はパート病院、その他は
この6か月以内に派遣あるいはそれに準じるコンタクトが
あった病院です。

いつものように、各人の得点を各人内で偏差値に変換し、そ
の偏差値の平均値のランキングです。

【働きたい病院ランキング(地理、家庭の事情等含む)】

1位 63.6 ◇ ○○○○病院
2位 57.9 ◇ ○○○○病院
3位 57.8 ◇ ○○○○病院
4位 57.7 ◇ ○○○○病院
5位 53.8   ○○○○病院
6位 53.7 ◇ ○○○○病院
7位 53.3   ○○○○病院
8位 52.7 ◇ ○○○○病院
9位 50.1 ◇ ○○○○病院
10位 49.5 △ ○○○○病院
11位 48.7   ○○○○病院
12位 48.4 △ ○○○○病院
13位 47.8 △ ○○○○病院
14位 47.2 ◇ ○○○○病院
15位 46.7   ○○○○病院
16位 46.3   ○○○○病院
17位 45.5 △ ○○○○病院
18位 45.5 △ ○○○○病院
19位 44.7   ○○○○病院
20位 44.6   ○○○○病院
21位 44.5   ○○○○病院
22位 44.4   ○○○○病院
23位 42.8   ○○○○病院
24位 40.9 △ ○○○○病院


【教育研修病院ランキング(客観的に)】

1位 64.7 ◇ ○○○○病院
2位 61.8 ◇ ○○○○病院
3位 59.3 ◇ ○○○○病院
4位 59.1 ◇ ○○○○病院
5位 56.3 ◇ ○○○○病院
6位 55.4   ○○○○病院
7位 51.6 ◇ ○○○○病院
8位 51.0 ◇ ○○○○病院
9位 49.1   ○○○○病院
10位 48.4 △ ○○○○病院
11位 48.1   ○○○○病院
12位 47.8   ○○○○病院
13位 47.8   ○○○○病院
14位 47.2   ○○○○病院
15位 45.9 △ ○○○○病院
16位 45.8 △ ○○○○病院
17位 44.9 △ ○○○○病院
18位 44.5   ○○○○病院
19位 44.3  ○○○○病院
20位 44.1 △ ○○○○病院
21位 43.0 ◇ ○○○○病院
22位 41.7   ○○○○病院
23位 41.6   ○○○○病院
24位 40.5 △ ○○○○病院

なお、金曜日に ○○○○病院副院長と○○先生が、
人事に関する説明のために来院されます。

また、御報告致します。

ではまた。

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皆様

Good evening!!!

アトランタの田中章太郎です。

San Diegoではインターネットの環境が
英語のみで苦労しましたが
ここアトランタのホームステイ先では
なんと日本語オッケーでしたので、
早速メーリングリストに近況報告です。

ホームステイ先のマーク夫婦は
EMORY UNIVの研修医
放射線科医マークと内科医マキ(日本人)
アメリカの研修制度から医療の話からアメリカンフットボールの話や
リハビリ医についての話や子育ての話や家族の話
日本とアメリカ文化の違いを肌で感じております。

さてSFN2004のポスターセッションは無事終了しました。
学会会場のとてつもない広さには圧倒されましたが、怖いもの知らずで
E.Taubにもガンガン質問と議論をしてきたつもりです。
彼は何だこの日本人はぐらいにしか思ってないと思いますが・・・
ちょっと残念だったのはWolfの発表に間に合わず会えなかった点です。
ここアトランタでWolf達のやってることを見てきますので
それで取り返すつもりですが。

僕自身のポスターのほうもまあまあ盛況で
用意したコピーが23枚持っていかれてました。
質問を受けて直接話をした人数は12人
小山先生に掲げていただいていた目標人数10人は
なんとかクリアできました。

この学会かなり快感ですよ。
色々なことを本気で質問してくれますし、
しっかりと内容を理解し、吸収していく。
僕自身もなんだかとっても高揚してくるし。

そうそうそう言えば
10秒テストの部分なんかかなりしつこく聞かれましたよ。
早く論文にしちゃわないと・・・。

次はいよいよEMORY UNIVにて
CI therapy「EXCITE」の見学をしてきます。

また日本に帰って報告します。

5日のBYOC参加したいです。

それではまた
スノーマン章太郎でした。
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