リハビリテーション医学会ニュース 医局だより記事より


 皆さん,こんにちは! 兵庫医大リハ科医局&スタッフ一同です.当医局の特徴は,医局とスタッフが一体となって共に頑張っていること(右は静かな? 忘年会の写真です),ICUからの呼吸器リハで全国的に有名なこと(全国講習会開催),西宮本院と篠山のリハセンターが1つの組織で動いていることなどです.
 上品・温厚・ファーザーという言葉がぴったりの藤原教授,脳研究にハマっているタイガースファンの道免,黙々と仕事をこなす紳士の畠中先生,大きなお腹と高らかな笑い声の大高先生の4名のリハ医と,開業されても辞められずにお手伝いいただいている黒田先生がいます.当医局のイベントは,もちろん! 歩いて行ける甲子園球場でタイガースの応援をすること.残念ながら,若干名オレンジのメガホンもいますが,懐の深い私達「リハビリ猛虎会」は,勝負のしこり(つまり、いつも負けている?)を残すことなく,絶妙のチームワークで仕事に励んでいます.



 


 さて,沿革と研究について紹介しましょう.兵庫医大のリハ医療は昭和48年にPT 2名で始まり,昭和50年に藤原先生が初のリハ専従医師として着任.以後,徐々に発展拡大し,平成3年に教授兼専任のリハ部長に就任,大学院医学研究科としての体制も整いました.平成9年には,国立篠山病院の移譲を受けて兵庫医大篠山病院が開設,平成11年にはリハセンターと老健施設が併設されました.将来的には,加齢医学研究所,専門職養成施設などが計画されています.
 篠山(ササヤマと読みます.黒豆で有名な丹波篠山です)では,地域リハへの要請が強いので,居宅介護事業支援事業所を開設して地域のニーズに応えています.医科大学で老健を併設しているユニークさを生かして,西宮本院での超早期より始まる高度先進リハから,在宅に至るまで,広範かつ有機的なアプローチを行うことができます.現在,常勤リハ医4人,PT15人,OT7人,ST2人の所帯に成長し,ケースカンファレンス,リサーチカンファレンス,ブレースクリニックなどを,西宮と篠山それぞれで楽しく緊張感をもって行っています.
 研究面では,京都学研都市のATR研究所との運動学習に関する共同研究をはじめ,脳研究特に計算論的神経科学のリハ医学への応用,各疾患に対する機能評価の開発研究,予後予測,電気生理学,動作解析,バイオメカニクス,リハ工学,呼吸器リハ,地域医療など多岐にわたって挑戦しています.
 今年は待望の研修医も複数入局する予定です.リハ医学会と日本の医療界の宝物であるリハ医の人材を大切に育て,ますます発展できるよう,医局,スタッフ一同努力致しますので,暖かく見守って下さい.(道免和久)

トップへ

------------------------------------------------------------------------
・兵庫医科大学リハビリテーションセンター/〒669-2337 兵庫県篠山市山内町75
・兵庫医科大学リハビリテーション医学/〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1/Tel0798-45-6881,Fax0798-45-6948,