第１回関西コンプリヘンシブリハビリテーションセミナー

会場：　兵庫医科大学9号館5階 9-2講義室
日時：　平成１６年７月３日 (土) 15：00～18：00

15:00～16:00　教育講演

「障害適応とリハビリテーションチームアプローチ」
　埼玉県総合リハビリテーションセンター　神経科
　医長　先崎　章　先生

包括的リハビリテーションに最も理解のある精神科医の独自の視点から、患者の心理だけでなく、リハビリ医療関係者の心理まで鋭く分析し、その対応法を御講演頂きました。埼玉リハビリセンターで病棟開設時に道免先生と一緒に仕事をされていたそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　
16:00～17:30　シンポジウム
「各職種から見たリハビリテーションカンファレンスの役割」
座長：　田中章太郎　（兵庫医科大学篠山病院　リハビリテーション科）
シンポジスト：
土肥　真意子（第二岡本総合病院　医師）
鈴木　真弓（西宮協立リハビリテーション病院　看護師）
森　明子（兵庫医科大学病院　理学療法士）
横井　智子（三田市民病院　作業療法士）
福岡　達之（兵庫医科大学篠山病院　言語聴覚士）
乾　元美　（西宮協立リハビリテーション病院　ＭＳＷ）
谷川　広美（総合坂本病院　管理栄養士）
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ＭＳＷ、管理栄養士各職種から各６分発表し、２０分程度フロアを交えてのディスカッションを致します。

兵庫医大の教育研修病院としてお世話になっている病院にお一人ずつ演者を御依頼しました。各職種の視点から、さまざまな工夫や問題点が提起され、チーム医療の成熟が感じられました。５分～１０分のカンファレンスであっても、事前の情報交換、各職種の「役割」論的相互理解、カンファレンス後の対応を含む全体のチーム医療が重要であることがわかりました。カンファレンスは方針決定という結論ではなく、治療推進や議論の出発点・きっかけと考えるべきですね。

17:30～（19:30ごろまで）　懇親会
会場：　兵庫医科大学10号館10Fレストラン「リビエール」

いつもながら盛り上がる懇親会のため、集合写真はお忙しい先生方がお帰りになった後になってしまい申し訳ありません。先崎先生のリクエストにより、阪神タイガースのはっぴをご用意させて頂きました。先生念願のショットです。教育研修病院のほかに、大阪南脳神経外科病院、甲西リハビリテーション病院、有馬温泉病院等の先生方も参加され、懇親を深めました。

参加費：セミナー：１,０００円　懇親会：２,０００円
教育講演は日本リハビリテーション医学会認定単位　1単位取得可能です。

第１回関西コンプリヘンシブ・リハビリテーションセミナー

リハビリテーションは臓器別の医療ではなく、包括的（コンプリヘンシブcomprehensive）・全人的医療です。本セミナーでは、包括的リハビリテーションを語るに相応しい講師、あるいは、包括的リハビリテーションに重要な概念を御教示頂ける講師をお招きし、この素晴らしいリハビリ医療が根付くようための啓発活動をしていきたいと考えております。
記念すべき第１回セミナーでは、国立国際医療センターの藤谷順子先生に「呼吸器疾患症例のリハビリテーション」を御講演頂きました。藤谷先生は、東京都リハビリテーション病院で、道免和久（兵庫医大病院）、川上寿一（兵庫医大篠山病院）と一緒に仕事をした仲間です。その頃から、藤谷先生のパワーは存じ上げておりましたが、さらにパワーアップした積極的なリハビリテーション医療の展開に、会場一同が圧倒される形になりました。
また、後半では今年から展開しております私達のプロジェクト協力病院（古い言い方では、いわゆる「関連病院」）の各専門職をパネリストにお願いし、『リハビリテーション医療におけるチームアプローチ』についてパネルディスカッションを行いました。各病院から、リハビリ医が着任したことによるチーム医療の円滑化、スタッフ間のコミュニケーション上の問題点、専門職の役割の問題などが発表され、有意義な議論をすることができました。
毎年、このような形での発信を行いたいと思いますので、御期待下さい。　（道免和久）

日　時：2003年7月5日 (土) 15：00～18：00
会　場：兵庫医科大学　9号館5F 9-2講義室
講演内容：「呼吸器疾患症例のリハビリテーション」
　　　　　　国立国際医療センターリハビリテーション科医長　藤谷　順子先生
認定単位：1単位

多職種の方が多数集まりました。

各病院の各職種からなるパネルディスカッション
（協立脳神経外科病院ST、三田市民病院PT、第２岡本総合病院OT、協立リハビリテーション病院MSW、兵庫医大篠山病院看護師、兵庫医大リハビリ医）

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