
BoutReviewといえば、ゲイじゃない男の専門誌だと皆さん思っておられるのではないだろうか。扱う素材はアレだし、ページのレイアウトもあんなんだし、なんて。だいたいHP主がエスコートガールの写真貼っつ けて大喜びしてるんだから
「自分は女ッ気ありませんッ、押忍!!」
と宣伝しとるようなページであるなあ、と私ゃ常々思っている(編集長の個 人的な女関係はまた別の話である)。(編集長注1、要らんことは書かんでよろしい。(^_^;))
だが居るんだね、意外と。ファイティング・フォーラムにも複数の登録が あるし、昨年のTofJ中軽量トーナメントのカメラマンは女性だったりする。
第一 私が女だ。
え?だからどーしたって?
いや、遺憾だなあと思ってさ。ショップだって何だって、OLが気軽に寄 れなきゃ繁盛しないじゃないの。頼むからレイアウト変更しましょうよ、編集長。 人の原稿ボツにするばっかりが能じゃないでしょうが。
「なあリングスの追っかけ日記書かへんか−?」
編集長である無頼庵氏からそう持ちかけられたのは昨年の6月頃だったろ うか。
毎月リングスの試合会場で会って、くっちゃべってるうちになんとなくそ ういう話になった。まあいい年こいた女がリングス追っかけて毎月地方に行ってる ってのも尋常ではないんだけどね。好きなものについて書きたいなぁと思っていた 頃だったので迷わず乗った。
んだが、送っても一向に掲載されない。しびれを切らして無頼庵氏に聞く と「んーなんかキレてなくて面白くない」などと抜かしやがる。 じゃあってことでブチ切れて書いてやったら「おもしれ〜」と大笑いしたくせにや っぱり載らない。今度の理由は「ビジュアルがないから」である。くそったれ。あんだけ試合会場でばかすかフィルム使って るんだから風景写真の一枚でもついでに撮っておけよ。
Bout Reviewに取材認可が降りてからは、なんでだかスタッフとなる。WOWOW のインタビュー収録のときにテレコ回せばいい、という話だったのに、いざバック ステージに入ると逆上して勝手にインタビューを取ってきてしまうこの性格が災い した。しかし、そうやって取ってきたインタビューがばうれび誌面になかなか反映 しない。だってさあ、インタビュー録音してるとさあ、次の試合が見られないのよ ー。私だってさあ、試合見たいのよぉ。「誌面の構成上」全部を載せるわけにゃあ いかんという理屈はわかるけどさぁ。だが、情が許さん。(編集長注2、たしかに没にしたのは事実だが何回かは載せてる はずだ。人聞きの悪い。)
なんで飛行機乗って遠征して、働いた挙句ボツになんのよ。え?</ FONT>
ということで、ボツ供養も兼ねて今回好き勝手書かせてもらうことにした 。
一部文脈がおかしく思えたら、それは私がアホなのと、編集長の入れた検閲の跡である。どれがどっちなのか、推測してみるのも楽しかろう。(編集長注3、ごらんのとおり、ほとんど野放しである)
<供養その1:クリストファー・ヘイズマン、耳血の謎>
1997年10月25日 リングス 東京大会。この日はワールドメガ バトルトーナメント大会の1回戦。トーナメント初参加選手を中心に、入場式前に インタビューを行う。
クリストファー・ヘイズマン選手に、バトルジェネシス(10月14日後楽園 ホール。アレクサンダー大塚選手と対戦)のときのことを聞く。試合途中から様子 がおかしくなったようだが、と聞くと、
「試合中に、頭部に掌打をもらって、それから体のバランスがおかしくなった。試合後は耳から血が出ていた」とのこと。
その場で耳に指を突っ込んで見せてくれたら、その指にもうっすら血がつ いていた。わずか二週間後の当日はまだ完治していなかったようだ。本人もその試 合に悔いが残るらしく
「あの日の試合が私の実力の全てではない。それはファンの人に わかってほしい。大塚選手とはぜひリマッチしたい」と真剣な面 持ちで語ってくれた。
ここんとこ成長著しいヘイズマン選手であるが、その実は・・・って別に ろくでもない奴なんかじゃなくて、この日もきれいな奥さんが来ていたし、試合の 翌日には父ちゃん母ちゃんと一緒に東京タワー観光をするというア ットホームないい人なんである。女性ファンのヘイズマンマニア(略称:へずまに )が急増中なのもうなずけるところだろう。
<供養その2:リー・ハスデル@丙午の男>
次にイギリスから参加のリー・ハスデル選手にトーナメント初 参加の抱負を頼んだ。「トーナメントに参加できてとても光栄に思っている。もちろん 頑張りたいと思ってるんだけど…でも勝ち進むのはちょっと難しいかなあ、という 気もする」というそんなことでえーんかお前!と突っ込みたくなるような答 えをもらう。でも堅くなりすぎないでいるというのはいいのかもしれない。< /B>
ちなみに彼のジムでは総合の技術を教えていて、プロになれそ うな選手も何人かいるとのこと。ジムでインターネットのページを持っていて、Bout Reviewの名刺を渡したら「英語もあり?」と聞かれる。反射的に「いえーす」と答えたのだが、 あれ、あったっけ? ちなみにそのホームページ、リングス公式ページとはリンク 張ってないそうな。
<供養その3:ヴァージン・アイランド産山猿亜種?>
1997年11月27日 バーリトゥードジャパン プロフェッショナル修斗の大舞台だ。実はこの日まで「修斗の大 会は演出が貧乏くさい」という偏見を持っていたのだが、それが間違いであったこ とを知る。いやあ、気合の入ったいい大会だった。この日インタビュー録音はいわ せ氏とつえ嬢が専任だったのだが、休憩時間にインタビュースペースを覗いてみる と、秒殺デビューを飾ったカーロス・ニュートン選手がポーズを取っている。席につこうとするところにデジタル カメラを向けると、こっちに笑顔を向けてくれるじゃないの。か、かわいい。この笑顔一発でお姉さんはKOである。まったくノーマークだっ たため、思わぬ拾い物をしたような気になる。
しかしこの笑顔を収めたデータは、後日デジカメを見せびらかしていたと きに操作ミスにより消去される。怒りたかったが、そいつには大いなる借りがあっ たため、泣く泣く諦める。うう。 次回ニュートン選手が出る大会は絶対行くぞ。 既に各雑誌に載っているが、彼は「宮本武蔵を超える選手になりたい」という目標をはきはきと答える、今時珍しい天然好青年だ。サバ イバル柔術というものは、どんなもんだかよくわからないのだが、意外とコマンド サンボに近かったりしたら、リングスでも面白いかもしれん。
<供養その4:「"チイサイアシー"by モーリス・スミス」>
次にインタビューに答えていたのが、佐藤ルミナ選手。 元々チェック済みではあったらしいが、つえ嬢はこのインタビューを機に筋金入り ルミナファンに転身。彼の上腕三頭筋や腹筋を絶賛している。実は女子スタッフが けっこういるのはこういう特典があるからだ。別にミーハーな言動はしないのだが 、腹のなかはこんなもんだ、って言っちゃったけどいいのか。いいやな。
そのあとフランク・シャムロック選手が登場。取材する人間も多くてスペ ースを確保すんのが大変だ。私とつえ嬢は、フランク選手の足元にヤンキー座りし てインタビューを録っていたのだが、その最中になにやら笑い声が響く。「あんだ ようっせーなぁ」という顔をして振り向いたら、つたない英語とつたない日本語で 漫才をやっていたのは、モーリス・スミス選手と高阪剛選手であった。ネタは「どっちがでかい足か」。柳沢選手、さすがにこれには参 加しなかったみたいだ。パンクラシストのプライドか。いや、そんなこと言ったら リングスはどーなる。そうだ柳沢選手はキックの試合もできる多才なんだから、漫 才ができたって悪くないじゃないか。
いや、いっそのことフランクも含めて「世界最強の玉川カルテッ ト」を結成するといいのだ。なんでカルテットが玉川じゃなくち ゃいけないのかはうまく説明できないが、強いのは確かだろう。前田選手より先に ラスベガス進出も夢でじゃないぞ。
こんな話が取材するたびあって、もう私の脳味噌には納まりきれない。最 近とみにババア化してるもんで放っておくと忘れる。自信を持って忘れる。別にそ んな話聞きたかねーよ、なら心おきなく忘れてしまうことにするが、もっと教えろ !なら、調子ぶっこいて余計なことまで書くかもしれない。 そろそろ新しい企画も始まるんで(まだ内緒)、そっち関係でも面白いこ とがあるかもしれないぞ。どーだ、読みたいか。読みたいならアクションを返して やってくれ。
ちなみに、タイトルの「うらばん(仮)」は編集長の強い希望であるが、 あくまで仮だ。私はあんまり好きではない。これじゃまるで私が裏でばうれびを牛 耳ってるみたいでイメージ悪いじゃないか。(編集長注4、ちがうのか?)「このタイトルにしろ!」つうのもあったら投書してやってくれ 。
では次回がいつになるかは不明だが、そのときまで、皆さま、ご きげんよう。ほほほ。