| リングスの一年はメガバトルトーナメント決勝で暮れ、オランダ大会という正月休みがあった後、3月のベイNKで明ける。バトル・ジェネシスが始まった今、この歳時記は些か崩れがちではあるが、それでも「新シリーズの幕開け」という役目にはかわりない。
新シリーズの名称は「ファイティング・インテグレーション」。様々な格闘技のリングス・マットへの融合・統合を意味するものだ、という。
この名前に相応しく、今年のリングスは、金原引光と山本健一という前キングダムの二人の選手の参入・統合から始まった。入場式のトップは気合い入りまくりの山健。そして、大会の開催宣言の後に金原の挨拶が行われる。「今日からリングスで闘うことになりました金原です。今まで自分が続けてきた練習の成果を全てリングスで出したいと思います」。ほぼ8割の入り(主催者発表は6,200人)となった会場に向けて、再スタートヘの抱負を述べた。
だが、新しく始まるものもあれば、惜しまれつつ消えていくものもある。今大会では、リングスの旗揚げ時からずっとレフェリングを担当してきた北澤レフェリーの引退が発表された。北澤氏のレフェリングを見られるのは今日が最後になる。
「91年、リングスの旗揚げの時、自分の新弟子時代を知っている北澤さんがいたことは、見守ってくれているようで安心しました」。暖かい前田の送辞の後、テンカウント・ゴングが鳴らされた。後を引き継ぐのは、同じくキングダムから移籍した、和田良覚レフェリーである。
リング上での両者の握手。バトンは若い世代に手渡された。 |