98・1・28

KINGDOM「RV−G」

後楽園ホール大会
レポート:がんた

なお、安生洋二選手、高山善広選手は欠場。

垣原賢人、B・J・スコット、ジョン・アルべス選手も欠場ということでカードが一部変更された。

第1試合 15分1本勝負 ニコラス・スタークス[185cm,94kg][--] ×豊永稔[180cm,87kg] [EE] 4分2秒 腕ひしぎ逆十字固め

 豊永選手は垣原選手の代理。早々にグランドで豊永選手のバックを取るニコラス選手。首を極められ豊永選手が最初のEを。再びグランドでバックを取り攻めるニコラス選手。足首固めを極められEの豊永選手。グランドではニコラス選手が圧倒している感じ。ガードから腕を極めようと狙ったニコラス選手がそのまま十字を極めて。

第2試合 15分1本勝負 マーク・ホール[183cm,88kg][E-] ×松井駿介[177cm,90kg][-E] 5分47秒 チョークスリーパー

 タックルを狙うが潰される松井選手。上になりコントロールするマーク選手。しかし足をとってEを奪う松井選手。次のグランドでは、松井選手が上になり、腕を極めるチャンスもあったがそれを逃してしまい、逆に首を極められてEを。5分経過後、グランドでバックを取ったホール選手がスリーパーを極めて。

第3試合 20分1本勝負 ×ダニエル・ロぺス・ロドリゲス[175cm,86kg?][EEEE] 山本健一[182cm,93kg][----] 2分43秒 ダブルリストロック

山本選手のパンチをくぐり、タックルを狙うロドリゲス選手。そのタックルに対し、ガードの体勢を取る山本選手。そのうえ、ロドリゲスは短躯であるにもかかわらず、かかと落としなどの大技を繰りだすので、簡単にタックルをくらってテイクダウンされてしまう。ここからあっというまに腕ひしぎを2回も極めてEを奪う。続いてアームバー、首と攻めて連続してEを奪い、最後にリング中央で腕を極めた山本選手の圧倒的な勝利。ロドリゲス選手いいとこなし。

ここで休憩。

第4試合 20分1本勝負 ×ラリー・パーカー[182cm,98kg][0E0D] 桜庭和志[180cm,94kg][0E0D] 5分48秒 T.K.O.

 右膝にテーピングをしている桜庭選手。タックルを潰すパーカー選手がバックを取り首を狙うが、桜庭選手がバックを取り返す。その右腕を極めようとする桜庭選手。それをこらえてスタンドになるパーカ選手。グランドに引き込んだ桜庭選手が下から腕ひしぎをねらうが、パーカー選手はこれを耐え、逆にバックを取る。が、回転しながらアームロックを極める桜庭選手、パーカー選手は耐えていたがレフリーがストップをして桜庭選手の勝利。

第5試合 20分1本勝負 ×リック・ルセーロ[172cm,80kg][0E0D] 金原弘光[178cm,93kg] [0E0D] 4分55秒 ダブルリストロック

 打撃で攻める金原選手。ルセーロ選手は蹴り足を取り密着するが、金原選手が上をとりグランドに。しかしこれはロープ際でブレイクになる。足をとって倒そうとするルセーロ選手のバックを取り、金原選手が首を狙うが、これはルセーロ選手が逃れる。しかしなおもグランドで攻める金原選手、リングの中央にコントロールしていき腕を極めて勝利。

金原選手インタビュー

「(ルセーロ選手は)すごい力が強い選手でした。僕はキングダムを守っていくつもりです。僕もプロレスラーは強いと言うことをいっていきたいと思います。応援よろしくお願いします。」

試合後、なかなか帰ろうとしない観客。

しばらくすると安生選手がリングに立つ。

「これからもキングダムは今年中、今年中じゃねえや(笑)、これからもキングダムは戦い続けます、よろしくお願いします」

まだ納得しない観客。すると桜庭選手がリングに上がる。

桜庭選手

「これからもキングダムは続きます。キングダムのリングにあがります。近いうちに記者会見しますので。これからもキングダムをよろしくお願いします。」

まだまだ納得しない観客。

結局、全選手がリングにあがることに。

ここから安生選手のワンマンショー的な一人喋りが始まる。会場はしばしば笑いに包まれるが、その中で発せられた一言

「高田延彦は今後キングダムのリングに上がることはありません」というのが今回の騒動の真相か?

漫談のあと、山本選手、松井選手、豊永選手が一言づつ挨拶。

最後は鈴木健が挨拶。

内容は、キングダムは今後も存続するが、高田問題については、彼年来の夢であった自分のジムを持ち、今後キングダムにあがることはないだろう・・・と熬った程度にとどまり、高田の今後についてはあいまいに言葉を濁した(プロレス界は一寸先は闇だということらしいが)。

高田離脱問題に関する補足メモ  井田英登 

 結論として今日わかったことは高田選手個人がキングダムと袂を分かったということ。そして、一緒にキングダムを離脱したように伝えられていた他の若手3選手は、今後も継続してキングダムのリングに上がっていく意志があるということであった。結局、桜庭達の扱いはキングダム本体との選手契約を打ちきって、高田個人のプロモーションへ預かりとなったという感じだろうか。今後、他団体ヘの出向的な参戦はあっても、キングダムへの出場はこれまでどおり可能なようだ。ただ、怪我による欠場と伝えられる垣原や高山、そして佐野などの動向が不明なままなのは気にかかる。

 また、別ニュースソースからの情報によれば、高田は既に世田谷区の三軒茶屋にジム物件を確保しているということである。どうやら、桜庭のコメントにあった記者会見とは、このジム開きの会見のことのようだ。キングダム本体については今後の興業の予定は立っていないようだが、非公式には三月あたりに次回の興業を考えているらしい。