Longyearbyen (SNSK) | 大牟田 (三池) | |
炭層厚み | 80cm (Gruve 3) 程度, 160cm (Gruve 7) Svea では最大 5m | 厚いところは4m 以上 |
炭層位置 | 山の中腹にあり、水平 | 大部分は海面下 (三川鉱 350m, 四山鉱 600m くらい)、地上から海面下に向かって緩傾斜。 |
採炭方式 | 残柱法 (Room & Pillar)。 石炭採掘後には残しておいた石炭の柱が天井を支える方式。柱として残す部分が多く、採掘できるのは、一般的には、全体の半分以下。 | 長壁式 (実収率高いこの方式に、試行錯誤の末に行き着いた) |
採炭機械 | コンティニュアスマイナ Gruve 3 では、人力採炭あり。見学コースになっている | コンティニュアスマイナ, ホーベル + (鉄柱 or カッペ → 自走枠) → ドラムカッター |
年間採炭量 ('90) 古いが、比較できる年代ということで | 12万3千t (Gruve 3) 15万6千t (Gruve 7) | 214万t |
発熱量 (kcal/kg) | 7,700 (Svea での値) | 8,150 |
元素分析値 (%) | C 84.5, H 6.1, N 1.2, S 1.1, O 7.1 S はやや多い (他の産地では 0.7% 以下が多い) | |
炭鉱内労働者数 | Gruve 7 では 20人 うち 12人でコンティニュアスマイナ運転。 | |
グループ労働者数 | 230人 | 1,793人 ('92 の三池) |
街の人口 | 1,300人くらい | |
労働者あたり生産量 | 4.1t/人・シフト 欧州炭鉱は 1.8 〜 2.3 の由 | |
坑夫の年齢 | 19歳以上のみ採用 退職は 65歳 (60からも可) | |
坑内の鉄道 | 機関車の種類は架空線式だけ? 人車も水平式だけ? | 機関車は架空線式の他、蓄電池など、使用場所によって分かれている (筑豊ではもっと多種類)。 人車も斜めの坑道ではケーブルカーのように斜め。 |
完成 | 26th June, '83 |
建設費 | 190百万 NOK |
床面積 | 2,000m2 |
運営 | Svalbard Samfunnsdrift (SSD) |
ボイラー数 | 2基 |
蒸気発生量 (2基のボイラーで) | 40t/h |
消費石炭量 (時間当たり) | 4t/ボイラー/h (最大負荷時) |
消費石炭量 (年間平均) | 2万5千t/y (Gruve 7 生産量 6万t/y のうち) |
消費石炭種類 (あおやま 注) | Gruve 7 から採掘された 1種類 |
発電所出力 | 5MW |
年間発電量 | 40GWh (この街に供給するにはこれで十分) うち発電所運転のために 6GWh 使用 |
年間発熱量 (街の暖房システムに供給) | 40GWh |
ボイラ 2基で発生させた蒸気のうち | (平均) 24% は発電所のタービンへ (上記発電量を得る) |
24% は汲み上げた海水と熱交換し、それで得られた蒸気を街の暖房システム配管に供給。 | |
せっかく作った質の良い蒸気なのに、残り約半分は海に捨ててしまうようです。 | |
非常用ディーゼル発電設備 | タービン破壊時に備えて 4基あり。6MW。 わずかに軽油漏れ有。環境問題になっている |
燃焼方式 | ストーカ焚 | 気泡型流動床 | 循環型流動床 | 微粉炭焚 |
ボイラ容量 | 130t/h 以下 | 10 〜 200t/h | 50 〜 600t/h | 50 〜 3,000t/h |
炭種への適応性 | 限られる | 大 | 大 | 比較的大 |
燃焼効率 | 90 〜 94% | 90 〜 96% | 99% + | 98 〜 99% |
ボイラ効率 (低位基準) | 80 〜 88% | 85 〜 90% | 90 〜 93% | 〜 93% |
所内動力 (蒸発量 ton 当たり) | 2.5kW | 12 〜 13kW | 12 〜 14kW | 6 〜9+ (2.5 〜 6kW) 脱硫装置付 |
運転可能負荷 | 30 〜 100% | 50 〜 100% | 30 〜 100% | 35 〜 100% |
SO2 除去率 (90 〜 95%) | 燃料中 S分による | CA/S = 2.5 | CA/S = 1.5 | 脱硫装置 |
NOx ppm | 200 〜 300 | 150 〜 250 | 50 〜 150 | 100 〜 150 (国内炭) 150 〜 200 (海外炭) |
CO ppm | 50 〜 100 | 200 〜500 | 50 〜 150 | 50 〜 100 |
実績 | 多数 | 多数 | 増えつつある | 多数 |
一般的な使い分け (本文) | 効率は若干低いがターンダウンが大きく、負荷応答性に優れており、建設費の安い小容量ボイラ向き | 比較的新しい技術であり、燃料に対する適応性が広く、石灰石による炉内脱硫が可能。今後の新しい機種として期待されている。 | 石炭ボイラの中で技術的に最も確立されており、信頼性が高く、中大容量向き |
事業者 発電所 | 発電所出力 (MW) | タービン | ボイラ | 石炭消費量 (万t/y) | 特徴 | ||
蒸気圧力 kg/cm2G | 出力 (kW) | 形式 | 蒸発量 (t/h) | ||||
電源開発 (株) 松浦火力発電所 (注) | 1,000 | 255 | 1,000,000 | 放射再熱式超臨界圧貫流 | 3,170 | 224 | 国内初の単機 1,000MW 石炭専焼火力発電所 Mar., '86 本館着工, 29th June, '90 営業運転開始 16炭種に対応 |
三菱化成 (株) (当時) 黒崎工場第1発電所 | -- | 140 | 62,000 | 循環流動床水管 単胴自然循環 | 250 | -- | June, '91 完成目標, 広い使用炭種, 重油, コークスガス混焼 |
三池の教科書 坑内の一般知識を紹介している頁。これは参考になる。
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