Nybyen

谷 (Longyeardalen) の最も奥にある集落です。
鄙びているが人の息づかいが脈々と感じられます。
[Nybyen from the front of the town] [Nybyen from the back of the town]

左写真は 集落の入口から見た Nybyen。一番手前右の緑色屋根の建物は、Galleri Svalbard。ひとつ飛んで後方の辛子色の建物が "Resepsjon" (大きい写真は 11kbytes )。
右写真は 集落の一番奥、もう建物も途切れたところから見た Nybyen。正面にAdventfjorden と対岸の山。左端に小さく見える空色の建物が "Huset" (大きい写真は 12kbytes )。

Mine 1b, 2 での採掘に携わる坑夫の住居地として 5棟が '46 に建てられたのがこの集落の始まりです。戦後復興のせいもあるのでしょう、'48 までに、いろいろな設備が急に整えられたようです。
現在は、往時の坑夫の住居は Guesthouse, youth hostel, 臨時の労働者の住居として使われているようです。確かに、fjord に近い "town center " と比べると、少しくたびれた建物群ですが、 "鄙びた街並み " とも言えそうです。
試みに一軒の建物の玄関に立つと、郵便受けかと思った箱は fuse box に過ぎず、一部には長期間住んでいる人 (と思う) の表札 (紙が挟んであるだけのようだから、名札といった方がいいかもしれない) がありました。
建物の前に snow mobile がたくさん並んでいるのも、こういったところならでは、の風景に思われました。建物の目の前には、ゴミを回収する大きな缶が置かれていました。タンクローリー車 のタンク部分だけを切り離したような形で、紙, ガラス, アルミ缶と分別収集しているようでした。
さて、これらの建物を guest house として扱っているためでしょう、Spitsbergen Travel 社の Resepsjon の看板の掛かった建物に行き当たりました。 点在する宿泊設備の総合受付のようなところ、と見受けられました。貸自転車業 (ミニバイクもあるみたい) も営んでいるようです。入口でオニイサンがうろうろしていて、こちらに挨拶してきました。よほど手持ち無沙汰だったのでしょう。
この受付への上がり口のところに、鉢植えの松が日に当たるように置かれていました。日本なら、盆栽か、ですが、ここはなんといっても「木のない」土地です。育てている人の木への愛着が感じられました。

この集落の入口には「Galleri Svalbard」があります。元はこれが Svalbardbutikken の建物 ('48 〜) でした。現在は絵、Svalbard の古い地図や本のコレクションがあるそうです。興味は惹かれましたが、私が訪れたの休館日でした。

お役立ち情報


[Access Counter]

[UP]Longyearbyen を歩く

[UP]Svalbard 旅行の目次

bluemt@lib.bekkoame.ne.jp
Last Modified : 18th July, 2011