Longyearbyen のスーパーマーケット

[New][next]Dec., '03 版

Svalbardbutikken は平屋建てですが、日本での あおやま の近所のお店なんかよりもはるかに巨大で、およそ日常生活に必要と思われる物は何でも扱っていました。
[Entrance of Butikken]Butikken の入口。画面左端の看板には、butikken のシンボルマークと共に「おみやげ」の文字と、入口を示す矢印 3本。(大きい写真は 18kbytes )
玄関前の広場に向かい合うようにして LOMPEN もあって、こんな狭い町にお店がたくさんあってどうするんぢゃ、という感じでした。
さらに、ここ Butikken を起点に南の方へ、車が入りにくく、散策しやすいように道が伸びていて、両側にお土産屋さんが軒を並べていて、「お買い物通」か「Svalbard 銀座」といえるでしょう。


さて、Butikken の中に入ってみれば、
[Floor of the shop]
  1. 冷凍食品
  2. 麺類, 乾物
  3. 調味料 (醤油もここ)
  4. ジュース等の飲み物
  5. お菓子とパン
  6. 煙草 (免税)
  7. レジ
  8. 入口は全面ガラス張りの部分。お買い得品の展示。
  9. 新聞
  10. 絵葉書等。ガイドブック, 図鑑
  11. おもちゃ。ゲーム機もそのソフトも多数。
  12. 衣服, outdoor goods
  13. 宝石。アザラシの毛皮もここ。
  14. 化粧品 (免税)
  15. 電化製品
  16. (免税, 区切られた売場)
昔は、特に野菜等の入手は自由ではなく、いろいろ制限があったようですが、今日こうして butikken の売場を見る限り、品揃え豊富で、既述のように、Norway 本土や日本と変わりないように見えます。

1. 食品類

店の左手奥には、食品関係。冷凍食品、パン、乾物、調味料、麺類…。ここで生活しているならば、さらにいろいろ気になることがあったはずですが、ホテルで数日過ごすだけなので、あまり注意が向きませんでした。野菜がどうなっていたのか、とか重要なのですけど、どこに野菜売場があったのかさえ記憶にありません。肉や魚も売っていたはずですが、売場の様子が記憶にないのは同様。

2. 麺類, 乾物

カップヌードルも袋入りのインスタントラーメンも売っていました。韓国製で、外袋に印刷された写真は、ハムにしたら美味しそうな東洋人のコックが白い服を着てにっこりしているものでした。袋入りの方は塩味、醤油味、?味 と 3種類ありましたが、カップ麺の味の方は 1種類だけのようでした。割箸まで一緒に置いてありました。カップ麺 (KOPP-NUDLER MR. LIFE 65g, NOK10.40) を買い、既に満杯のスーツケースに押し込んで、帰国しました。カップが変形していました (なんでこんな苦労をしてまで…)。 あおやま 自身はインスタントラーメンを食べないので、昔の同僚の女性に食べてもらいました
以下、彼女からの mail を引用
>>そうそう、以前に頂いたカップラーメン,ついに試食してみました。
>>おいしかったですよー。
>>醤油味で、スープの粉末の臭いは日本のと似ていましたけど、
>>味は少し薄めでした。日本のだったら蒲鉾みたいのが入ってますが、
>>向こうのはさすがに丸い形でした(味は同じだった)。

3. 調味料

調味料の棚にはキッコーマンの醤油の瓶 (日本で見かけるのと同じ円錐に近い形, 赤いプラスチック製のキャップまで同じ) は 「KIKKOMAN SOYA SAUS, 150ml, NOK 22.40」でした (流石に日本で買うのよりは高い )。

4. ジュース等の飲み物

ジュースを安売りしていました。
奥の方はコーヒー豆等。

5. お菓子とパン

入ってすぐ正面。 ガム, キャンディー等のちょっとしたお菓子が並んでいる様子は、欧米でよく見かける光景。
お土産用のお菓子も売ってましたけど、チョコレートを買って帰ろうにも、日本は真夏ですからね、断念しました。

6. 煙草

その手前 (入ってすぐ左手) は煙草。どんな物が並べられていたかはわかりません。煙草も免税で、本土と比べると断然お買い得のはずです。

7. レジ

[Register of Butikken]Butikken のレジを店外から伺う。(大きい写真は 24kbytes )
商品に付いているバーコードを読ませるだけ、という、日本のうちの家の近所のスーパーと同じ方法。
買い物の中身だけをベルトの上に乗せる決まり、と教えていただきました。そういえば、Norway 本土のスーパーマーケットでも同じようなきまりだったような気が…

9. 新聞

新聞も Times, Daily Telegraph がちゃーんと置いてありました。あれ、Svalbardposten はなかったような気が…

10. 絵葉書等

その近くで絵葉書など売ってました。絵葉書は museum で5NOK で売っていたのと同じものが、ここでは 4NOK だったりしました。

地図, ガイドブック, 図鑑類もこの辺りに置いてありました。

T-シャツ, トレーナー, ガラスや陶器の食器 (コップや皿)。
このあたりは、生活必需品をお土産品にもできるように、という感じでした。
お皿の会社は PORSGRUND というあおやまは聞いたことがない、本土の会社のものでしたが、北極熊やキツネ, 鳥のデザインがかわいく、全体として洗練された印象です。

11. おもちゃ

その隣で、ぬいぐるみ, 子供のおもちゃ。
そのような古典的なおもちゃだけでなく、PlayStation, Nintendo64, Game Boy Color も売ってましたし、ゲーム攻略本 (雑誌), ビデオソフトも並んでいました。
Railroad Tycoon II やSimCity 3000 など、前 version のゲームを極めた あおやま としては、思わず見入らざるを得ませんでした (いずれも Windows 用で、こんなところで買って帰っても、 あおやま のおうちの machine は68030 を頭脳とする Macintosh)。
このコーナーの奥では、ゲーム攻略本 (雑誌) が並んでいました。

12. 衣服, outdoor goods

一番奥は、セーター等の衣服, その隣は outdoor goods (登山用品は充実しているように思われました)。 スーツケースなんかもこのあたりでした。
トイレットペーパー, 生理ナプキン, 紙おむつは日本で見かけるのと同じでした

13. 宝石

中央の宝飾売場では、なにやら "ひかりもの" を扱っていたようですが、 あおやま はまーったく興味がないので、うちの近所のイトーヨーカドーの中にある専門店, 銀座, 新宿のお店に並んでいるものとの区別は付きませんでした
宝飾売場と衣類売場の間でアザラシの毛皮を売っていました。前年 Greenland の Ilulissat では目の前で手頃なのを他人に買われて、手に入れ損なっていたので、惹かれて見入ってしまいました。子供だけど、あ、いーなー、と思ったら、1,000 NOK でした。ちょっと手が出ません。

14. 化粧品

入口近くの別に囲まれているところで化粧品 (LANCOME のポスターが目立つ) を扱っていました。売り場は広く、パンフレットの価格表も充実していて、免税品の特典を活かした売場と思われました。あおやま は興味がないので、近付きもせず。

15. 電化製品

電化製品の目玉は AV 機器のようです。
オーディオ製品は秋葉原に比べて重厚な感じの製品が並んでいました。広いお部屋で聴けるのだろうから、日本のようにせせこましくなく、また、製品もPhilips とかが多かったためでしょうか… (Onkyo とかもあったはず)。

オーディオ製品を扱っている横では、光ディスクが陳列されていました。 あおやま は会社に入って最初にやっていた仕事が「光ディスクのコーティングと接着」なので、引き寄せられるように近付いて行きました。
MD, CDR があるのは普通ですが、DVD-RAM があるに至っては 世界の最先端を走っているではありませんか… でも、その昔 あおやま が精魂傾けた MO はありませんでした。MO は日本では広まっていますが、欧米ではね、という状況がここでも確認されました。ちなみに、CDR やDVD でも、うちの会社の製品は全く見かけませんでした (〜 作ってるんですけど 〜 ^_^;)。TDK の CDR が650MB (74min.) で 22.9NOK / 枚, 10枚パックで 189NOK (ちょっと高めか?)。
カメラ, ビデオカメラ, 電話機, 電子レンジも秋葉原や新宿と変わりません。扇風機はありましたが、さすがに冷房を謳い文句にしたエアコンはなかったようです。
ビデオカメラは、Sony と思えばまず間違いはなく (Sharp とかは見かけなかった)、普通のカメラも日本製が多かったようです (Canon, Minolta …)

乾電池のところには Panasonic 製品が並んでいました。Butikken のパンフレットにも Olympus のカメラと並んで、アルカリ単三乾電池の広告を出しています。

近くではカメラのフィルムも売っていました。フジフィルム ASA400, 36 枚撮りで 59NOK、ASA800, 24 枚撮りで 39NOK。(LOMPEN には DPE 屋さんがあり、そこでもフィルムは扱っていました)

16.

隅の区切られた一角でお酒を売っています。この区画の出入口には低いバリアと、レジのような台があって、おばさんが番をしています。
区画内に入れば、ワイン, ウイスキー, ビール … と、各国製のこれまた豊富な品揃え。とはいえ、日本酒やウォッカは置いてなかったような気がします。
お酒をこの孤島まで運んでくるのは大変だからでしょう、お酒の販売には独特の規則があります。
24時間以上 Svalbard に滞在する旅行者は、量を限ってお酒が買え、その時に航空券を提示する必要がある、というものです。
現地で生活する人にも買えるお酒の量には制限があります (1 〜 2カ月につき、観光客の 1回分程度、らしい)。
これは 街のパンフレットにも、butikken のパンフレットにも書いてあることなので、私は買い物するときにちゃんと航空券を準備して出かけたのに、75cl のワイン 1本しか買わなかったせいでしょうか、受付のおばさんに瓶を示したのに、行け行け、と篭に瓶を戻して手を振り、結局、何の検査も受けませんでした (電話中で面倒だったからかもしれない)。
酒は免税で、ここはNorway 領ですが、Svalbard から Norway 本土に帰るとき、Tromsoe で税関検査があり、この時の免税範囲は外国から入国するときと同じです。
Barrow (Alaska) では冬の極夜の間、住民が部屋に篭もって酒を飲み過ぎて事件を引き起こすといけないから、町中が禁酒

この店は、 NORDPOLET A/S という別会社組織のようです。 最近位置が変わったようで、July 2, 1999 版 Svalbardposten nr. 25 の 4面に記事が載っていました。が、「お客さまに利用しやすくするために移動」という内容らしいのですが、辞書と首っ引きでも、記事の Norwegian を意味の通る日本語にできませんでした (~_~;)。
ちなみに、この面の右下には Lompen の店から 10,000 NOK のカメラを盗んだ観光船の英国人船客が捕まった、高価物品盗難防止策を推進中、という記事が載っています (これは意味が分かりました)。


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Last Modified : 18th July, 2011