ホテルの近くで northern light を見る

2 月 24 日 (火曜日)

[Northern light on the airport]
空港設備上空の northern light
(大きい写真は 13kbyte)。
右端のスロープのようなものは、空港の gate 1。中央は滑走路区画で、左端の蒲鉾型の屋根が光っているのは格納庫。

Restaurant で dinner の 3 種類の Greenlandic meat (ジャコウ牛, トナカイ, 鯨) を楽しんで、部屋に戻って一服してから、出かけることにしました。
装備だけは整えましたが、気力の方が付いてきません。前日の寒さに懲りたせいもあるし、dinner の wine のせいもあるでしょう。丘の上まで行くのは諦めて、hotel 1F 東端の出口付近に陣取って待つことにしました。Hotel の建物の南側 (空港側) ではそんなに灯が強くないので、建物の陰でなんとか写真も撮れるのではないか、と考えたからです。
この hotel の 1F は東端と中央北側に直接道路に出られる裏口のような出口があって、施錠されていないので、終日自由に出入りできます。一方、hotel 東端の内側は、2F から下りてくる螺旋階段があって、その階段下の 1F の部分は広くて、ものを短時間置き、寒さを凌ぐため一時退避するのにとっても適した場所でした。
Northern light が出ている間はカメラをいじくり回し、消えてしまったら、カメラはそのまま屋外に出しっぱなしにして (結露を防ぐため)、hotel の中へ戻って待機、時計をにらみつつ、5分毎に外へ出て空を見上げることを繰り返しました。好きでやっているわけですが、5分後に外に出るべき時間が来るのが段々早くなってくるように思われました。これだけ手抜きして空を見ているのに、寒さは堪えました。「Hotel の中へ戻って待機」と先に書きましたけど、寒さが身に沁みて、hotel 内に逃げ帰ってくる感じでした。
しかし、この夜は結局大きな northern light は出ず、このページ最初の写真のものが最も明るい状態でした。

2 月 26 日 (木曜日)

Hotel の食堂は南側の滑走路に面した方にあるので、その窓際に席を占めると、食事をしながら northern light を楽しむことが可能です。「出た」からといって、食事を中止して外へ飛び出して写真を撮りに行くわけにはいかないでしょうが。
この日、Grilled shrimp と lamb chop にイタリア赤ワインを楽しみつつ、northern light が現われないか、空に注意を払っていました。が、2100 頃 〜 2300 過ぎまでの食事中には空は明るくなる徴候さえ示しませんでした。

Hotel の構造に関する補足

Hotel の 1F の出口は既述。
Hotel 2F 西端にフロントがあって、その先の自動扉を開けたところに空港の搭乗口, check in カウンタがあります。フロント前の自動扉も、もちろん終日出入り可能ですが、深夜にはカウンタは無人で、その奥の事務室に職員がいるだけなので、自動扉が開閉する音がすると、職員が慌てて事務室から出てきます。あまりちょこちょこ職員を驚かせるのも悪いので、極力使わないようにしていました。自動扉の空港側に「UDE TEMPERATUR」なる温度計があって、それを見るときも、1F の出口から大周りして行くようにしました。
Hotel の建物の北側 (発電所側) は、発電所関連の灯が強すぎるし、hotel 東端出口北側に明るい照明があって、道路を夜中でも車が行き来するので、northern light 見物には適しません。

northern light は南の空に見える

オーロラ環は地磁気極を中心とする平均半径約 2,500km の円に沿って現われます。 現在の地磁気極は、Greenland 北西端の Siorapaluk 付近にあります。Kangerlussuaq は Siorapaluk から約 1,340km 離れているだけなので、オーロラ環の北側にあります。だから、通常の northern light は、当然、南の空に見えます。

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Last Modified : Oct. 10, 1999